平成２６年度スーパーグローバル大学等事業審査結果表スーパーグローバル大学創成支援大学名熊本大学申請区分構想名地域と世界をつなぐグローバル大学ＫｕｍａｍｏｔｏタイプＢ〔評価コメント〕本構想は、九州の中心に立地する国立総合大学という地域性を意識し、九州の高等学校・高等専門学校との連携も視野に入れて、１０年後の在るべき大学の姿を明確に見据えたグローバル大学を目指す総合的な取組である。熊大 FleCS（Flexible Curriculum System）という新しいカリキュラム制度の導入、エクステンション教育カレッジや地域社会との架け橋となる熊大グローバル Youth キャンパス等、オリジナル性とユニークな視点が盛り込まれており、意欲も実現性も高い構想であると高く評価できる。一方で、ナンバリングによって履修設計が容易となるため、熊大 FleCS を活用した留学促進が期待できるとあるが、２ヶ月完結型のカリキュラムを構築できるかどうか、実習や就職活動との調整をどうするのか、また、教職員の負担増と教育・学習の質の担保について、より入念な調整が必要である。最後に、今回「スーパーグローバル大学創成支援」に採択された貴学におかれては、１０年後の大学の姿を見据え、徹底した「大学改革」と「国際化」を断行し、我が国の高等教育の国際競争力の向上に中心となって取り組む拠点大学であるということの意義とその責任、期待の重さを認識し、構想内容の実現に向け真摯に取り組まれることを強く要請する。