【学生新聞】第26号 プロデューサーは何でも屋

1月14 日
VOL.4 #01
水曜日
江戸川大学
学生
新聞
取材/編集:学生記者クラブ
発行:江戸川大学広報センター
The Edogawa Times
www.edogawa-u.ac.jp
デューサー、演出ディレク
学生の役割分担は、プロ
し、貴重な経験をしたと大
思うとすごく楽しかった
全 体 制 作 ス ケ ジ ュ ー ル 表、
も の の、 企 画 書、 組 織 図、
ずれるとすべてが狂う。緊
計算している。スタートで
フィッティングを秒単位で
プロデューサーは、一人
しんどかった。」
でやらなければならない仕
役割分担表、当日の進行表
事がほとんと。家に帰って
山君は振りかえる。
張と不安が交差する。
川史朗さんだ。彼の指示で
それでもトラブルは起き
イベントが終わった瞬
た。理不尽とさえ思えるこ
体の芯から自信が沸いてき
感 じ た。 し ば ら く す る と、
間、重圧から開放されたと
たのだ。
ショーを続けることができ
さ ん の 機 転 を 受 け 止 め て、
備 を し た か ら こ そ、 古 川
る。 だ が、 考 え ぬ い て 準
もコレクションのことを考
と台本など大量の資料つく
ター、スタイリスト、照明、
最初は、先生たちが企画
りに授業以外の時間は没頭
音楽・映像、広報・宣伝の
して、資料も用意してくれ
6つ。1年生は見習いだ。
えてしまう日々が続いた。
しつづけた。
音楽が早すぎる。
さあ、どうする
スった。音楽が早く出てし
案 の 定、 ス タ ー ト で ミ
はやっておいたほうがいい
まった。
よ。
」とアドバイスしてく
を 見 に 来 て く れ て、
「これ
3年生の先輩が時々様子
て、自分たちは実行部隊で
いいんだと思っていた。
え、そんな事まで
自分でやるの!
プロデューサーは、学生
や 協 力 者、 出 演 者 を ま と
め、全体を統括し、大学事
務局との連絡を取り、円滑
に実施運営できるよう準備
し か し、 当 日 は 強 力 な
助っ人に来てもらって
れた。例えば、イベント当
日に配るお弁当の発注管理
い た。 数 多 く の フ ァ ッ
ところが、7月のゼミで、
初めに中口哲治教授から簡
表。お弁当が足りなくなっ
する。役割は多岐にわたる。
実施に至るまでの責任を負
単 な 説 明 が あ っ た だ け で、
う大変な役割だ。そのため、
たりしたら、大問題だ。
ションショーを手がける
後 は い っ さ い を 任 さ れ た。
ションショーはタイミング
さて、本番当日。ファッ
音楽が一瞬、止った。
打合せのために作成した
資料は数え切れない。入学
がすべてだ。音楽と同時に
代表の古
JUNGLE GYM
合プロデューサーの大山聖
時に貸与されたパソコンと
自分からやる癖も身につい
とも、自分なりに処理する
ン グ が 戻 っ た。
た。
「 こ れ か ら、 こ ん な も
会場が静まりかえる。
ショーの歯車が
んか、と色んなことが楽に
方法が身についた。進んで
完璧にかみ合い
最後にファッションコー
思えると思う。」
「自分が考え
た。
るから。
でも、
大学はファッ
インしたり、作ったりでき
うがいいと思う。服をデザ
ス を 目 指 す 人 へ 一 言。
「単
を生み出してま
シ ョ ン 業 界 を 研 究 す る 場。
あって、完璧な
とめてからでな
ファッションを通して、視
に服が好きという理由だけ
いと、人に相談
野を広げたい人はぜひ江戸
フィナーレで終
す ら で き な い。
大に来て下さい。」
なら、専門学校に行ったほ
やっている間は
えることができ
ルのがんばりも
はじめた。モデ
だ が、 そ こ か ら タ イ ミ
文君(2年)だ。
ディレクターはメイクや
モデルと映像が出る。演出
エクセルは苦労せず使える
授業のおかげで、ワードや
必要で、そのリーダーが総
6人ものプロデューサーが
!!
「 想 像 し て い た の と は、
だ い ぶ 違 っ た。」 で も、 今
エドコレ終了後。「7 割の出来。疲れた〜」と大山くん。「学生の指
導は楽しい。一生懸命だからね」と古川さん。
2015 年
プロデューサーは何でも屋
苦労もプレッシャーもなんのその。エドコレを成功させるのがオレの仕事だ !!
エドコレプロデューサー 大山聖文君インタヴュー
昨秋 11 月 3 日、駒木祭で江戸川ガールズコレクションを主
催した「江戸川大学 EGC 実行委員会」は、江戸川大学社会学
部経営社会学科の学生たちだ。学生と言っても2年生と1年生
だけ。学生スタッフを束ねるプロデューサー大山君を密着取材
した。( 取材:志摩千尋 写真・レイアウト:高山里歩)