平成26年10月分

平成 26 年 12 月 25 日公表
茨城県企画部統計課
庶務・企画分析ｸﾞﾙｰﾌﾟ担当：大曽根
電話 029-301-2642(ﾀﾞｲﾔﾙｲﾝ)
資料提供
茨城県の景気動向（平成２６年１０月分）について
茨城県景気動向指数は，生産・消費・雇用など景気に敏感な経済指標の動きを統合することによっ
て，景気の現状把握及び将来予測に資するために作成した景気指標です。平成 26 年 10 月分の概要は，
以下のとおりです。
１
概要
１０月の景気動向指数（平成 22 年=100）の一致指数（月次ＣＩ）は 152.8 となり，前月比＋4.6％
と３か月ぶりに上昇しました。一致指数の移動平均値をみると３か月後方移動平均は 148.6 となり
４か月連続の上昇，７か月後方移動平均は 143.7 となり 16 か月連続の上昇となりました。
また，先行指数（月次ＣＩ）は 139.2 となり，前月比で＋0.3％と３か月連続で上昇し，遅行指数（月
次ＣＩ）は 136.8 となり，前月比で＋1.5％と２か月連続で上昇しました。
２
基調判断
－景気動向指数（ＣＩ一致指数）は「改善」を示しています。－
図
ＣＩ一致指数の推移
160
150
140
130
120
110
100
90
80
70
60
H20年
※
（平成 22 年＝100）
ＣＩ一致指数
同・３か月後方
移動平均
同・７か月後方
移動平均
21
22
23
24
25
26
ＣＩ一致指数が上昇基調にある時は景気の拡張局面，低下基調にある時は景気の後退局面を示します。
ただし，単月では不規則な動きも含まれていることから，景気の基調判断は，足下の基調の変化をつかみやすい
３か月後方移動平均と，基調の変化が定着しつつあることを確認する７か月後方移動平均を中心に行います。
表1
10 月のＣＩ（コンポジット・インデックス）
平成 22 年＝100
( )内は前月比
茨城県
全
国
先行指数
139.2 (＋0.3%)
104.5 (－1.6%)
一致指数
152.8 (＋4.6%)
109.9 (＋0.5%)
遅行指数
136.8 (＋1.5%)
118.6 (＋0.3%)
表 2 10 月の移動平均値（ＣＩ一致指数）
平成 22 年＝100
( )内は前月比
3 か月後方移動平均
茨城県
148.6 (＋1.1%)
全
国
109.2 (＋0.1%)
7 か月後方移動平均
143.7 (＋0.3%)
109.8 (－0.6%)
表3
10 月のＣＩ一致系列の寄与度・前月比
寄与度順に記載
前月比は季節調整値で比較
ＣＩ一致系列
投資財出荷指数
機械工業生産指数
鉱工業生産指数
管内輸入額
大口電力使用量
有効求人数
大型小売店販売額
計 (＝対前月差)
寄与度
前月比
＋3.07 ＋16.1%
＋2.35 ＋11.3%
＋2.34 ＋5.3%
＋0.78 ＋8.5%
＋0.55 ＋1.0%
－0.16 ＋0.3%
－2.28 －3.9%
＋6.66
☆ここがポイント
・
景気にほぼ一致して動くＣＩ一致指数は，前月比＋4.6％と３か月ぶりに上昇しました。
上昇の主な要因は，一致系列のうち生産活動に関する指標（投資財出荷指数,機械工業生産指数，
鉱工業生産指数，大口電力使用量）がいずれも前月比で上昇したことによるものです。
・ＣＩ一致指数の基調判断は，前月に引き続き「改善」を示しています。
・景気に先行して動くＣＩ先行指数は，前月比＋0.3％と３か月連続で上昇しました。
個別系列の数値
先行系列（Leading Indicators）
系列名Ｌ１
建設財
生産指数
Ｌ４
Ｌ５
Ｌ６
Ｌ７
新規求人数自動車新規不渡手形
手形交換不渡手形東証株価指
数
(含むﾊﾟｰﾄ)
登録台数
発生率
枚
数発生枚数
(枚数ﾍﾞｰｽ)
(季節調整値) (季節調整値) (季節調整値) (季節調整値) (季節調整値) (逆ｻｲｸﾙ) (季節調整値) (季節調整値)
年月
平成25年10月
11月
12月
平成26年１月
２月
３月
４月
５月
６月
７月
８月
９月
10月
Ｌ２
L３
建築物着工
所定外
床面積労働時間
(製造業)
(H22=100)
119.6
117.9
114.4
118.4
109.3
117.9
118.6
106.8
106.3
111.1
113.3
114.4
115.3
(千㎡)
(時間)
346
371
381
404
376
373
287
278
241
259
267
311
383
(人)
20.5
22.0
21.9
21.7
21.4
