仕 様 書 1 委託事業の名称 平成27年度福岡県学力調査委託事業 2 契約期間 平成27年4月上旬~平成27年10月末(予定) 3 調査の実施内容 ⑴ 調査内容 ア 小学校第5学年 国語、算数 各教科45分で実施 イ 中学校第2学年 国語、数学 各教科50分で実施 ⑵ 調査対象数(悉皆調査) ア 公立小学校 第5学年 約25,000人 イ 公立中学校 第2学年 約25,000人 ⑶ 実施時期 平成27年6月23日(火)を基準日とし、基準日に実施できない場合は、平成 27年6月24日(水)~6月30日(火)の期間に実施するものとする。 4 委託内容 ⑴ 問題作成 ア 調査問題の内容の範囲は、調査対象学年の前学年までとする。 イ 問題作成の体制は、教科の専門家等、学識経験者を含む組織を設置し、県教育委 員会の意図に沿った問題を相互に連絡調整を図りながら速やかに作成すること。 ウ 問題は、学習指導要領における知識・技能の定着度を測るとともに、思考力・判 断力・表現力を測定できるようにすること。 エ 各教科の問題数は、小問で20~30問程度とし、全国学力・学習状況調査と同 様に、A問題(主として知識に関する問題)とB問題(主として活用に関する問題)で 構成すること。なお、割合は、A問題が 70%、B問題は 30%程度とすること。 オ 解答形式の割合は、選択式 50%、記述式 30%、論述式 20%程度とすること。 カ 各教科の小問別に期待正答率を設定し、それをもとに、A・B問題別、評価の観 点別、領域・内容別、問題形式別の期待正答率を設定すること。 キ 問題作成に当たっては著作権等に配慮すること。なお、著作権等使用許諾が必要 な場合は受託者において手続きを行うこと。 ⑵ 調査実施マニュアルの作成 各学校で調査を円滑に実施するために、学校用の実施マニュアルを作成し、問題用 紙、解答用紙と同時に配布すること。 ⑶ 解答用紙の作成 実際に解答した児童生徒と他の児童生徒の取り違えが起きないよう防止措置を講 ずること。 1 ⑷ 印刷 問題用紙、解答用紙、調査実施マニュアルは、必要部数印刷すること。なお、印刷 物は、乱丁、落丁がないよう十分に留意し、特に問題用紙は、写真、図表等が鮮明と なるようにすること。 ⑸ 配送・回収 ア 送付先(送付箇所数)は次のとおりである。 ・ 県教育委員会(1) ・ 教育事務所(6) ・ 市町村(学校組合)教育委員会(59) ・ 学校(約700) イ 各送付先への問題用紙、解答用紙、調査実施マニュアルの送付部数については、 別途指示する。 ウ 定められた期日までに配送及び回収すること。特に、離島等の学校については、 事前に各市町村(学校組合)教育委員会と連絡調整すること。 エ 配送、回収の完了を確認するとともに、その状況を県教育委員会に報告すること。 ⑹ 調査実施 調査実施前、実施中、実施後に問題の疑義が発生した場合の対応を明確に設定して おくこと。 ⑺ 採点、集計及び分析 ア 採点は、解答類型を含め、評価基準を設定して行うとともに、正確な採点ができ るよう人員を必要数確保し、採点ミスが生じない十分な配慮を行うこと。 イ 的確な誤答分析や課題の発見が行えるよう配慮すること。 ウ 分析後の資料は、次のものを準備すること。 ・ 各教科全体の正答率 ・ A・B問題別の正答率 ・ 評価の観点別の正答率 ・ 領域・内容別の正答率 ・ 問題形式別の正答率 ・ 正答数ごとの度数分布グラフ ・ 解答類型別の出現割合 ・ 無解答の割合 ・ 誤答に関する分析 エ 県教育委員会が指定する期日までに分析及び結果資料の作成を行うこと。 オ 県教育委員会には、県全体、教育事務所別、市町村別、学校別のデータを電子媒 体(CD-R等)で送付すること。 カ 教育事務所には、県全体、教育事務所全体、教育事務所管内の市町村別、教育事 務所管内の学校別のデータを電子媒体(CD-R等)で送付すること。 キ 市町村(学校組合)教育委員会には、県全体、市町村全体、市町村内の学校別、児 童生徒別のデータを電子媒体(CD-R等)で送付すること。 ク 学校には、県全体、学校全体、児童生徒別のデータを紙媒体と電子媒体(CD-R 等)で送付すること。また、児童生徒一人一人にフォローアップシートを紙媒体で 送付すること。 2 ⑻ セキュリティ ア 配送・回収時におけるセキュリティを確保するとともに、不測の事態にも迅速に 対応できる仕組みを整えること。 イ 問題の作成及び梱包に当たっては、情報漏洩の防止のための措置を十分に講ずる こと。 ウ 各工程で発生した調査に関する資料について、県教育委員会が指定する時期に適 切に廃棄すること。 エ 事業全体を通して想定されるリスク(個人情報及び機密情報に関する破損、紛失、 漏洩)を最小化するための方策を講ずるとともに、緊急事態や不測の事態に対応す るための体制を整えること。 オ 受託者は、本事業で知り得た非公開の情報を第三者に漏洩してはならないこと。 5 その他 この仕様書に定めるもののほか、本事業の実施に当たり必要な事項については、県教 育委員会と十分に協議しながら円滑に処理すること。 3
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