株式会社キョーイク 2015年1月13日 報道関係各位 現役医師に聞く、「医学部受験と医師生活」に関する調査 多くの現役医師が実践していた勉強法・受験対策とは? 医系専門予備校「メディカルラボ」(http://www.medical-labo.com/)を運営する株式会社キョーイク(本社:名古 屋市中村区 代表取締役:宮川幹生)は、医師を目指す受験生やその保護者の方に役立つ情報を提供すべく、現 役医師300名に対し、「医学部受験と医師生活」に関する調査をインターネットリサーチで実施し、集計結果を公開 しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社) アンケート結果 Topics ≪医師を志したきっかけ≫ ・医師を志した動機「人を救う仕事への興味」や「身近な医療関係者の働く姿」、「成績の良さ」も後押し ・ブラックジャックなどがきっかけ?医師を志した動機「医療マンガをみて」現役医師の 20 人に 1 人 ≪医学部受験と進学先選び≫ ・これが医学部合格必勝法!?多くの現役医師が実践していた「集中できる環境の確保」と「基礎力固め」 ・これでライバルと差がつく?現役医師が“効果がある”と認めた勉強法・受験対策 「疑問はすぐ質問」「相性のいい大学を受験」「競いあえる仲間をつくる」 ・医学部選び 現役医師の視点で重視すべきことは“合格した後の環境”と“試験との相性” ≪医師を目指す子どもの支援≫ ・子どもに医師を目指して欲しい 現役医師の 54% ・子どもの医学部進学のための想定援助額は平均 2,800 万円、4 人に 1 人は 5,000 万円以上 ・「医学部受験には、家族の協力が必要不可欠」96% ・医学部に子どもを進学させるならば、「中学選びから重要」70%、「予備校選びが重要」72% ・親視点 「医学部には、何浪してでもいく価値がある」38% ≪医師としての生活(仕事関連)≫ ・現役医師の 91%が「医療情報サイト」を利用 「医療系アプリ」は 30%、「医師向け SNS」は 56% ・「医師不足・偏在は深刻な課題である」20 代・30 代医師の 9 割が実感 ・医師不足・偏在の改善策 女性医師の 9 割は「出産後、現場復帰しやすい職場作り」が必要と回答 ≪医師としての生活(私生活)≫ ・現役医師がオフに行なっていることは?「旅行」や「グルメ」、「買い物」が人気 ・「医師の結婚相手探しは苦労する」現役医師の 3 割強、「医師以外の人と結婚をしたい」現役医師の 3 人に 2 人 ・今後は医師家庭も共働きが主流に?20 代・30 代医師「結婚相手の専業主婦化望まない」73% ・多忙な医師の結婚事情?医師が人生の伴侶と出会ったのは「医師になって職場で」が 4 割弱 1 / 12 株式会社キョーイク 2015年1月13日 ■■報道関係の皆様へ■■ 本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、 「メディカルラボ調べ」と付記のうえ ご使用いただきますよう、お願い申しあげます。 ■■アンケート結果 レポート■■ ≪医師を志したきっかけ≫ ◆医師を志した動機「人を救う仕事への興味」や「身近な医療関係者の働く姿」、「成績の良さ」も後押し ◆ブラックジャックなどがきっかけ?医師を志した動機「医療マンガをみて」現役医師の 20 人に 1 人 現役医師 300 名に対し、医師を志す動機となったものを複数回答で聞いたところ、「人を救う仕事に興味を持っ て」が 33.0%で最も高くなりました。次いで、「親など、身近な医療関係者が働いている姿をみて」(23.0%)や、「成績 が良かったので」(22.7%)が 2 割台で続いています。“人を救う仕事”や“身近な医療関係者の働く姿”など、職業と しての魅力が動機になったことに加え、難関である医学部合格を目指すにあたり、“成績の良さ”が医師を志す後 押しとなったことがうかがえます。そのほか、「生物など、学問から興味を持って」や「(親や教師から)助言・アドバイ スがあって」(ともに 17.7%)、「病気や怪我、死などを身近に経験して」(14.7%)、「収入面など、待遇に惹かれて」 (14.3%)などが 1 割台で続きました。