21.6
22.4
21.6
21.2
19.7
19.9
20.5
20.2
14,600
15,693
16,278
16,419
15,793
16,948
17,413
16,659
16,901
16,332
17,318
17,240
17,058
(台)
(％)
11,952
12,363
13,782
14,122
12,876
12,706
12,486
11,322
10,762
10,361
9,994
12,173
11,576
(枚)
0.08
0.06
0.09
0.12
0.05
0.05
0.04
0.03
0.03
0.03
0.03
0.06
0.03
(枚)
49,534
44,971
50,761
51,366
49,778
51,659
50,853
41,117
56,270
46,483
42,004
51,687
45,544
（月平均）
39
28
45
59
25
26
20
12
14
13
13
32
13
1,188.51
1,222.90
1,254.45
1,275.17
1,200.83
1,190.57
1,171.18
1,174.62
1,246.22
1,275.72
1,271.50
1,313.29
1,253.99
一致系列（Coincident Indicators）
系列名Ｃ１
Ｃ２
Ｃ３
Ｃ４
有効求人数鉱工業生産指数大口電力使用量大型小売店
(除く学卒・ﾊﾟｰﾄ)
(500kw以上)
販売額
(季節調整値)
(季節調整値)
(季節調整値)
(季節調整値)
年月
平成25年10月
11月
12月
平成26年１月
２月
３月
４月
５月
６月
７月
８月
９月
10月
(人)
24,978
25,472
26,321
26,580
27,012
27,359
27,349
27,440
27,638
27,370
27,616
27,678
27,751
(H22=100)
103.0
102.0
105.8
108.8
109.4
112.4
110.3
107.6
108.0
115.3
115.3
113.8
119.8
（千kWｈ）
907,908
951,286
947,877
944,941
911,862
948,400
900,427
866,426
839,795
909,041
912,110
884,264
893,462
（百万円）
25,531
25,699
25,957
25,430
26,641
29,521
23,946
25,126
25,448
25,318
26,086
26,750
25,703
Ｃ５
Ｃ６
投資財出荷指数管内輸入額
(季節調整値)
(H22=100)
115.5
110.5
112.1
123.0
116.4
128.2
122.6
121.7
128.1
135.7
127.3
123.8
143.7
(季節調整値)
(百万円)
191,468
159,451
187,649
200,400
177,147
218,795
140,603
84,508
140,699
132,241
148,134
155,595
168,807
Ｃ７
機械工業
生産指数
(季節調整値)
(H22=100)
99.2
95.3
103.7
109.0
113.4
114.7
116.7
120.0
123.8
135.3
120.4
125.3
139.5
遅行系列（Lagging Indicators）
系列名Ｌｇ１
Ｌｇ２
Ｌｇ３
Ｌｇ４
Ｌｇ５
Ｌｇ６
Ｌｇ７
雇用保険初回受勤労世帯消費消費者物価指数法人事業税・地方最終需要財資本財生産指数常用雇用指数
給者数(逆ｻｲｸﾙ) 支出 (水戸市)
(ｺｱCPI) (水戸法人特別税調定額
在庫指数
(製造業)
(季節調整値)
(季節調整値)
市)
(季節調整値)
(季節調整値)
(季節調整値)
(前年同月比)
(前年同月比)
(人)
(円)
(％)
(H22=100)
(H22=100)
(％)
年月
(千円)
平成25年10月
2,337
316,173
1.3
7,568,936
126.2
107.2
-2.5
11月
2,376
311,743
1.4
7,697,528
124.9
101.3
-2.5
12月
2,204
288,031
1.6
9,258,650
126.3
106.4
-1.8
平成26年１月
2,245
314,300
1.7
8,501,147
122.8
123.5
-1.9
２月
2,110
363,982
