【資料7】 新庁舎における防災計画概要 【採用する機能・設備】 № 項 目 内 容 免震装置が地震の揺れを吸収し、建物は水平に緩やかに 1 揺れるだけとなる。これにより、建物が損傷しないほか、 免震構造 家具の転倒もなく、発災直後から円滑な災害対策活動を行 うことができることから、免震構造を採用する。 3階の市民安全課(防災担当)の近くに災害対策本部室 2 災害対策本部室 を設置する。災害対策本部室には、映像・音響設備等を設 置するほか、隣接して防災行政無線室等を設ける。 同一変電所内の異なる変圧器から、異なるルートで予備 3 電力の2回線受電 線を引き込むことで、変圧器の故障や断線の際にも、予備 線に切り替えることで電力の復旧が可能となる。 非常用発電設備を設置し、停電時には、災害対策本部室 4 非常用発電設備の設置 などの重要諸室や共用部の一部の照明のほか、住民情報シ ステムなどの基幹システムに電源を供給する。 5 電源自立型ガスエアコン の設置 バッテリーと発電機を備えた自立運転が可能なガス式エ アコンを設置し、災害対策本部室などの重要諸室では、停 電時においてもエアコンを使用できるようにする。 屋上に設置する高架水槽の貯水分は、停電時においても 6 高架水槽方式による給水 水圧により各階に給水できることから、高架水槽方式を採 用する。 7 非常用排水槽の設置 8 災害用備蓄倉庫の設置 下水道が途絶した場合に備え、汚水を一時的に貯留する 非常用排水槽を設置する。 災害対策活動に当たる職員のため、食糧や毛布等の備蓄 スペースを設ける。 新庁舎北側の公用車駐車場に消防団本部分団の車両の駐 9 消防団本部分団車庫等の設置 車スペースを確保する。また、地下に防火衣等の保管ス ペース及び簡易な打合せスペースを確保する。 【採用しない機能・設備】 № 項 目 内 容 新庁舎の屋上には設置するため十分なスペースの確保が 1 ヘリコプター屋上緊急離発着 場 難しく、また、荷重に耐えられる構造とする必要があるこ となどから、設置は難しい。 なお、埼玉県防災ヘリコプター及びドクターヘリの離発 着場としては、既に総合運動公園と新座防災基地が指定さ 1 【資料7】 れている。また、新庁舎駐車場についても、離発着に必要 な面積は確保されていることから、大災害時等の緊急時に は、離発着は可能である。 既に市役所第一駐車場地下に設置されており、また、消 2 耐震性防火水槽 防水利としては第二庁舎用の雨水貯留槽の活用も想定でき ることから、新庁舎には計画しない。 設備費が高額で、費用対効果が低いことから現時点では 3 蓄電池付き太陽光発電 導入しないが、今後、有利な補助金が活用できる場合や、 導入コストが下がった場合には容易に設置できるよう、あ らかじめ蓄電池の設置場所を確保した計画とする。 2
© Copyright 2024 ExpyDoc