“学問への興味”や“身近な人が医者にかかった体験”、“教育者・保護者から のアドバイス”、“収入面などの待遇の良さ”なども、医師を志すきっかけや後押しとして、少なくない影響を与えてい るようです。さらに、20 人に 1 人の割合(5.0%)と少数ながら、「医療マンガをみて(ブラックジャックなど)」といった、漫 画作品から影響を受けたという回答もみられました。 ◆医師を志す動機となったもの (複数回答) 50% 全体【n=300】 33.0 23.0 25% 22.7 17.7 17.7 14.7 14.3 11.3 6.0 5.3 5.0 5.0 4.0 3.7 2.7 2.3 2.3 地 域 医 療 に 貢 献 し た く て 肩 書 き な ど 、 名 声 に 惹 か れ て 医 ブ療 ラ マ ッ ン ク ガ ジを ャみ ッ て ク な ど 自 身 の プ ラ イ ド を 満 た し た く て 良 患い 者医 と師 し に てか 医か 師っ と て 接 し て 兄 身妹 近な にど 医、 師 を 目 指 す 人 が い て 就 医職 療後 に、 興仕 味事 を を 持通 っ じ てて 医 療 ド キ 医 療 ド ラ マ を み て 5.0 0% 病 身気 近や に怪 経我 験、 し死 てな ど を 親 が 病 院 を 経 営 し て い た の で ) 収 入 面 な ど 、 待 遇 に 惹 か れ て ) 助親 言や ・ 教 ア師 ド か バら イ ス が あ っ て ( 生 学物 問な かど ら、 興 味 を 持 っ て ( 成 績 が 良 か っ た の で ) 親 働な いど て、 い身 る近 姿な を医 み療 て関 係 者 が ( 人 を 救 う 仕 事 に 興 味 を 持 っ て ュ メ ン タ リ ー を み て そ の 他 2 / 12 株式会社キョーイク 2015年1月13日 ≪医学部受験と進学先選び≫ ◆これが医学部合格必勝法!?多くの現役医師が実践していた「集中できる環境の確保」と「基礎力固め」 ◆これでライバルと差がつく?現役医師が“効果がある”と認めた勉強法・受験対策 「疑問はすぐ質問」「相性のいい大学を受験」「競いあえる仲間をつくる」 それでは、難関である医学部受験に合格してきた医師たちは、どのような勉強法・受験対策を実践してきたので しょうか。現役医師 300 名に<当時、実践していたもの>を聞いたところ、「集中できる学習環境を確保する」が 39.0%で最も高くなりました。まずは何をおいても“集中できる環境”がないと始まらない、ということのようです。次い で「基礎力固め(繰り返し基礎問題を解くなど)」が 3 割半(36.0%)、以下、3 割前後で「出題の傾向に合わせ、対策 を立てる」(32.0%)、「規則正しい生活を送る」(29.7%)、「学習計画を立てる(不得意分野を克服するために○○を 重点的にやる、など)」(29.3%)が続きました。“基礎力固め”が“傾向と対策”よりも上位についており、“地力の向上” を“試験対策”よりも優先してきた医師が多い様子がうかがえます。 あわせて、同様の選択肢で<効果がある取り組みだと思うもの>を聞いたところ、実践していた勉強法・受験対 策でも上位となった「集中できる学習環境を確保する」(48.0%)や「基礎力固め」(41.7%)、「規則正しい生活を送る」 (39.3%)などは実践していた割合以上の評価となったほか、「疑問に思うことはそのままにしない(すぐに質問するな ど)」(28.3%)や「相性のいい出題傾向・得点配分の大学を探す」(18.0%)、「相談でき、競いあえる仲間をつくる」 (18.3%)といった取り組みも実施していた割合以上の評価となりました。すぐに質問できる環境や相談できる仲間、 相性の良い問題を出題する傾向がある大学の受験などは、実践している割合こそ多くないものの、実際に受験に 合格した現役医師の視点で効果があると考えられているので、ライバルに差を付けたい方におすすめの勉強法・ 受験対策だといえそうです。 ◆医学部受験に向けた勉強法・受験対策について (項目毎に複数回答) 60% <当時、実践していたもの> 全体【n=300】 48.0 39.0 41.7 36.0 30% 39.3 33.0 31.3 32.0 29.7 29.3 <効果がある取り組みだと思うもの> 全体【n=300】 28.3 21.7 23.0 21.7 18.0 12.3 18.3 16.0 12.0 10.7 6.3 6.3 0% 息 時抜 間き を で 確き 保る す場 る所 や 相 ・ 性 得の 点い 配い 分出 の題 大傾 学向 を 探 す 朝 型 学 習 入 学 し た あ と の 姿 を イ メ ー ジ す る 2.0 志 を望 明動 確機 に す な る ぜ 医 師 に な り た い か 4.0 医 目療 を ・ 通医 す学 習に 慣関 を す つる けニ るュ ー ス に あ て は ま る も の は な い ) 相 談 で き 、 競 い あ え る 仲 間 を つ く る 5.0 ( 疑 す問 ぐ に に思 質う 問こ す と る は なそ ど の ま ま に し な い ) 学 ○不習 ○得計 を 意画 重分 を 点野立 的を て に克 る や服 る す 、 る なた ど め に ( 規 則 正 し い 生 活 を 送 る ) ) 出 題 の 傾 向 に 合 わ せ 、 対 策 を 立 て る ( 基 繰礎 り力 返固 し め 基 礎 問 題 を 解 く な ど ( 集 中 で き る 学 習 環 境 を 確 保 す る 13.0 9.7 8.7 3 / 12 株式会社キョーイク 2015年1月13日 ◆医学部選び 現役医師の視点で重視すべきことは“合格した後の環境”と“試験との相性” 続いて、進学先選びにあたり、<当時、重視していたもの>は何か聞いたところ、「国立か私立か」(57.7%)と「大 学の所在地」(56.7%)が過半数となり、次いで「偏差値」が 4 割弱(37.3%)、「入試問題・試験・選抜方式との相性(教 科ごとの配点比重や難易度、地域枠入試など)」(26.7%)と「授業料・学納金の多寡」(26.3%)が 2 割半、「知名度・ 評判」が 1 割半(15.0%)で続きました。 あわせて、同様の選択肢で<現役医師の視点で、重視すべきだと思うもの>を聞いたところ、「設備・環境」 (34.7%)や「医師国家資格の合格率」(20.3%)、「学べる内容(医療経営・医療情報学、など)」(25.0%)、「指導者(著 名な教授がいるか、など)」(21.0%)などは、<当時、重視していたもの>の割合に比べて高くなりました。国立・私 立の違いや立地条件だけでなく、このような“入学した後の環境”について、重視して選ぶべきだ(べきだった)、との 思いがあるのではないでしょうか。また、「入試問題・試験・選抜方式との相性」(18.3%)は「偏差値」(13.3%)よりも、 重視すべきだと思う割合が高くなりました。合格できる可能性を“偏差値”で絞り込むのではなく、例えば、難問にじ っくり取り組むことが得意な方であれば、深い考察力を求められる 1 問毎の配点が高い試験方式を、素早く解答を 導くことが得意な方であれば、マークシート方式などの多くの問題を制限時間内に回答することが求められる試験 方式を選ぶなど、“試験との相性”を重視すべき、と考えている現役医師が多いようです。 ◆進学先の医学部選びについて (項目毎に複数回答) 60% 57.7 56.7 <当時、重視していたもの> 全体【n=300】 37.3 35.3 29.7 34.7 26.7 30% 18.3 26.3 15.0 知 名 度 ・ 評 判 総 合 大 学 か 単 科 大 学 か 設 備 ・ 環 境 9.7 6.3 医 師 国 家 資 格 の 合 格 率 6.3 ) 2.7 2.3 学 医べ 療る 経内 営容 ・ 医 療 情 報 学 、 な ど 指 著導 名者 な 教 授 が い る か 、 な ど 6.0 0.7 医 基学 礎分 ・ 類 臨 床 ・ 社 会 医 学 、 な ど ( 授 業 料 ・ 学 納 金 の 多 寡 8.3 ) 入 相試 難性問 易 題 度教 ・ 、科試 地ご験 域と ・ 枠 の選 入配抜 試点方 な比式 ど重と やの 11.3 ( 偏 差 値 8.3 ( 大 学 の 所 在 地 21.0 20.3 10.0 ( 国 立 か 私 立 か 25.0 21.0 13.3 0% <現役医師の視点で、重視すべきだと思うもの> 全体【n=300】 あ て は ま る も の は な い ) ) 4 / 12 株式会社キョーイク 2015年1月13日 ≪医師を目指す子どもの支援≫ ◆子どもに医師を目指して欲しい 現役医師の 54% ◆子どもの医学部進学のための想定援助額は平均 2,800 万円、4 人に 1 人は 5,000 万円以上 それでは、子どもが医師になることを望んだとき、自身も医学部受験を経験してきた先輩でもある現役医師は、親 としてどのようなフォローをしたいと考えているのでしょうか。 