MOCO通信 更新しました - 京都府中小企業団体中央会

平成 27 年 1 月 1 日発行
第 15 号
編集・発行:京都府中小企業女性中央会
京都市右京区西院東中水町 17 京都府中小企業会館 4 階
MOCOとは、「mother=母のような・やさしい」のMOと
「combination=結合」のCOからつけられました。
☎ 075-314-7131
FAX 075-314-7130
ソーシャルビジネス研究事業「先進事例視察」
10 月 18 日(土)に、NPO 法人工房おのみち帆布さんへ視察
に行ってきました。お天気もよく、充実した1日でした。
工房おのみち帆布さんでは、理事長の木織雅子さんの設立
から現在までのお話しをプロジェクターを使ってお話しいた
だき、工房見学とお買いものをしました。その後の自由散策
では、千光寺山ロープウエイで尾道の町が一望できる千光寺
公園と、商店街の見学をしました。
京都市 SB 支援事業スタディツアーの
皆さんと記念撮影
木織さんは、保母さんでした。結婚を機に退職、子どもさんに手がかからなくなると、喫茶店を始
められ、中小企業家同友会に入会されます。
向島の帆布を織っておられる方が中小企業家同友会に入会されたことがきっかけで、帆布工場に見
学にいかれます。その帆布工場に、女性会員の皆さんは魅了されたと言われます。「なにかできない
か?」と、帆布を買って帰ってこられたと聞きました。がしかし、素人の女性の集団で、動力ミシン
でないと縫えないということも知りませんでした・・・。
そんな女性5人でスタートした、NPO 法人工房おのみち帆布は、いろんな方のサポートもあり、平
成 15 年にスタートした年の売上は 100 万円でしたが、3 年目には 1200 万円、5 期目の平成 19 年には、
年間の事業収入は 5300 万円の事業に成長しました。
帆布の温かみと丈夫なことを生かして、トートバック、帽子、小物入れ、リュック・・・などを作
ってはるほか、学生さんとのコラボで平成 13 年に始まった「アートイベント尾道帆布展」は、毎年続
いています。
地元の地産品、商店街や地域とのコラボ、学生との交流、女性の感性を活かして自らが主体的に働
く雇用環境を創る。と、「いくつもの社会的課題を、対価を得て解決する。」正しく、ソーシャルビジ
ネスのお手本のような事業です。
いまいち、はっきりと内容を掴みにくいソーシャルビジネスですが、今回の視察と木織さんのお話
しを聞いて、ちょっと理解が進んだように思います。
なんと、平成 15 年、木織さんは 60 歳でした。と今は!?ソーシャルビジネスって、年齢も性別も
超えることができる素晴らしいものですネ。
(記:副会長 和田 登美子)
平成 16 年に現在の店舗に移転。店舗の 1 階は販売スペース、織道具などを展示する資料室、作業場
がある。2 階は一般利用も可能なギャラリー。年間 2 万人のお客様が足をはこばれる。
レディース中央会全国フォーラム 2014
今年度のフォーラムは 10 月 7 日(火)、千葉県ホテルス
プリングス幕張にて開催されました。参加者は 180 名。開
会宣言の後、第 1 分科会(まちづくり部会、観光部会)、
第 2 分科会(まちづくり部会、産業物産部会)に分かれて、
各講師によるレクチャーを受け、事例発表となりました。
京都からは伊庭会長の事例発表、
「京都舞鶴港クルーズ
客船のおもてなし」の第 1 分科会に参加しました。あら
かじめ「日本のインバウンド最新情報」
(外国人旅行者の
第 1 分科会:伊庭会長の事例発表
誘致方法、行動・受入対応について)と題して講師より
レクチャーを受けた後、具体的な取り組みとして、舞鶴
港に入港するクルーズ客船に対してどのようなおもてな
しをしているのか、スライドを見ながら伊庭会長よりわ
かりやすく説明を受けました。これからは外国旅行者の
実態を理解し、具体的な対応を学ぶ。国際化への私達の
意識の向上を目指す大切さについて考えさせられまし
た。
基調講演では「日本経済に何が起こっているのか?」というテーマで、経済アナリストの森永卓郎
氏の講演がありました。アベノミクスの説明から中小企業の今後の経営戦略、アートとは?等々、1
時間 30 分があっという間のおもしろいお話しの連続でした。
(記:副会長
山本 敬子)
平成 26 年度女性中央会近畿ブロック交流会
11 月 6 日(木)
、福井県レディース中央会の主催により、
休暇村越前三国において本年度の近畿ブロック交流会が開催
され、大阪・滋賀・福井・京都から約 70 名、京都からは 11
名が参加しました。当日はJRの車両トラブルにより、多く
の参加者が大幅に遅れての到着となり、突然のスケジュール変更にもかかわらず天野会長はじめ福井
県レディース中央会の皆様はステキな笑顔で温かくお迎えくださいました。
交流会では、株式会社シーロードの海道美智子取締役より福井県棗地区における棗の栽培や商品開
発の取組を、和あらいやの荒井生美代表より同社商品の洋服感覚で簡単に着られるセパレートきもの、
ワンタッチ帯についてプレゼンテーションが行われました。
また、東尋坊クルージングでは、生憎の雨となりましたが波は穏やかで、海上から見上げる断崖絶
壁の東尋坊は迫力満点でした。
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