公募型プロポーザル方式に係る審査実施要領 (平成 27 年 1 月5日 26 情政第 303 号) (目的) 第1条 この実施要領は、公募型プロポーザル方式(技術者評価型)によるデジタルアーカイブシ ステムサービス提供業務委託の契約相手(以下「特定者」という。)を決定するに当たり、透 明かつ公正な審査を行うことを目的とする。 (技術評価委員会) 第2条 公募型プロポーザル方式(技術者評価型)による長野県デジタルアーカイブシステムサービ ス提供業務委託要領第 10 に規定するとおり技術評価委員会(以下「委員会」という。 )を設置 するものとする。 2 委員長は情報政策課長とし、委員長に事故があるときは、あらかじめその指名する委員がその 職務を行うものとする。 3 委員会の構成員は以下の者とする。 (1) 情報政策課長 (2) 情報政策課及びデジタルアーカイブデータを登載する機関の職員 (3) ITに関する実務に精通している技術経験者 (一次審査) 第3条 一次審査は参加表明書の審査を行うものとし、事前に情報政策課が参加資格要件の審査及び 照査を行い、適合すると認められた参加者のみを二次評価の対象とする。 2 適合すると認められた参加者が 5 者を超える場合は参加表明書について、次により審査を行い、 二次評価の対象となる上位5者を選定する。 (1)審査項目の採点は各技術評価委員(以下「委員」という。 )が 40 又は 20 段階評価し、各委 員の採点の平均を採用する。また小数点以下の端数があるときは、小数点以下第1位で四捨五 入するものとする。 (2)審査基準は「 (別表1)長野県デジタルアーカイブシステムサービス提供業務参加要件資料 審査基準」のとおりとする。 (3)審査開始以降はいかなる理由があろうとも審査基準を変更できないものとする。 (二次評価) 第4条 二次評価は技術提案書について、プレゼンテーションにより総合的な評価を行うものとする。 2 1者のプレゼンテーションの時間は発表 30 分、質疑 10 分の合計 40 分を標準とするものとす る。 3 プレゼンテーションの順序は技術提案書の提出順とする。 4 評価の客観性を高めるため、技術評価の区分を評価項目に細分化し、評価項目ごとに「重み」 を設定するものとする。 5 評価項目の採点は各委員が5段階評価し、配点は次の各項目のとおりとする。 (1) 非常に優れた水準の提案の場合 10 点 (2) 優れた水準の提案の場合 7点 (3) 県が想定した水準の提案の場合 5点 (4) 低い水準の提案の場合 3点 (5) 非常に低い水準の提案の場合 1点 6 評価項目の得点は各委員の採点の平均を採用し、小数点以下の端数があるときは、小数点以下 第1位で四捨五入するものとする。 7 評価点の算出方法は、以下のとおりとする。 評価点=評価項目の得点(評価項目の採点×重み)の合計 8 評価基準は「 (別表2)長野県デジタルアーカイブシステムサービス提供業務技術評価基準」 のとおりとする。 9 審査開始以降はいかなる理由があろうとも評価基準を変更できないものとする。 (立会い) 第5条 技術評価委員会は非公開とし、以下の者は立会いができるものとする。 (1) プレゼンテーションを行うに当たり参加者が必要とする関係者 (2) 委員の随行者 (3) 情報政策課職員 (特定者の決定) 第6条 参加者の評価点を集計し、評価点が最も高い参加者を特定者とするものとする。 2 特定者の決定と同時に、集計結果を各委員に報告するものとする。 附 則 この要領は、平成27年1月5日から適用する。 (別表1) 長野県デジタルアーカイブシステムサービス提供業務 参加要件資料審査基準 No. 1 評価項目 審査項目 国又は地方公共団体の同類のシステム設計・構築等の実 同種・類似業務の実 績を有するか。(直近の実績・豊富さ) 績 ASP方式によるサービス提供の実績を有するか。(直近の 実績・豊富さ) 当該業務の遂行において、適正な予定技術者が配置され 2 配置予定技術者 ているか。 配置予定技術者は豊富な実績を有するか。 評価の合計点 配点 項目配点 40 60 20 20 40 20 100 100 (別表2) 長野県デジタルアーカイブシステムサービス提供業務技術評価基準 区 分 評価事項 主な評価内容 基本的事項 ・長野県が既に保有しているデジタルアーカイブを保存、公開して いける提案がされているか。 ・既成のクラウド型のサービスとして、サービスを速やかに立ち上 げ、既存システムからのデータ移行に使えるか。 スケジュール ・システムサービスを利用して既存システムからのデータ移行を短 期間で行うための工夫はあるか。 セキュリティ ・ファイアウォールによるセキュリティ対策はなされているか。 システム全般 ・デジタルアーカイブをインターネットを通じて公開できるか。 ・コンテンツ管理者向けに必要な管理機能を備えているか。 ネットワーク ・インターネットへの接続回線は200Mbpsベストエフォート以上とな っているか。 インターフェース 機能 ・対応ブラウザはInternet Explorer8~11、FireFox12 以上 ・トップ画面に利用者へのお知らせ等を登録できるか。 ・管理系機能はSSLによる暗号化が考慮されているか。 検索機能 ・全てのデータを対象にキーワード検索ができるか。 ・機関別に、キーワード検索できるか。 ・検索結果は、サムネイル付きの一覧表示や検索キーワードのハイ ライト表示ができるか。 ・書籍などのデジタル画像について、1冊ごとに各ページを閲覧で きるか。 コンテンツ表示 機能 ・登録されているデジタルデータを表示又はダウンロードできるか。 ・画像の表示をマウス操作により拡大縮小できるか。 ・登録されている外部リンクを表示できるか。 情報管理機能 ・管理者機能で、コンテンツの登録、公開設定、任意のメタデータの 設定、一括登録、利用統計等の機能を利用できるか。 利用者管理機能 ・利用者の登録・修正・削除ができるか。 ・メタデータ及び画像データの編集、公開の権限を設定できるか。 対応データ ・画像データについては、静止画(JPEG形式)、動画(WMV形式) が登録できるか。 ・メタデータについてはEXCEL(CSV)形式のデータを取り込める か。 1 基本的事項 2 システム 3 アプリ ケーシ ョン データ容量 ・初期登録データ量155GBを登載し、今後 5 年間の運用でデータ 量が2倍になっても運用可能か。 運用保守 ・平日9:30~17:00は問い合わせ受付時間となっているか。 ・システム停止等の重大な障害発生時には速やかに必要な措置を とれるか。 追加提案 ・デジタルアーカイブサービスの機能面、デジタルコンテンツの収集 等に関して、仕様書に記載のない事項で有益な提案はあるか。 将来への発展性 ・デジタルアーカイブ推進事業の運営体制の在り方、デジタルアー カイブの利活用等について、将来へ向けて発展的な展望を示す提 案であるか。 価格 ・業務を行うための価格とその内訳及び整合性はとれているか。 6 追加提案 7 価格 15 10 4 データ 5 運用保守 重み 30 10 5 20 10
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