まず、現役医師のうち、子どもがいる方(232 名)に、<ゆくゆくは自分の子どもにも、医師を目指して欲しい>と思 うか聞いたところ『そう思う』(「非常に」+「やや」、以下同様)が 53.9%、『そう思わない』(「全く」+「あまり」、以下同様) が 46.1%となりました。 ◆子どもの医学部受験について (単一回答) <ゆくゆくは自分の子どもにも、医師を目指して欲しい>と思うか ※対象:現役医師のうち、子どもがいる方 0% 全体【n=232】 そう思う (計) 100% 50% 10.8 43.1 非常にそう思う 33.2 ややそう思う あまりそう思わない 12.9 53.9 そう 思わない (計) 46.1 全くそう思わない 次に、子どもにも医師を目指して欲しいと回答した方(125 名)に、子どもの学費や進学・受験にかかる費用として、 どのくらいの資金を出してもよいと考えているか聞いたところ、回答のあった最大額は「1 億円」(6.4%)で、『5,000 万 円以上』は累計で 25.6%、『3,000 万円以上』は 43.2%、『2,000 万円以上』は 56.0%となりました。子どもの医学部 進学のための金銭的な補助として、半数以上の医師は、2,000 万円以上を想定しているようです。また、全体の平 均額は 2,798 万円となりました。 ◆子どもの学費や進学・受験にかかる費用として、出してもよいと考えている資金 (自由回答:数値) ※対象:子どもがいる現役医師のうち、子どもにも医師を目指して欲しいと回答した方 全体【n=125】 累計(「○○円以上」の合計) 100% 86.4 平均額 2,798万円 56.0 43.2 50% 30.4 25.6 19.2 17.6 12.8 13.6 6.4 0% 1億円 5,000万円以上 3,000万円以上 2,000万円以上 1,000万円以上 ~ ~ ~ ~ 1億円未満 5,000万円未満 3,000万円未満 2,000万円未満 1,000万未満 5 / 12 株式会社キョーイク 2015年1月13日 ◆「医学部受験には、家族の協力が必要不可欠」96% ◆医学部に子どもを進学させるならば、「中学選びから重要」70%、「予備校選びが重要」72% ◆親視点 「医学部には、何浪してでもいく価値がある」38% 続いて、子どもにも医師を目指して欲しいと回答した方(125 名)に、<医学部受験には、家族の協力が必要不可 欠>だと思うか聞いたところ、『そう思う』が 96.0%と、ほとんどの方が同意をしました。また、<医学部に子どもを進学 させるならば、“中学選び”から重要>だと思うか聞いたところ、『そう思う』が 70.4%、<医学部に子どもを進学させる ならば、“予備校選び”が重要>では『そう思う』が 72.0%となりました。医師を目指すにあたり最初の関門となる大学 受験に向けて、中学選びや予備校選びをしっかりと行い、環境を整えるべきだと考えている方が多数派となっていま す。また、<医学部には、何浪してでもいく価値があると思う>では、『そう思う』が 38.4%となり、どんなに苦労を重 ねたとしても、挑戦するべきだと考えている方が 4 割弱の割合でみられました。 ◆子どもの医学部受験について (項目毎に単一回答) ※対象:子どもがいる現役医師のうち、子どもにも医師を目指して欲しいと回答した方 0% 50% 100% そう思う (計) そう 思わない (計) 3.2 0.8 96.0 4.0 4.0 70.4 29.6 72.0 28.0 38.4 61.6 <医学部受験には、家族の協力が必要不可欠> 全体【n=125】 36.8 59.2 <医学部に子どもを進学させるならば、“中学選び”から重要> 全体【n=125】 24.0 46.4 25.6 <医学部に子どもを進学させるならば、“予備校選び”が重要> 全体【n=125】 22.4 49.6 20.8 7.2 <医学部には、何浪してでもいく価値があると思う> 全体【n=125】 12.0 26.4 非常にそう思う ややそう思う 52.8 あまりそう思わない 8.8 全くそう思わない 6 / 12 株式会社キョーイク 2015年1月13日 ≪医師としての生活(仕事関連)≫ ◆現役医師の 91%が「医療情報サイト」を利用 「医療系アプリ」は 30%、「医師向け SNS」は 56% 医師として忙しく働きながらも、常に最新の医療情報に接し、診療に役立てている現役医師の方は少なくないかと 思います。