京の都、新たな精神保健福祉路を歩む

第39回
全国精神保健福祉業務研修会 in 京都
京の都、新たな精神保健福祉路を歩む
地域精神保健福祉ビジョンを想い、精神保健ニーズを捉え直す
日程:平成27年2月7日(土)~8日(日)
会場:京都教育文化センター(京都府京都市左京区聖護院川原町 4-13)
1日目 9:30 開場 10:00 開会
*講
演
「これからの精神保健・医療・福祉と自治体の役割」
諸冨 伸夫 氏
(厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課 課長補佐)
*報
告
「改正精神保健福祉法施行後の状況について」
全国精神保健福祉相談員会
*基調講演Ⅰ 「精神保健福祉法改正後の精神医療」
山下 俊幸 氏
(京都府立洛南病院 院長)
*基調講演Ⅱ 「地域精神保健福祉における行政の役割」
柳
尚夫 氏
*パネルディスカッション
(兵庫県豊岡健康福祉事務所 豊岡保健所 所長)
「これからの精神医療と地域精神保健福祉ビジョン」
2日目 9:15 開場 9:30 開会
※分科会と講演のいずれか一つを選択
*分科会Ⅰ 通報業務の現状と課題 ~今、目の前で起きていること~
*分科会Ⅱ
法改正後の市区町村精神保健業務の変化 ~今、地域では?~
*講
見立てる力、を養う ~多様なニーズへの対応力を高める~
演
「大人の発達障害、見立てと対応」
「思春期メンタルヘルスの相談支援」
定
員
対
象
参 加 費
懇親会費
申込期間
問 合 せ
:
:
:
:
:
:
船曳 康子 氏 (京都大学医学部附属病院 助教)
野間 俊一 氏 (京都大学医学部附属病院 講師)
300名(先着順)
精神保健福祉業務に従事する自治体職員
会員4,000円 非会員7,000円
6,000円 (会場:御所西 京都平安ホテル)
平成26年12月1日(月)~12月26日(金)必着
研修会事務局 E-mail [email protected]
主催:全国精神保健福祉相談員会 http://zenseisou.org/
後援:京都府 京都市 全国保健所長会 全国精神保健福祉センター長会
ご挨拶
1874 年(明治 7 年)の京都癲狂院設立で幕を開けたとも言える我が国の精神科病院医療。四半世紀後(1900 年
(明治 33 年))に制定された「精神病者監護法」の「監護義務者」に端を発する「保護者制度」は、2014
年(平成 26 年)
い ま
4月に廃止されました。1世紀余の時を経た現代、『この国に生まれたる不幸』を果たして解消できたのでしょうか。
1日目は、改正法及び「良質かつ適切な精神障害者に対する医療の提供を確保するための指針」 等を踏まえ、
精神医療改革と地域精神保健福祉行政の果たすべき役割に焦点をあて、これからの方向性を探ります。2日目は、
援助技術の研鑽を図るべく、それぞれの現場・業務について分科会と講演を企画しました。
全国の自治体職員が集う本研修会で、ともに歴史を見据え、積重ねた実践を共有し、精神保健医療福祉従事者
の一員として、新たな改革路に歩を踏み出しましょう。 『ほな、京都いこか。』
全国精神保健福祉相談員会 会長 金田一 正史
1日目 2月7日(土)
10:05~11:30
10:00~16:45
会場:ホール
講演 「これからの精神保健・医療・福祉と自治体の役割」
諸冨 伸夫 氏
厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課 課長補佐
平成 26 年 4 月から改正精神保健福祉法が施行され、さらには「良質かつ適切な精神障害者に対する医療の提供を
確保するための指針」に加え、検討段階から多くの反響を呼び、精神保健福祉の諸関係者に留まらない注目を集めた
「長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策の今後の方向性」が 7 月 14 日に公表され医療改革の方向性と
ともに行政の役割が示されました。長期入院者の地域移行はもとより、さらなる医療改革、地域精神保健福祉の充実を
目指した今後の取組み、また関係行政機関の役割及び都道府県と市区町村における業務分担のあり方などについて
お話しいただく予定です。
11:30~11:50
報告 「改正精神保健福祉法施行後の状況について」
