セネガルだより5号 2011年9月16日(PDF:664KB)

Jere-jef!!
2011年9月 第5号
こんにちは!みなさんいかがお過ごしでしょうか。だいぶ涼しくなってきた頃でしょうか。
セネガルでは 8 月に入ってようやく雨季らしい雨がたくさん降り始めました。
8 月はイスラム教によるラマダン(断食)の月でした。毎年少しずつ始まる日が異なり、
今年は 8 月 2 日から始まりました。日が昇っている間は飲食を絶つというものです。通信 1
号に書いたようにイスラム教徒が大半を占めるセネガルでは断食をしている姿が多く見ら
れました。しかしここはアフリカ。暑さといえば半端ない厳しさの中、水さえ飲まずに日
中を過ごすのです。日中の省エネ生活は必須となります。ラマダンの期間は生活がいつも
と違ってきます。
★任地リンゲールでの様子★
4:00
起床、断食前のごはんを食べる、5:00 以降飲食を絶つ
5:50
お祈り
木陰でおしゃべり又は昼寝又はゲームの3パターン。女性は午前中の涼しいうち
に洗濯。
14:00 お祈り、子供は昼食
木陰でおしゃべり又は昼寝又はゲームの3パターン。働く人はあまり見られない。
17:00 お祈り、女性は食事の準備を始める
18:00 焼きあがったフランスパンのおつかいに出かける子供がたくさん見られる。外で遊
んでいた子供たち、おしゃべりしていた大人が徐々に帰宅し、外には人がいなく
なり静かになる。
19:30
日没、なつめやしを食べる(胃に優しいらしい)→朝食パン、甘~いカフェ→甘
~いビサップジュース
19:45 お祈り
20:15 お祈り
22:00 昼食チェブジェン
長い断食後、最初に食するなつめやし。
干し柿みたいな食感と甘さでおいしいですよ。
このような生活が約 1 か月間続きます。2 度目のラマダンを経験した今年も、水だけは飲ま
ずにはいられませんでした。首都ダカールにはキリスト教徒もいますが、任地では99%
がイスラム教徒。自分はイスラム教徒ではないといえども、断食しているセネガル人の前
で水を飲むことはためらいます。外では我慢し、帰宅してから家で水のがぶ飲みが日課で
した。セネガル人は13~14歳がラマダンを始めるか別れ際の歳のようです。子供や妊
婦は断食はしません。
そしてラマダン明けの翌日はコリテという祝日です。今年は 8 月 31 日がコリテでした。
この日のために新しいセネガル服を準備して、いつもより豪華な料理を振る舞います。今
年のコリテはセネガルに来て最初に受けた現地語学訓練の時のホストファミリーと過ごす
ことにしました。語学訓練中 3 週間とてもお世話になった大好きな家族です。任地からは
遠いのでなかなか会えることは少ないのですが、いい機会だと思い久しぶりに訪問しまし
た。
まずは玉ねぎの皮むきから
みんなでやると楽しいねえ。
この家は鶏肉で振る舞い料理を。
酢、こしょう、マスタードなどで
下味をつけて炭火で焼いてます
できあがった鶏肉の
ベルメッセル(ビ—フ
ンみたいな細い麺)人
参とレーズンが混ざ
ってておいしかっ
た!玉ねぎソースを
かけて手で食べまし
た
お皿洗いも子供たちがお手伝い~
ホストマザー持っているのは
手作り中のブイジュース。ちょっ
と酸っぱくておいしい!
夜はきれいなセネガル服に着替えて子供たちとを訪問し、またいつもより豪華な牛肉のベ
ルメッセルを皆で囲みながら食べました。夜まで賑やかな一日でした。
翌日も母親は疲れていたけれど、子供たちはやっぱり元気!近所の子供たちも遊びに来て、
学校の先生ごっこが始まり、フランス語やウオロフ語、歌の授業と続き、最後はやはりダ
ンスの授業ごっこで大盛り上がり★我を忘れて5才から中学生と一緒になって楽しんでま
した。またいつの日か家族に会いに行きたいと思います。
以上ラマダン、コリテの様子でした。Jere-jef!!