また、医療系アプリや SNS など、IT を活用した情報収集の環境は近年めざましく進歩しているようです。 そこで、医療情報の収集に IT をどの程度活用しているか、質問を行いました。 現役医師 300 名に医療情報を入手できるホームページをどの程度利用しているか聞いたところ、<厚生労働省 のホームページ>では、「よく利用している」が 5.3%、「たまに利用している」が 45.3%となり、利用率は合計で 50.6%となりました。また、<製薬会社のホームページ>では利用率が 75.3%、<医療情報サイト(m3.com など)> では 90.7%となっています。質問したこれらの情報源の中では、<医療情報サイト>の利用率が特に高くなりまし た。 また、医療系アプリや SNS の利用について聞いたところ、<医療系アプリ(スマートフォンやタブレット端末で利用 できるアプリ)>の利用率は 30.3%、<医師向けの SNS やコミュニティサイト(MedPeer など)>は 56.3%となりまし た。医療系アプリは現役医師の約 3 人に 1 人、SNS は 2 人に 1 人以上の割合で利用しているようで、多方面から の情報収集に余念がない様子がうかがえました。 ◆医療情報の収集にITをどの程度活用しているか (項目毎に単一回答) 0% 50% 100% <厚生労働省のホームページ> 全体【n=300】 5.3 45.3 20代・30代【n=30】 3.3 年 代 40代【n=109】 5.5 50代【n=115】 6.1 46.7 40.4 60代以上【n=46】 4.3 50.6 53.3 45.9 53.1 54.3 49.3 50.0 54.1 47.0 47.0 50.0 45.7 利用率 (計) <製薬会社のホームページ> 全体【n=300】 20代・30代【n=30】 年 代 40代【n=109】 50代【n=115】 60代以上【n=46】 8.0 67.3 10.0 6.4 30.0 66.1 9.6 27.5 72.2 6.5 75.3 70.0 72.5 81.8 69.5 24.7 60.0 18.3 63.0 30.4 <医療情報サイト(m3.comなど)> 全体【n=300】 65.7 20代・30代【n=30】 年 代 25.0 56.7 40代【n=109】 26.7 60.6 28.4 50代【n=115】 70.4 60代以上【n=46】 71.7 9.3 16.7 11.0 25.2 15.2 4.3 13.0 90.7 83.4 89.0 95.6 86.9 <医療系アプリ(スマートフォンやタブレット端末で利用できるアプリ)> 全体【n=300】 10.3 20代・30代【n=30】 年 代 40代【n=109】 50代【n=115】 60代以上【n=46】 13.3 20.0 11.0 7.8 69.7 16.7 26.6 62.4 19.1 13.0 30.3 30.0 37.6 26.9 21.7 70.0 73.0 8.7 78.3 <医師向けのSNSやコミュニティサイト(MedPeerなど)> 全体【n=300】 14.3 20代・30代【n=30】 0.0 年 代 40代【n=109】 14.7 50代【n=115】 60代以上【n=46】 42.0 43.7 36.7 63.3 42.2 20.0 8.7 よく利用している 41.7 45.7 たまに利用している 43.1 38.3 45.7 56.3 36.7 56.9 61.7 54.4 利用していない 7 / 12 株式会社キョーイク 2015年1月13日 ◆「医師不足・偏在は深刻な課題である」20 代・30 代医師の 9 割が実感 ◆医師不足・偏在の改善策 女性医師の 9 割は「出産後、現場復帰しやすい職場作り」が必要と回答 続いて、“医師の不足・偏在”と呼ばれる状況について、どの程度危機感を抱いているのか、質問を行いました。 