日本の蔵王ヒルクライム・エコ2015 実行委員会からの大会

日本の蔵王ヒルクライム・エコ2015
実行委員会からの大会休止のお知らせ
宮城蔵王に薫風とともに春の訪れを告げる「日本の蔵王ヒルクライム・エコ
2015」を今年 5 月に開催する予定としておりましたが、ヒルクライムのレース
会場(蔵王エコーライン・ハイライン)となる蔵王山の火山活動が昨年 8 月頃
より活発化しております。同 10 月 8 日にはゴール地点の火口湖「御釜」の湖面
が白濁する変化や火山性微動の発生が確認され、翌日に気象台が初の火山解説
情報を発出する事態となりました。
戦後最悪の火山災害となりました昨年9月の御嶽山噴火でも指摘されたとお
り、水蒸気噴火は予測困難であり、蔵王山についても同様のリスクがあること
は否定できない状況であります。
現在、気象台や国、宮城・山形両県、関係大学、蔵王山麓の6市町等が火山
噴火緊急減災対策砂防計画検討委員会を設置し、火山噴火による被害想定をま
とめておりますが、有事の際の観光客等の避難誘導や安全確保対策は被害想定
を基にして今後検討される予定となっております。
「日本の蔵王ヒルクライム」は、当町を挙げての一大イベントであり、年々
参加者も増加していることから継続開催できないかと検討しておりましたが、
現時点では競技者の皆様や運営スタッフの安全確保対策が最優先と考え「2015
の大会」を休止せざるを得ないとの結論に至りました。何卒ご理解賜りますよ
うお願い申し上げます。
今後、皆様に安心して蔵王に訪れていただけるよう、安全対策の対応が可能に
なりましたら大会の再開に向けて、全町民一丸となって取り組んでまいります
ので、尚一層のご支援、ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。
平成27年1月7日
日本の蔵王ヒルクライム・エコ2015
大会会長(蔵王町長) 村 上 英 人