当日配布資料(482KB)

One World One Health に
貢献する多機能乳酸菌
特許第5610472号:新規乳酸菌及び新規乳酸菌含有組成物
酪農学園大学 獣医学群
萩原 克郎
One Healthという考え方
• ヒトの健康
• 動物の健康
• 環境の健康
 相互の健康は全てが健
康でなければ成立しない
 相互が密接に関連し、
バランスが重要である。
 微生物叢という観点で環境の
バランスを整える。
 有益に働く微生物利用
動物の健康、人の健康は一つであり生態
系の健全性の確保につながるとする新た
な理念「One World-One Health」
[国際獣疫事務局(OIE)]
生体・環境のアンバランスによる
問題点
• ヒト
– 生活習慣病、感染症、薬剤耐性菌
• 動物
– 感染症、食の安全、抗菌薬の多用、薬剤耐性菌
• 環境
– 薬剤の環境汚染、産業廃棄物処理、環境汚染
(微生物、有害物質)
有益に働く微生物利用
ー従来技術とその問題点ー
• 機能性乳酸菌の培養コスト
– 特殊装置・温度管理
– 培地の選択性(資化作用)
• 効果・期待される活性
– 多機能性を有する菌株
– 整腸剤、免疫賦活剤、環境耐性
• 発酵材料を選ばない
– 産業廃棄物等の利用可能
• 適用範囲
– 動物・ヒト・環境に適応する乳酸菌
多機能性乳酸菌の条件
• 選抜された乳酸菌
– 環境耐性(pH、消化液耐性、低温増殖性)
– 増殖性(多様な糖を利用できる)
– 免疫活性化
• 乳酸菌と発酵物の生体投与効果
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腸内細菌叢改善
脂質代謝への効果
免疫機能への効果
炎症制御効果
• 生産動物飼料への応用
– 既製品との比較検討
RGU-Lp1株の特徴
• 乳酸菌と発酵産物の生体投与効果
– 腸内細菌叢改善
– 脂質代謝への効果
– 免疫活性化
– 炎症制御効果
• 生産動物飼料への応用
– 既製品と同等のサイレージ調整可能
本菌株は、機能性乳酸菌として個体の腸内細菌叢改善と免
疫バランスを調整する特徴を有し、家畜飼料への応用も可能
One Healthに貢献する
本技術に関する知的財産権
• 発明の名称 :
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新規乳酸菌及び新規乳酸菌含有組成物
出願番号:特願2010-141049
公開番号:特開2012-000093
特許番号:特許第5610472号
出願人:学校法人酪農学園
発明者:萩原克郎、石井智美、
岩野英知、森ゆうこ
お問い合わせ先
酪農学園大学
研究支援課 担当 新 政文
TEL: 011-388 -4130
FAX: 011-386 -1214
e-mail: rg-gakuj@rakuno.ac.jp