まず、<医師の不足感・偏在感>を感じるか聞いたところ、『感じる』(「非常に」+「やや」、以下同様)が 83.3%とな りました。20 代・30 代の若い医師では『感じる』が 90.0%と特に高く、医療現場に人手が足りない現状を実感してい る方がより多い様子がうかがえます。また、<“医師不足は深刻な課題だ”という問題意識>では、『感じる』が 70.3% となりました。医師の不在・偏在問題について、実感や危機感を持っている方が多いようです。 次に、医師の不足・偏在を改善するためには、労働環境の改善や整備が必要だと感じているか聞いたところ、< “医師の労働環境改善”の必要性>では『感じる』が 91.7%、<“女性医師が働きやすい環境整備”の必要性(出産 後に復職しやすい環境づくりなど)>では『感じる』が 82.0%となりました。現役医師の多くは、医師の労働環境を改 善・整備することで、医師不足・偏在の改善にも繋がると認識していることがうかがえます。 また、女性医師は<“女性医師が働きやすい環境整備”の必要性>を『感じる』が 90.7%とより高くなりました。 ◆“医師の不足・偏在”と呼ばれる状況について (項目毎に単一回答) 0% 50% <医師の不足感・偏在感> 34.0 全体【n=300】 34.7 男性【n=268】 男 女 28.1 女性【n=32】 33.3 20代・30代【n=30】 37.6 年 40代【n=109】 代 30.4 50代【n=115】 34.8 60代以上【n=46】 <“医師不足は深刻な課題だ”という問題意識> 100% 感じる (計) 感じない (計) 83.3 82.8 87.5 90.0 88.1 80.8 73.9 16.6 17.1 12.5 10.0 11.9 19.1 26.1 70.3 70.2 71.9 80.0 76.2 64.3 65.2 29.7 29.8 28.1 20.0 23.8 35.6 34.7 91.7 91.0 96.9 93.3 93.6 89.6 91.3 8.3 9.0 3.1 6.6 6.4 10.4 8.7 82.0 81.0 90.7 83.3 82.6 80.9 82.6 18.0 19.0 9.4 16.7 17.5 19.2 17.4 49.3 13.3 3.3 48.1 13.4 3.7 59.4 12.5 0.0 56.7 50.5 50.4 39.1 6.7 3.3 10.1 1.8 13.9 5.2 23.9 2.2 29.3 41.0 23.7 6.0 全体【n=300】 29.9 40.3 23.1 6.7 男性【n=268】 25.0 46.9 28.1 0.0 女性【n=32】 36.7 43.3 16.7 3.3 20代・30代【n=30】 31.2 45.0 18.3 5.5 年 40代【n=109】 代 25.2 39.1 27.8 7.8 50代【n=115】 30.4 34.8 30.4 4.3 60代以上【n=46】 <“医師の労働環境改善”の必要性> 56.7 35.0 7.0 1.3 全体【n=300】 56.7 34.3 7.5 1.5 男性【n=268】 男 女 56.3 40.6 3.1 0.0 女性【n=32】 70.0 23.3 3.3 3.3 20代・30代【n=30】 56.0 37.6 6.4 0.0 年 40代【n=109】 代 51.3 38.3 7.8 2.6 50代【n=115】 63.0 28.3 8.7 0.0 60代以上【n=46】 <“女性医師が働きやすい環境整備”の必要性(出産後に復職しやすい環境づくりなど)> 37.7 44.3 13.0 5.0 全体【n=300】 36.6 44.4 13.4 5.6 男性【n=268】 男 女 46.9 43.8 9.4 0.0 女性【n=32】 50.0 33.3 10.0 6.7 20代・30代【n=30】 31.2 51.4 13.8 3.7 40代【n=109】 年 代 38.3 42.6 12.2 7.0 50代【n=115】 43.5 39.1 15.2 2.2 60代以上【n=46】 男 女 非常に感じる やや感じる あまり感じない 全く感じない 8 / 12 株式会社キョーイク 2015年1月13日 ≪医師としての生活(私生活)≫ ◆現役医師がオフに行なっていることは?