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せせらぎ通信
第03号 平成 26年12月発行
高齢者あんしん相談センターせせらぎです。寒い季節がやって参りました。早いもので今年も残すところ
わずかとなりました。皆さまにとって今年はどんな年だったでしょうか?新しい年もまた、幸せいっぱい、
良い年にしたいですね。さて、今回のせせらぎ通信は、今年の締めくくりといたしまして、私たちの一年間
の活動を振り返り「地域による支え合い活動」をご紹介したいと思います。
地域による支え合い活動①~命のひと声訓練~
今年は、新聞やニュース等で認知症に関する特集が
数多く取り上げられました。中でも認知症の人の徘徊
をめぐっては、本人の安否や家族の介護負担に加え、
事故が起きた場合の責任も問題になっています。
そこで私たちは、このような背景を踏まえ、市民の
皆さまと共に、認知症徘徊者を想定した「声かけ模擬
訓練」に取り組みました。こうした訓練は、認知症の
理解を広めるだけでなく、事故防止や稀薄になりがち
な近隣者とのコミュニケーションを深めるきっかけに
もなり、高齢者の孤立防止としても大きな成果が期待
できます。
来年も引き続き、地域のつながりを深める“市民力”
の再生に向け、この活動を志木市全域で広めていきた
いと思います。
▲徘徊者役にひと声かける市民
▲無事に保護された様子
【7 月 25 日
志木ハイデンスでの訓練風景
地域による支え合い活動②~認知症サポーター養成~
▲講座風景
【7月18日志木市役所内にて】
認知症サポーターは「認知症を正しく理解」し、
認知症の人や家族を温かく見守る「応援者」として、
自分のできる範囲で活動しています。
志木市では、平成 20 年度から養成を実施し、現
在 1,700 人以上のサポーターが養成されました。
私たちの講座は、毎回、風船を使った解説や人形
劇を取り入れる等、視覚的にも分かりやすく、楽し
みながら受講して頂けるよう工夫しています。