全国精神保健福祉相談員会
13:15~14:15
基調講演Ⅰ 「精神保健福祉法改正後の精神医療」
山下 俊幸 氏
14:15~15:15
基調講演Ⅱ 「地域精神保健福祉における行政の役割」
柳 尚夫 氏
15:35~16:45
京都府立洛南病院 院長
兵庫県但馬県民局豊岡健康福祉事務所 豊岡保健所長
パネルディスカッション 「これからの精神医療と地域精神保健福祉ビジョン」
座 長
パネラー
全国精神保健福祉相談員会 会長(千葉県精神保健福祉センター)
京都府立洛南病院 院長
兵庫県但馬県民局豊岡健康福祉事務所 豊岡保健所長
早稲田大学人間科学学術院 教授
全国精神保健福祉相談員会 副会長 (川越市保健所)
全国精神保健福祉相談員会 理事 (飯能市保健センター)
金田一 正史
山下 俊幸 氏
柳 尚夫 氏
田中 英樹 氏
斎藤 秀一
山本 賢
改正法の施行後、精神科病院の現場はどう変わったのか、今後の医療改革はどう進んでいくのか、行政機関の果たす
べき役割は何か、臨床医の立場から前全国精神保健福祉センター長会会長の山下俊幸氏に、公衆衛生医の立場から、
「長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策に係る検討会」ヒアリングで保健所の果たすべき役割を話された
柳尚夫氏にご講演いただきます。
パネルディスカッションでは、講師のお二人と、「保健所及び市区町村における精神障害者支援に関する全国調査」
(平成 26 年度障害者総合福祉推進事業)をとりまとめている田中英樹氏、現場従事者である当会副会長・理事を交え、
精神保健医療福祉の更なる改革の方向性と行政機関の果たすべき役割について考えていきます。
懇親会『京の都ではんなり・ほっこりしておくれやす』(18:00~
於;御所西 京都平安ホテル)
※「うわぁ~課題がいっぱいや~」そんな毎日を乗り切るための全国規模の人的交流・情報交換の場です。
2日目 2月8日(日)
9:30~16:05
※分科会・講演の入替えはできません
9:30~11:45
13:00~15:30
通報業務の現状と課題 ~今、目の前で起きていること~
以下のA・Bのどちらかを選択してください。
特別報告
満たされていないニーズの存在
A 「措置業務 de ワールドカフェ」
~最新の調査から見えてくるもの~
テーマ:私達が大切にしている視点を活かす
~措置通報業務でできること~
Ⅰ
分
科
会
竹島 正 氏
(
定
員
1
0
0
人
)
国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所
精神保健計画研究部長・自殺予防総合対策センター長
最新の調査結果を元に、通報対応業務から見えてく
る、潜在的なニーズを抱えながらサービスにつながらな
い人たちへの対応について考えていきます。
後半は、質疑と法改正に伴う通報業務の話題提供を
交えながら通報業務に取り組む上で大切な視点を深め
ていきます。
特別報告等を踏まえ、日々通報対応に忙殺される中で
も、大事にしなくてはいけない視点を確認し、ちょっとした
工夫など明日から取り組めることを、ワールドカフェのスタ
イルでみなさんと生み出していく時間としていきます。
(定員 70 人)
B 基礎から学ぶ措置通報業務
措置通報業務の初任者向けに、事前調査の視点など
基礎についての学びと語り合いを行います。 (定員 30 人)
法改正後の市区町村精神保健業務の変化 ~今、地域は~
趣旨説明
グループを第2希望まで選択しお申込みください。
松山 とも代
テーマ別グループワーク
全国精神保健福祉相談員会 副会長
(豊中市保健所(大阪府))
分
実践報告
科
・地域と医療で支えるアウトリーチ
和歌山市保健所(和歌山県) 松岡 信一郎 氏
・地域生活中心へ~法改正を踏まえた
姫路市保健所の取り組み~
姫路市保健所(兵庫県)
藤井 宏昭 氏
・保護者制度廃止後の市長同意の現状と課題
川口市障害福祉課(埼玉県) 岡本 秀行 氏
・小規模地域における精神保健福祉業務
綾部市福祉課(京都府)
吉松 正人 氏
会
A
B
C
D
訪問支援を中心とした相談支援
退院・地域移行に向けた支援体制づくり
非自発的入院者に関する医療との連携
ネットワーク・協議会等による地域づくり
Ⅱ
~分科会Ⅱの要旨 ~
法改正の影響や新たな相談ニーズ、精神保健福祉業