「旅行」や「グルメ」、「買い物」が人気 医師は、どのようにプライベートを過ごしているのでしょうか。現役医師 300 名に休日、リフレッシュ(ストレス発散や 気分転換)のために行なっていることを聞いたところ、「旅行に出かける」が 5 割(50.3%)で最も高く、僅差で「おいし いものを食べる」(48.0%)が続きました。以下、3 割台で「買い物に出かける」(39.7%)や「恋人や配偶者と過ごす」 (33.7%)、「本を読む(医学関連以外)」(30.7%)、「お酒を飲む」(30.3%)が続いています。 ◆休日、リフレッシュ(ストレス発散や気分転換)のために行なっていること (複数回答) ※上位15位までを表示 60% 50.3 全体【n=300】 48.0 39.7 33.7 30.7 30.3 30% 28.3 27.3 27.0 26.7 25.0 22.7 18.3 15.0 11.3 0% 買 い 物 に 出 か け る 恋 人 や 配 偶 者 と 過 ご す 本 を 医読 学む 関 連 以 外 ) お い し い も の を 食 べ る ( 旅 行 に 出 か け る お 酒 を 飲 む お 風 呂 や 温 泉 に つ か る た く さ ん 寝 る 子 ど も や 孫 と 過 ご す 映 画 や ド ラ マ を 観 る 音 楽 を 聴 く ド ラ イ ブ を 楽 し む 自 然 と ふ れ あ う 汗 を 流 す フ ラィ ンッ ニ ト ンネ グス なや ど で 友 人 と 過 ご す 9 / 12 株式会社キョーイク 2015年1月13日 ◆「医師の結婚相手探しは苦労する」現役医師の 3 割強、「医師以外の人と結婚をしたい」現役医師の 3 人に 2 人 ◆今後は医師家庭も共働きが主流に?20 代・30 代医師「結婚相手の専業主婦化望まない」73% 俗に、“医師の結婚相手探しは苦労する”、“医師同士の結婚はうまくいかない”などと言われる医師の結婚事情 について、本当にそのような実感を持っているのか、質問を行いました。<医師の結婚相手探しは苦労することが多 い>と思うか聞いたところ、『そう思う』が 31.7%、『そう思わない』が 68.3%となりました。3 割強の方が“苦労する”と実 感していますが、“そんなことはない”との考え・実感を抱いている方が多数派であるようです。 また、<医師同士で結婚したカップルは離婚しやすい>と思うか聞いたところ、『そう思う』が 55.4%、『そう思わな い』が 44.6%と、『そう思う』派がやや多くなっています。そのせいもあってか、<医師同士よりも、医師以外の人と結 婚をしたい(したかった)>では、『そう思う』が 66.6%と 3 人に 2 人の割合となりました。 次に、<結婚相手には、専業主婦(主夫)になって欲しい(欲しかった)>と思うか聞いたところ、『そう思う』が 48.3% と、半数近くの方が同意を示しました。ただし、若い医師はそのような希望は薄いようで、20 代・30 代の医師では、 『そう思う』が 26.6%で、『そう思わない』が 73.3%となっています。多忙な医師は“専業主婦になってくれる方を結婚 相手に選ぶ”と言われることがありますが、最近の若い医師に限れば、そのような傾向は薄まってきているようです。 さらに、<結婚後、医師生活を続けられるか不安(不安だった)>では、『そう思う』が 15.6%ですが、女性医師は 43.7%となっています。出産などで一度職場を離れてしまうと、なかなか復職できないイメージを持っている女性医 師が多いのかもしれません。 ◆医師の結婚事情について (項目毎に単一回答) 0% そう思う (計) そう 思わない (計) 31.7 68.3 6.3 55.4 44.6 5.3 66.6 33.3 48.3 51.6 26.6 73.3 14.7 43.1 56.9 13.9 55.7 44.3 56.5 43.5 15.6 84.4 12.3 87.6 43.7 56.3 50% 100% <医師の結婚相手探しは苦労することが多い> 全体【n=300】 6.7 25.0 52.0 16.3 <医師同士で結婚したカップルは離婚しやすい> 全体【n=300】 12.7 42.7 38.3 <医師同士よりも、医師以外の人と結婚をしたい(したかった)> 全体【n=300】 24.3 42.3 28.0 <結婚相手には、専業主婦(主夫)になって欲しい(欲しかった)> 全体【n=300】 17.0 20代・30代【n=30】 年 代 13.3 40代【n=109】 31.3 13.3 15.6 50代【n=115】 33.3 42.2 34.8 13.0 15.3 40.0 27.5 20.9 60代以上【n=46】 36.3 30.4 43.5 34.8 8.7 <結婚後、医師生活を続けられるか不安(不安だった)> 全体【n=300】 2.3 男 女 13.3 40.7 男性【n=268】 2.2 10.1 女性【n=32】 3.1 43.7 41.0 40.6 46.6 37.5 非常にそう思う ややそう思う あまりそう思わない 18.8 全くそう思わない 10 / 12 株式会社キョーイク 2015年1月13日 ◆多忙な医師の結婚事情?医師が人生の伴侶と出会ったのは「医師になって職場で」が 4 割弱 それでは、医師は実際にはどのような相手と結婚をしているのでしょうか。現役医師のうち、既婚の方(260 名)に、 どのようなきっかけで出会った相手と結婚したか聞いたところ、「研修医時代や医師になってから出会った病院関係 者と」(38.5%)が最も高くなりました。医師は職場結婚をするケースが多いようです。次いで、「医学生時代に出会っ た相手と」が 2 割強(23.8%)、「お見合い・縁談で出会った相手と」が 1 割半(14.6%)、「友人・知人からの紹介で出会 った相手と」が 1 割弱(8.8%)となりました。 居住地別にみると、一都三県の居住者では「趣味を通じて出会った相手と」(10.3%)がほかの地域よりも高く、二 府四県では「お見合い・縁談で出会った相手と」(25.0%)が高くなるなど、傾向の違いがみられました。 ◆どのようなきっかけで出会った相手と結婚したか (単一回答) ※対象:現役医師のうち、既婚の方 全体【n=260】 一都三県【n=58】 二府四県【n=56】 地方都市圏※【n=48】 その他地方【n=98】 60% 30% 0% 研 な修 病っ 医 院て時 関 か代 係ら や 者出医 と 会師 っに た 医 出学 会生 っ時 た代 相に 手 と お 出見 会合 っい た ・ 相縁 手談 と で 友 で人 出 ・ 会知 っ人 たか 相ら 手の と紹 介 医 出学 会生 っに たな 相る 手前 と に 趣 出味 会を っ通 た じ 相て 手 と 結 パ婚 しー相 てテ談 出ィ 所 会ー や っ な婚 たど活 相を 手活 と用 患 紹者 介や 相患 手者 と の 家 族 の イ 出ン 会タ っー たネ 相ッ 手 ト と で S N S や ブ ロ グ な ど そ の 他 ※北海道、宮城県、愛知県、福岡県を「地方都市圏」とした 11 / 12 株式会社キョーイク 2015年1月13日 ◆調査概要◆ ◆調査タイトル ◆調査対象 ◆調査期間 ◆調査方法 ◆調査地域 ◆有効回答数 ◆実施機関 :「医学部受験と医師生活」に関する調査 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする 現役医師(現在医師として働いている方) :2014年11月25日~11月27日 :インターネット調査 :全国 :300名 :ネットエイジア株式会社 ■本調査に関するお問合せ先■ 株式会社キョーイク メディカルラボ本部情報研究所 担当:山本・山田 電話 :052-551-2105 FAX :052-551-2106 E-mail :[email protected] ■株式会社キョーイク 会社概要■ 社名 代表者名 設立 所在地 業務内容 :株式会社キョーイク :代表取締役 宮川幹生 :1981 年 3 月 :名古屋市中村区名駅 4-6-17 名古屋ビルディング 12F :全国 15 都市(16 校)で、医系専門予備校「メディカルラボ」を運営。 URL :http://www.kyo-iku.jp/index.html 名古屋市緑区で保育園事業を展開。 12 / 12
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