学校便り1月号 [204KB pdfファイル]

平成27年1月7日(水)発行
第11号
松戸市立東部小学校 校長
小野 昭司
帰省の子 みな立ち去りし 七草や(相馬遷子) 新年明けましておめでとうございます。関
東地方は概ね好天に恵まれ、穏やかな年明けとなりました。皆様はどのような新年をお迎えにな
られたでしょうか。近年は、コンビニやスーパーをはじめ元日から営業する店が増えたり、初詣
がレジャー化したりするなど、伝統的な正月の風景や雰囲気はずいぶん変わってきたように思い
ます。それでも、正月を迎えると清新な気持ちになり、新たな希望や目標を心に抱くようになる
のは私達日本人のDNAによるものかも知れません。教職員一同、本年も子ども達のために精一
杯努力してまいります。保護者の皆様、地域の皆様の変わらずのご理解・ご支援をよろしくお願
いいたします。
若者に学ぶ「ホンキの底力」
2学期の終業式で、正月にぜひ「箱根駅伝」を見てほしいと子ども達に話しました。やはり今
回もたくさんのドラマが展開されました。往路・復路とも制し完全優勝した青山学院大学は「立
派」のひと言に尽きると思います。ここ数年は5位前後と着実に力をつけ、今回も上位争いをす
ることはあっても、あれほどの驚異的な記録で圧勝すると予想した人はほとんどいなかったので
はないでしょうか。
「ワクワク大作戦が功を奏した」とか色々報道されていますが、あの選手達の
底抜けの明るさは、私達の想像を絶するような練習の積み重ねの結果そのものなのだと感じます。
創部96年での初優勝にも決して驕らず、謙虚に自分を見つめ、監督や仲間、家族など周囲の人
への感謝の気持ちを素直に表せる若者達を見ていて清々しさを感じました。一方で、上位に入れ
なくても、何度も倒れても、これまでの血の滲むような努力を発揮すべく、一本の襷を繋ぐため
に懸命に走る選手やそれを支える仲間の姿がありました。あのような大学生の姿は、小学生の子
ども達にも大切なものを教えてくれたように思い、新春から大きなプレゼントをいただいたよう
な気持ちになりました。今日の始業式では、このことを子ども達に話しました。ご家庭でも話題
にしていただければ幸いです。
<『きょうこちゃん募金』目標額達成!!>
皆様の心温まる厚いご支援をいただいてきた募金の額は、
「きょうこちゃんを救う会」のホーム
ページによれば、昨年12月31日現在で267,483,707円に達し、目標の2億3千万
円を超えました。
「今週中に記者会見を開いて状況を報告のうえ、今月中旬に渡米の見通しであり、
募金の受付はもう少し継続するものの今後はご心配なさらずに」とのことです。ご両親、中部小
学校、「救う会」等から、重ねて感謝の念が伝えられていることを申し添えます。
多くの人の善意が実って響子さんの手術が成功し、みんなと一緒に小学校を卒業し中学校に入
学できる日を心待ちにしたいと思います。本当にありがとうございました。
(文責 小野)