2014 年 12 月 25 日 今冬期の成田空港における大雪対策について ~平成 26 年 2 月の大雪経験を踏まえ、空港運用への影響を最小限に留めます~ 本年 2 月、長時間にわたる断続的な降雪により、成田空港へのアクセスが全面的に停止し、約 8,000 人のお客様が滞留されるなど、空港の運用に大きな影響を与えました。弊社では、当該対応における 新たな課題を整理して、関係機関と協議を重ね準備して参りました。お客様に安心してご利用いただけ るよう、大雪対策を整えています。 1.お客様への対応 (1)情報提供 大雪時には、成田空港ホームページのトップ画面に「緊急ボックス」を設け、アクセス各社リンク先一 覧を表示致します。また、空港内においては、関係機関と連携したうえで、館内放送をはじめデジタル サイネージによりタイムリーに情報を提供できるように致します。 (2)非常用物資配布体制 滞留されたお客様へ非常用物資がより効率的に行き亘るように、従来からの約 15,000 人分の非常 用物資の配備に加え、配布訓練を実施(本年 3 月及び 9 月)し、物資配布の事前案内の徹底や配布方 法を巡回から定点配布へ変更する等、非常用物資配布方法の改善を図りました。 《非常用物資》 水: 30,000 本、 軽食: 30,000 個 寝袋: 25,000 枚、 エアマット: 15,000 枚 アルミブランケット: 15,000 枚 ※売店や飲食店舗の営業時間の延長及び自動販売 機については、品切れにならないよう補充巡回を強化 2.関係機関との情報共有体制 お客様への情報提供を確実に実施するため、関係機関との情報共有体制を新たに構築したほか、 関係機関において除雪機能の向上等の対策を実施していたただいているところであり、可能な限りの 協力をいただけるよう取り組んで参ります。 航空会社 NAA ・各航空会社と NAA で一斉会議が実施できるよう、新たに「電話会議シ ステム」を導入し、ターミナル・リスク・マネージャー(TRM)を設置 ・TRM は、空港運用状況について主導的立場で情報共有を図る 鉄道会社 ・ホットラインを活用し情報を共有した上で、駅コンコース混雑緩和に向 けた旅客への案内及び誘導の対応方法について鉄道会社と連携強化 について取り組んでいる ・鉄道会社には、雪害対策の実施を図っていただいている バス会社 ・情報共有体制を改めて確認 ・バス会社には、大雪等による遅延便発生時における臨時運行等につ いて改めて依頼し、可能な限りの協力についてご了解をいただいている 東日本高速 ・情報共有体制を改めて確認 道路㈱ ・東日本高速道路㈱には、首都圏における最重要路線として、東関東 自動車道の都心から成田を最優先で除雪するとともに、除雪車両の増 車により能力が 3 倍となるよう体制を整備していただいた 3.滑走路の除雪体制 成田空港では、除雪車両を以下のとおり配備しており、除雪作業に備えております。 《除雪車両》 スノースイーパー(自走式・牽引式): 7台、 スノープラウ:14 台、 ロータリー除雪車: 4台 凍結防止剤散布機: 2台、 小型プラウ(航空会社等貸与、スポット内除雪用): 38 台 《スノープラウ》 《ロータリー除雪車》 《スノースイーパー》 《除雪車両編成(滑走路)》
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