2015 1月に花が見られる植物 ■ロウバイ 1 月の植物 見頃予測︓1月中旬以降 かおりの園 ■ウメ 見頃予測︓1月中旬以降 梅林 整備事務所周辺 民家園内など ワタの実 Gossypium sp. アオイ科ワタ属 フワフワの毛は種から生えています。 これは草本ですが、同じように綿の取 れる樹木にパンヤノキがあります。中 国ではこれを木綿(木棉)、こちらを草 綿(草棉)と区別することがあります。 【見られるところ】 民家園内 ヨモギの新芽 Artemisia princeps キク科ヨモギ属 今の時期地面にぺたっと張り付く姿で 寒風に耐えています。お灸に使われる もぐさはヨモギから作られますが、そ の中でも葉の裏に生える毛だけを集め たものが最高級なのだそうです。 【見られるところ】 園路ぎわ、林縁、草地など ■ボケ 見頃予測︓1月下旬以降 ウメ(2015年1月5日) 梅林 ■オオイヌノフグリ 最盛期︓3月下旬以降 西口園路など草地の陽だまり ■ホトケノザ 最盛期︓3月下旬以降 西口園路など草地の陽だまり ■ヒメオドリコソウ 最盛期︓3月下旬以降 西口園路など草地の陽だまり 冬のフワフワを 探しに行こう︕ トネアザミの実 Cirsium nipponicum var. incomptum キク科アザミ属 タイアザミとも呼ばれます。生田緑地 の秋のアザミで一番多く見られるのが このトネアザミです。 【見られるところ】 梅園、西口園路など ミツマタのつぼみ Edgeworthia chrysantha ジンチョウゲ科 ミツマタ属 ズボンのポケットに入れたまま洗って しまった 1 万円札が破れないのは、 この植物の繊維がとても丈夫なおかげ と言えるかもしれません。 【見られるところ】 かおりの園、民家園 ハクモクレンのつぼみ Magnolia heptpapeta モクレン科モクレン属 冬のフワフワ No.1 と言っても良いか もしれません。花が咲くのは 3 月頃。 【見られるところ】 かおりの園・つつじ山 ロウバイ Chimonanthus praecox 生田緑地運営共同事業体 生田緑地 東口ビジターセンター ☎ 044-933-2300 ロウバイが咲き始めました︕ 1月中旬から2月初旬頃は一年で最も 寒さの厳しい大寒です。生田緑地でも日 陰では一日中霜の溶けない場所があった り、外の水道が凍り付いてしまったりし ます。でもそんな寒さの中、丹念に足元 を見回してみると、陽だまりにオオイヌ ノフグリ、ヒメオドリコソウ、ホトケノ ザなどの花を見つけることができます。 中央広場のかおりの園ではロウバイが 咲き始めました。漢字で蝋梅と書きます が、ロウバイ科ロウバ イ属で、バラ科のウメ とは全く違うグループ に入ります。中国原産 で日本に入ってきたの は江戸時代。日本同様 大陸でも冬に見られる 貴重な花として人気が あります。 オオイヌノフグリ ←点線で折るとポケットサイズになります︕ 冬の木めぐり N 生田緑地整備事務所 0 日本民家園 100m 西口 サテライト ⑨ ⑧ ⑦ ⑥ ⑤ ③② ① 東口ビジター センター 七草峠で樹皮をヒントに を探してみよう︕ 見つけた︕ ④ ① クスノキ Cinnamomum camphora クスノキ科ニッケイ属 ⑤ アカマツ Pinus densiflora マツ科マツ属 ⑧ ヒマラスギ Cedrus deodara マツ科ヒマラヤスギ属 日本に入ってきたのは明治時 代と言われています。名前に スギと付きますが、葉を見て みると、確かにマツの仲間だ とわかります。 ⑦ ソメイヨシノ ⑥ イヌシデ エドヒガン系とオオシマザ クラの交雑種ではないかと 考えられていますが、実は 未だ本当の親は見つかって いません。サクラの仲間の 樹皮には横の線が出ます。 灰色がかった樹皮で、木全体が ちょっとよじれているように見 えるのが特徴です。名前に付く シデは神社のしめ縄などについ ている白くて四角い紙、紙垂の ことです。 Cerasus × yedoensis バラ科サクラ属 ⑨ ツバキ Camellia japonica ツバキ科ツバキ属 なぜツバキの花は首からポトリ と落ち、サザンカは花びらが散 るのかというと、ツバキの花び らと雄しべが花托(花の元の部 分)と合着していて離れず、サ ザンカはその部分がバラバラに 離れるからです。 Carpinus tschonoskii カバノキ科イヌシデ属 樹皮が赤いのはアカマツ、樹 皮が黒いのはクロマツです。 自然の中ではアカマツは山 に、クロマツは海の近くに生 えていますが、公園のような 場所ではどちらも一緒に植え られています。どちらか迷っ た時は葉の先を握ってみてく ださい。痛い方がクロマツ、 痛くない方がアカマツです。 ② ケヤキ Zelkova serrata ニレ科ケヤキ属 大きくなると30m近くにもな ります。材が硬くて美しいの で、古くから建材として使わ れたり、食器などに加工され たりしてきました。 神社や学校のシンボルツ リーとしておなじみの木 で、時に高さ50m以上にな ることもあります。春から 秋にかけてこの木の周りを アオスジアゲハが飛び回っ ているのを見かけます。ア オスジアゲハの幼虫は、ク スノキの仲間の若葉を食べ て育ちます。 ④ モウソウチク Phyllostachys edulis イネ科マダケ属 タケは木なのかそれとも草なのか、 実は今のところ未だこの論争に決着 がついたという話しは聞きません。 タケには草の特徴と木の特徴両方が あります。逆に言うと草か木かを決 めるための決定的証拠が見当たらな いのです。タケは草でも木でもなく 竹だと言う学者もいます。とても身 近でありながら謎の多い植物です。 ③ ノムラカエデ(オオモミジ) Acer palmatum var. sanguineum ムクロジ科カエデ属 春は暗紫色、夏は深緑色、そし て秋は真っ赤になる、ちょっと 変わったカエデです。カエデの 仲間は枝が左右対称につく対生 (たいせい)なので、冬でも簡 単に見つけることができます。
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