野草班だより(2014.12) (野草班) ☆季節の野草だより 11月中旬、道路脇の陽だまりでは早くもホトケノザが纏まって花を付けていた。また、遊歩道脇 ではジシバリ、ハハコグサ、オオイヌノフグリやヒメオドリコソウの花が咲き、おおみねトレール ではタチツボスミレ、マキノスミレなどが花を付けているのに出会った。何れも本来の花期とは 拘わりなく季節外れに開花したものだ。この時期の野草としてはセイダカアワダチソウ、オケラ、 サラシナショウマ、センブリ、ナギナタコウジュが開花し、キッコウハグマやリンドウが最後に 晩秋の遊歩道を飾る。 管理道路脇の野草は除草作業で刈り取られるため セイダカアワダチソウは年々小ぶりとなりこの花 ヒメオドリコソウ オオイヌノフグリ ジシバリ ホトケノザ を好むアサギマダラなどは年々数が少なくなって いるように思われる。遊歩道添えのリンドウは何時 の間にか見られなくなるが踏み入った場所では毎年 きれいな花を咲かせてくれる。秋は野草も実を付け セイタカアワダチソウ ハハコグサ マキノスミレ タチツボスミレ る季節だが、10月 に初めて紹介した ナンバンハコベは 濃い青色の実を オケラ サラシナショウマ セイヨウタンポポ ナギナタコウジュ ハコベ ヤマジノホトトギス センブリ 沢山付けていたが 年明けの開花時期 には、また、個性豊 オトコエシ ノアザミ キッコウハグマ かな花を見たい。 ナンバンハコベ実 フユノハナワラビ コヒルガオ リンドウ ☆季節の樹木だより 9月末から10月上旬にかけ花を付けるナガバノコウヤボウキを台風などの雨で1週間ほど山 に出かけないうちに花が終わっていて今年は開花を見落としてしまった。晩秋にツルグミが咲く と年内の樹木の開花は終わりとなる。助川山にはイヌザクラの木が以外と多いように思われる が、11末から12月にかけ、このイヌザクラの枝に白い花らしきものが結構な数見られた。 太い木の高い枝先なのであまりはっきりしないが拡大して見ると春に咲くイヌザクラの花に似 ている。葉は既に枯葉となって落ちてしまっているがこのような時期に花が咲くことがあるのか 機会があれば専門家に問い合せてみたい。 この時期になると赤い実を付ける樹木が 多いが、おむすび池手前に生えているクコ イヌザクラ ヤツデ ツルグミ コウヤボウキ シロダモ が今年初めて赤い実を付けた。 例年見られるシロ ダモの実は今年は 見られなかった。 クコ ヤブコウジ ツリバナ ミヤマシキミ アオキ ガマズミ メギ (野草班 鈴木)
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