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肺がん CT 検診・COPD 検診
複十字病院は呼吸器専門病院です。
呼吸器内科、外科、放射線診断の
専門スタッフにより発見から治療までを, 一貫して行うことができます
少しでも喫煙歴のある人は要注意です、是非に検診をお受け下さい
1.肺がん CT 検診を受けてみませんか。
3.COPD(慢性閉塞性肺疾患)について
COPD は、肺に慢性的に炎症が起きて気道が狭くなったり、肺
胞の壁が破壊されたりすることで気流制限が起こる病気です。
代表的な症状は「息切れ」「咳」「痰」。肺の機能が次第に低
下して駅の階段を上るのも苦しくなり、重症化すると自宅での
酸素吸入を余儀なくされてしまいます。呼吸機能検査(スパイ
ロ検査)によって肺活量と、呼気時の気流閉塞の有無、程度を調
べて決められますが、悪くならない軽症の段階での早期発見す
写真左は進行した肺がんの例です。同右は胸部 CT 検診で発見
された早期の微小肺がんの例です。CT 検診では右に示されるよ
うな淡く小さな早期の肺がんを見つけだすことができます。肺
がん CT 検診はどなたでも受けることができます。特に咳、痰
などが続く人、家族にがん歴のある人、喫煙者(または同居者
が喫煙者)、40歳以上の方などにおすすめします。
2.
肺がんの現状について
平成 24 年,1 年間のがんによる死亡は 36 万人を超え、総死亡
数の約 29%を占めています。その中で肺がんによる死亡数は
全がん死の 20%、7 万人を超え、その数値は大腸、乳房、前
立腺の合計を上回る死亡数です。この背景には喫煙が大きく
影響しています。昭和 40 年代の喫煙率は 80%(男性)を超え、
現在も 2 万人を超える喫煙者が存在し、その多くが今後、肺
がんに罹患する高危険群を構成しています。2014 年には(国
立がんセンターがん情報サービスより)新たにがんと診断さ
れるのは約 88 万となり、肺がんが大腸がん抜き第 2 位(男女
平均)となっています。なぜなのでしょうか…。これは治り
得る時期の早期の肺がんが、治り得る時期に見つけ出されて
いないことが最も大きな要因です。
80,000
死亡数
ることが大切です、喫煙者の 18%が COPD を、また肺がんの約
50%が COPD を合併しています。40 歳以上の約 530 万人が COPD
に罹患していると推定されますが、医師に掛かっているのは約
17 万人しかいません。COPD であるのに受診していない人は 500
万人以上いるのです。多くの人々が、COPD であることに気づい
ていない、または正しく診断されていなのが現状です。下記の
項目に該当する方は、CT 検診で早期に発見しましょう。
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4
タバコを吸っている方(過去の喫煙も含みます)
同居者が喫煙者
労作時、階段の上り下り、歩行時などに息切れのある方
天候により咳がひどくなる、朝起きて痰がよくからむ
受診方法
(1) CT 撮影は複十字病院.放射線科。CT 室で行います.
(2) COPD 検診はハイ・チェッカーとスパイロメータを用いて
臨床検査科で行われます.
(3) 受診の予約は電話予約が原則です【検査 2 日前まで】。
(4) ■電話の受付時間:午前9時から午後5時まで.
(5) 検査日時 平日の午後 4 時~5 時の間.
(6) 検査結果は10日以内に結果の報告書をご郵送いたし
ます.
(7) 健康保険は適用されません.
(8) 肺がん CT 検診・COPD の費用は 7,000 円(税込)です
※(検診結果の郵送を含む).
7万293人:肺
死因分類別
70,000
■お問い合わせ、お申し込みは、
60,000
50,000
4万5744人:大腸
40,000
30,000
20,000
1万2838人:乳房
1万823人:前立腺
複十字病院 健康管理センター
電話:042-491-4712 まで
10,000
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1970
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2007 2008 2009 2010 2011