務の変化など情報交換し、住民にとって一番身近な行
政機関として、私達が大切にしていきたい視点を共有
し、実践的な施策の進め方を皆さんで話し合いましょう。
見立てる力、を養う ~多様なニーズへの対応力を高める~
講
演
9:30~12:00
13:15~15:30
「大人の発達障害、見立てと対応」
「思春期メンタルヘルスの相談支援」
船曳 康子 氏
野間 俊一 氏
京都大学医学部附属病院精神科神経科 助教
京都大学医学部附属病院精神科神経科 講師
社会的不適応や犯罪を含む問題行動の中に「発達
障害?」とされる事象が散見され、大人の発達障害が
注目されています。しかし見立てのコンセンサスが脆弱
で、適切な医療が提供されていない場合もあり、相談支
援、医療との連携などに課題があります。本講では、大
人の発達障害の理解と対応などについてご講演いただ
きます。
摂食障害は思春期から青年期にかけて、若年女性が
比較的高率に罹患し、死亡率が7%と非常に高く、自殺
のハイリスク群であると言われています。治療が難しく、
相談も継続しにくいこの疾患への行政からのアプローチ
は容易ではありません。本講では、摂食障害・ボーダー
ライン・解離・自傷・万引き行為など、現代の思春期・青
年期の精神病理についてご講演いただきます。
海外視察報告
15:45~16:05
会場:ホール
文部科学省主催 日独青少年指導者セミナー(ドイツ視察研修)報告
「青少年の自立への支援~不登校やネット依存症等への家庭・学校・地域での取り組みを学ぶ~」
田所 淳子 全国精神保健福祉相談員会 副会長 (高知県中央東福祉保健所)
会員総会 2月8日(日) 12:10~12:40
会場:205
※昼食を持参しご参加ください
申込み方法
当会ホームページ『研修会申込み』からお申込みください。(http://zenseisou.org/ )
(ご注意!電話・FAX での申込は受け付けいたしません)
必ずご確認ください!
☆申込みの流れ☆
☆申込みに関する留意事項☆
当会ホ ームペ ー ジ
「研修会申込み」へ
・申込み後2~3日を過ぎても「申込受理確認メール」が届かない
場合は、研修会事務局に E-mail でご連絡ください。
・メールアドレスの入力は可能な限り職場のものをご入力ください。
・貴機関所定書式(請求書・領収書・債権者登録書等)での対応が
必要な場合は、申込フォームにチェックし、返信用封筒を同封し、
下記へ郵送してください。
「申込フォーム」入力
「申込受理確認メール」が
届く(自動送信)
☆参加費等の振込に関する留意事項☆
《参加費等の振込後》
・申込(参加)者と振込者名義の突合のため、必ず研修会事務局
あてに「参加者名」と「入金日」を E-mail で送信してください。
・懇親会費と参加費を分けて振込みいただく場合も、入金後同様に
E-mail で送信してください。
「確認メール」到着後、 確 認 !
・振込手数料は申込者のご負担となります。
・入金日は各所属の事務処理担当者へご確認ください。
10日以内に
参加費を振り込む
(1 月中旬)
書類一式 が届く
※ 参加証(兼名札)
、領収証、
資料引換証、会場地図等
《申込不受理・キャンセルの取り扱いについて》
・申込受理と振込確認により正式な参加決定となります。
・定員に達し参加できない場合又は参加要件を満たさない場合は、
メール又は電話にて連絡の上、返金いたします。
・申し込み者の都合によるキャンセルの場合は、返金は致しかねます。
☆入金後から当日まで☆
・参加証等書類一式を、1 月中旬までに送付いたします。
・書類一式が到着後、不足がないかご確認ください。
・当日、資料引換証を受付に提出し、資料をお受取りください。
*お問い合わせ:研修会事務局(研修開催前日まで)
当 日(書類一式持参)
資料引換証を受付に提出
振込先
名 義
[email protected]
研修終了後のお問い合わせは当会事務局となります。
ゆうちょ銀行 店番038 普通口座 口座番号 6761441
全国精神保健福祉相談員会 (ゼンコクセイシンホケンフクシソウダンインカイ)※会長名は含みません
《今年度新たな口座を開設しましたので、お振込みの際はご注意ください》
申込受付期間 平成 26 年 12 月 1 日(月)~平成 26 年 12 月 26 日(金)必着