食育だより2月

 河内中学校 2月号
2月3日は「節分」、4日は「立春」と暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きます。1年の中で一番寒
さが厳しいこの時期は、栄養バランスのくずれ、睡眠不足、疲労などが重なってウイルスへの抵抗力が
低下し風邪をひきやすくなります。体調を崩さないように注意しましょう。
首に巻かずにちゃんと食べよう!風邪予防にはやっぱりネギだった!
風邪をひいたら『ネギを首に巻け』というおばあちゃんの言い伝え・・・。
「ネギを首に巻く」が風邪に効果的だという言葉は、古くから根強く伝わっている知恵のようで、おばあちゃんに言われて試し
たことがある人もいるはず!私も小さい頃試された(!?)一人です。
ネギは風邪には効果的な食品ですが、首に巻いていても皮膚を通して体内に成分が吸収されることは考えられないそうです。
葱の効能は?
ネギには独特の匂いのもとである「アリシン」という物質には強力な殺菌効果があり、摂取することによって、のどや口の中の
風邪ウィルスの繁殖を抑えることができます。「風邪にはネギ」といわれるのは、アリシンの効果によるもの。生で食べると効果
抜群!喉が痛くなり始めたら喉の痛みを緩和してくれて、ウィルスの増加を抑制しさらにスタミナもつけてくれます。他にも
・白い部分は・・・血流を良くして体を温める効果があります
・緑の部分は・・・ベータカロテンが含まれており、免疫を高めてくれます。
・緑の部分のぬるぬるは・・・フルクタンという成分でウィルスの増加や侵入を防いでくれます。
風邪にはみかん?風邪にはビタミンCがいいって本当なの?
風邪を引くと必ず『風邪にはビタミンCだから』と、この時期はみかんを食べたりすることも多いはず!
しかし、風邪とビタミンCの関係については確かな証明がされていない。ビタミンCが体内に入ってからの働きが関係してい
るようです。
ビタミンC、みかんの効能は?
風邪ウィルスはまず最初に粘膜と接触するので、粘膜の新陳代謝を活発にしておくことが大切。ビタミンCは喉や鼻の粘
膜を強くして風邪ウィルスの侵入を防ぐ働きがあるといわれています。また、柑橘類にはビタミンCだけではなくいろいろな栄
養素が含まれています。
・抗酸化作用のあるβカロテン
・血液壁を強くし、ビタミンCの働きを助けるといわれるビタミンP
・シネフリンという物質も風邪に有効とされている。
豆の働きを知ろう!
2月3日は節分です。この日に豆まきをし、
その鬼打ち豆を今年もマメ(元気)で過ごせるようにと、年の数だけ食べる
習慣があります。これは冬の寒い時期、日本人に不足しがちなたんぱく質
を意識して食べようとした、昔の日本人の知恵とも言われています。 豆は
昔から日本人になじみが深く、行事や和菓子などにも使われてきました。給
食でも豆を使った献立を出していますが、苦手な人も多いようです。 豆の
良さを知り、積極的に摂るようにしましょう。
血や肉を作る
おなかの調子を整える
豆類には良質のたんぱく
質を作ります。
ごぼうやさつま芋よりも、食物
繊維が多く含まれています。
2月の献立
2月3日 節分メニュー
福豆が出ます。
2月10日 初午メニュー
栃木県の郷土料理
「しもつかれ」が出ます。
2月13日 バレンタインメニュー
チョコクリームが入った
米粉ドックが出ます。
歯や骨のもとになる
貧血を防ぐ
乳製品や魚介類と同じようにカ
ルシウムが多く含まれています。
鉄やミネラルがバランス良く含
まれています。