1.6
7,861,627
124.3
132.3
-2.0
３月
2,036
470,870
1.6
7,259,582
114.9
128.7
-1.9
４月
1,641
337,101
3.3
8,538,433
127.5
135.5
-2.1
５月
1,986
339,118
3.5
8,014,763
128.8
145.5
-2.9
６月
1,866
323,117
3.8
8,192,891
129.3
147.6
-2.1
７月
2,116
369,623
3.7
11,058,434
129.4
160.9
-2.0
８月
2,122
275,886
3.3
7,904,787
124.0
143.3
-1.7
９月
2,237
306,163
3.4
7,902,681
125.8
145.4
-1.8
10月
2,239
288,754
3.5
8,570,506
124.8
167.6
-1.9
注１：逆サイクルとは，数値の増減が景気の動きと反対になることをいう。
注２：採用系列のうち，L2，L3，L5，L6，C1，C3，C4，C6，Lg1，Lg2，Lg4 は，景気動向指数を作成するにあたって，
季節的変動要因を除去するためにセンサス局法 X-12-ARIMA により独自に原数値に季節調整を施した数値であり，
既に他の報告書等で公表されている数値とは異なる。なお，L1，C2，C5，C7，Lg5，Lg6 は資料元である「茨城県
鉱工業指数」（県統計課）において季節調整が施された数値であり，公表されている数値と同じである。
注３：各採用系列の数値は，L7 東証株価指数を除き，茨城県又は茨城県内の数値である。
なお，L7 は資料元である「東証統計月報」（㈱東京証券取引所）で公表されている数値と同じである。
ＣＩ採用系列の寄与度等
CI(先行指数，一致指数，遅行指数)各採用系列の寄与度
年月
系列名
所定外労働時間（製造業）
先 L3
L4 新規求人数（含むパート）
L5 自動車新規登録台数
系
列
不渡手形発生率（枚数ベース)(逆サイクル）
L7 東証株価指数(月平均）
先行系列の一致指数トレンド成分
列
行
系
列
0.50
0.17
0.99 -2.66
0.02 -3.36 -0.26 1.18
0.45
0.16
0.09
0.41 -0.65 -0.14 -2.15 -0.29 -1.09 0.51
2.21
0.18
1.11
1.55
0.68 -0.51
-0.57
1.80 -0.29 -0.44 -0.68 -0.03
0.77 -1.08 -0.67 -1.98
0.23
-0.49
1.18
0.55
0.00 -0.85
0.30 -0.96
0.81 -0.27 -0.37
-1.04
0.42
1.86
0.20 -2.07 -0.51 -0.59 -2.05 -1.07 -0.83 -0.78
0.48
0.19 -0.62 -0.61
1.10
1.15 -0.14
0.04
0.09 -0.74
2.51 -1.10
0.02 -0.08 -0.23 -0.19 -0.68
-0.05
0.46
0.38
0.18 -1.46 -0.36 -0.49 -0.06
0.55
1.07 0.33 -0.18
0.53 -1.11
0.44
0.68
0.92
1.13
1.18
1.04
0.91
1.05 1.08
1.09
1.08
1.24
4.5
1.7
1.7
-6.1
3.3
-1.1
-6.9
-1.0
-0.7
1.6
5.1
0.4
前月比（％）
-0.9
3.3
1.2
1.2
-4.2
2.4
-0.8
-4.9
-0.7
-0.5
1.2
3.8
0.3
ＣＩ先行指数
136.7 141.1 142.8 144.5 138.4 141.7 140.6 133.7 132.8 132.1 133.7 138.8 139.2
3か月後方移動平均
137.1 138.5 140.2 142.8 141.9 141.5 140.2 138.7 135.7 132.9 132.9 134.9 137.2
7か月後方移動平均
135.4 136.4 137.3 139.2 139.7 140.4 140.8 140.4 139.2 137.7 136.1 136.2 135.8
0.81
0.67
1.20
0.26
0.50
0.35 -0.23 -0.08
0.58 -0.48
1.50
1.14
0.08
