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News Release 平 成 27 年 2 月 9 日
消費者機構日本と旭化成ホームズ株式会社の裁判外の和解について
消費者契約法(平成 12 年法律第 61 号)第 39 条第1項の規定に基づき下記の
事項を公表する。
記
1.裁判外の和解の概要
(1) 事案の概要
本件は、適格消費者団体である特定非営利活動法人消費者機構日本(以下
「消費者機構日本」という。)が、新築請負事業を行う旭化成ホームズ株式会
社(以下「旭化成ホームズ」という。)に対し、消費者との間で契約の締結を
する際に、以下の①から③までの条項を含む意思表示を行わないこと及び契
約書面からこれらの条項を削除することを求めた事案である(括弧内の条文
番号は根拠とする条文)。
① 契約成立後から工事完成前までに契約を解除した場合、諸費用のうちで
既に支出又は実施した金額の合計額に加え、契約手付金の全額を違約金と
して収受する旨を規定する条項(消費者契約法(以下「法」という。
)第9
条第1号)
② 注文者の責によらない事由をも含む契約に定める事由により着工の延期
又は工事の中止期間が 60 日以上になった場合、請負人は催告して契約を解
除することができ、請負人に損害が発生したときは注文者に対し賠償を請
求することができると規定する条項(法第 10 条)
③ 契約に定める事由が発生し着工の延期又は工事の中止した場合、それに
よって請負人に損害が発生したときは注文者がその損害を負担する旨を規
定した条項(法第 10 条)
(2) 結果
消費者機構日本と旭化成ホームズは、平成 27 年1月 23 日に別紙のとおり
合意した。
2.適格消費者団体の名称
特定非営利活動法人消費者機構日本
理事長 芳賀 唯史
1
3.事業者等の氏名又は名称
旭化成ホームズ株式会社
代表取締役 池田 英輔
4.当該判決又は裁判外の和解に関する改善措置情報(※)の概要
なし
(※)
改善措置情報とは、差止請求に係る相手方から、差止請求に係る相手方の行
為の停止若しくは予防又は当該行為の停止若しくは予防に必要な措置をとった旨
の連絡を受けた場合におけるその内容及び実施時期に係る情報のことをいう(消
費者契約法施行規則第 14 条、第 28 条参照)。
以上
【本件に関する問合せ先】
消費者庁消費者制度課
電話:03−3507−9264
URL:http://www.caa.go.jp/planning/index.html
2
別紙