1.10 -1.10 -1.29 -0.01 2.90 -0.20 -0.81
2.34
2.25 -0.22 -0.25 -1.95
2.01 -2.90 -2.03 -1.64 4.21
0.14 -1.75
0.55
0.32
4.20 -4.30
1.55
-0.25
2.36
1.15 -0.90
0.29
1.99 -1.22
2.18 -1.03 -0.18
1.09 1.28 -1.50 -0.66
3.07
C6 管内輸入額
C7 機械工業生産指数
1.72 -0.84
1.08
0.63 -0.42
1.57 -2.42 -2.72
3.02 -0.21
0.94
0.55
0.78
0.17 -0.76
1.63
1.00
0.80
0.24
0.36
0.55
0.62 1.86 -2.01
0.85
2.35
前月差
4.6
0.3
6.0
3.7
0.1
11.6 -11.6
-3.4
3.7
9.1
-1.0
-0.7
6.7
前月比（％）
3.7
0.2
4.6
2.8
0.1
-2.4
2.8
6.5
-0.6
-0.5
4.6
8.4
-7.7
2.38
0.60 -0.33
0.13 -0.17 -0.16
0.40
ＣＩ一致指数
0.48 -1.02
0.07 -0.66
C4 大型小売店販売額（全店ベース）
C5 投資財出荷指数
1.28 -2.28
128.3 128.6 134.5 138.2 138.4 150.0 138.4 135.1 138.8 147.9 146.9 146.2 152.8
3か月後方移動平均
125.9 126.8 130.5 133.8 137.1 142.2 142.3 141.2 137.4 140.6 144.5 147.0 148.6
7か月後方移動平均
123.4 125.0 127.2 129.5 131.1 134.5 136.6 137.6 139.1 141.0 142.2 143.3 143.7
Lg1 雇用保険初回受給者数(逆サイクル）
Lg2 勤労者世帯消費支出（水戸市）
遅
0.66
0.29
一 C3 大口電力使用量(500kw以上)
系
-0.44 -0.53 -1.04
-1.2
前月差
C1 有効求人数（除く学卒・パート）
C2 鉱工業生産指数
致
平成26年
10月 11月 12月１月２月３月４月５月６月７月８月９月 10月
L1 建設財生産指数
L2 建築物着工床面積
行 L6
平成25年
0.21 -0.25
0.94 -0.38
-1.92 -0.15 -0.85
Lg3 消費者物価指数（水戸市）(前年同月比） -0.04
Lg4 法人事業税・地方法人特別税調定額 -2.03
0.26
0.55
0.08
0.91
0.71
0.29
1.56
2.76 -2.07
0.18 -0.56 -0.19
2.97 -2.51
3.78
0.76 -2.20 -0.22 -0.92 -0.15
0.03 -0.65 1.57 -3.49
0.47
1.22 -0.71
0.82 -0.86 -2.05 -0.02 -0.01
1.28 -0.74 -0.69 -0.72
1.20 -0.65
0.06 2.43 -2.95 -0.10
Lg5 最終需要財在庫指数
Lg6 資本財生産指数
0.61 -0.45
0.41 -1.15
0.51 -3.23
4.52
0.41
0.12 -0.03 -1.96
0.60 -1.00
0.55
0.78 -0.70
0.51
0.88 -0.12 1.11 -2.32 -0.06
Lg7 常用雇用指数（製造業）(前年同月比)
遅行系列の一致指数トレンド成分
0.30
0.05
1.66 -0.27 -0.30
2.08
0.54
0.56 -0.45
2.00
0.17 -0.65 -2.22
1.97 0.09
0.61 -0.42 -0.40
0.26
0.39
0.59
0.80
1.03
1.09
0.99
0.92
1.10 1.16
1.14
1.07
1.21
-2.0
-1.1
5.1
1.4
3.0
-0.5
11.3
-2.7
4.1
3.3 -11.2
1.3
2.0
前月比（％）
-1.6
-0.9
4.3
1.1
2.4
-0.4
8.7
-1.9
3.0
2.3
1.0
1.5
ＣＩ遅行指数
120.8 119.8 124.9 126.3 129.3 128.8 140.1 137.4 141.4 144.7 133.5 134.8 136.8
前月差
-7.8
3か月後方移動平均
121.7 121.1 121.8 123.6 126.8 128.2 132.7 135.4 139.6 141.2 139.9 137.7 135.0
7か月後方移動平均
120.5 120.8 121.7 122.6 123.6 124.7 127.1 129.5 132.6 135.4 136.5 137.2 138.4
注１：ＣＩの詳細についてはホームページ「いばらき統計情報ネットワーク」に掲載している。
http://www.pref.Ibaraki.jp/tokei/index.html
注２：各採用系列の寄与度はＣＩの当該月の数値における前月からの増減率に対しての寄与を表している。
注３：先行指数と遅行指数は一致指数の合成平均変化率を用いるため，各系列の寄与の他に一致指数のトレンド成分を
通じた寄与がある。
注４：３か月後方移動平均＝（前々月値＋前月値＋当月値）÷ ３
７か月後方移動平均＝（６か月前～当月の合計値）÷ ７
注５：表中の CI（先行・一致・遅行）の各指数は，四捨五入により少数点第一位まで表示しているため，表記上は同じ
数値であっても，必ずしも全くの同値となるものではない。
「ＣＩによる景気の基調判断」の基準
１．月次ＣＩの前月差は一時的な要因に左右され安定しないため，３か月後方移動平均と７か月後方移動平均の前月差を
中心に「基調」を判断する。
２．月次ＣＩの変化方向（前月差の符号）が「基調」と同方向であることを前提としている。
３．各移動平均の変化方向（前月差の符号）に加え，過去３か月間の累積前月差を加味する。
《基調判断の定義と基準》
基調判断
定
義
基
準
改善
景気拡張の可能性が高いことを示す。
原則として３か月以上連続して，３か月後方移動平均が上昇
した場合。
足踏み
景気拡張の動きが足踏み状態になって
いる可能性が高いことを示す。
３か月後方移動平均の符号が変化し，１か月，２か月，また
は３か月の累積で１標準偏差分以上，逆方向に振れた場合。
局面変化
事後的に判定される景気の山・谷が，
それ以前の数か月にあった可能性が高
いことを示す。
７か月後方移動平均の符号が変化し，１か月，２か月，また
は３か月の累積で１標準偏差分以上，逆方向に振れた場合。
悪化
景気後退の可能性が高いことを示す。
原則として３か月以上連続して，３か月後方移動平均が低下
した場合。
下げ止まり
景気後退の動きが下げ止まっている可
能性が高いことを示す。
３か月後方移動平均の符号が変化し，１か月，２か月，また
は３か月の累積で１標準偏差分以上，逆方向に振れた場合。
＊
「改善（足踏み）」又は「悪化（下げ止まり）」という基調判断に続いて，同方向への「局面変化」に該当することと
なった場合，「局面変化」は適用しない。
＊景気拡張期（「改善」及び「足踏み」）から景気後退期（「悪化」及び「下げ止まり」）へ変化する際は，「局面変化」
（下方）の判断を経た上で進んでいくこととする。景気後退期から景気拡張期への変化も同様とする。
なお，「改善（足踏み）」から「局面変化」（下方）に移行した時点で，既に景気後退局面に入った可能性が高いこと
を暫定的に示している。同様に「悪化（下げ止まり）」から「局面変化」（上方）に移行した時点で，既に景気拡張局面
に入った可能性が高いことを暫定的に示している。
＊
上記《基調判断の定義と基準》に該当しない場合は，前月の基調判断を踏襲する。ただし，特記すべき事項があれば
付記する。
＊
定義の欄の「景気拡張」及び「景気後退」については，すべて暫定的なものとする。
＊
正式な景気循環（景気基準日付）については，ＣＩ一致指数の各採用系列から作られるＨＤＩ（Historical Diffusion
Index）に基づき，別途設定する。
(注) この基準は，内閣府が作成した基準に準拠してい
る。
ただし,標準偏差は本県数値に基づくものである。
ＣＩ一致指数の「振幅」の目安（標準偏差）
３か月後方移動平均
1.93
７か月後方移動平均
1.36
（昭和 60 年 1 月から平成 25 年 12 月まで）
今回の基調判断“改善”の解説
当月は，月次ＣＩ，３か月後方移動平均値がいずれも上昇したことから前月の「改善」の判断を
踏襲しました。
詳細については「いばらき統計情報ネットワーク」
（http://www.pref.Ibaraki.jp/tokei/index.html)をご覧ください。

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