虚血・CCU コース このコースでは,1) カテーテル手技取得とともに 2) CCU に おける重症症例の管理をテーマにしています。 当施設は他施設と比べて症例数が多く、特に緊急例が多いた めにいち早く CVIT 認定医の症例数もクリアーできる魅力があ ります.しかし、はじめはそれまでのカテーテル施行例数は全 く問いませんのでどうぞご安心ください。最初に助手として造 影時の framing から始まり当施設の機器に慣れて頂きます。次 に診断カテーテルを一人で行えるように例数を増やして頂きま す.全例手技前にカルテにチェックシートを作成しますので手 技を行うだけではなく、治療方針まで組み立てられるようにな ることを目指します。PCI はまずは待機例から担当します。カ ンファレンスの際に患者背景や病変形態をもとに担当が割り当 てられますので症例数は十分確保されます。その積み重ねから 緊急例に臨むようになります。日中は非常に多くの緊急例を行 いますので、これまでの先生方はその年内に夜間の当直でも PCI の operator として重症例に対応できるようになるまで上達 しています。 このように急性冠症候群が非常に多い施設ですから CCU で の症例数も他の施設と比較すると一人あたりの症例数は非常に 多くなります。脳外科とも共同ですが CCU は 12 床あり、大方 循環器内科の症例が占めています。3 人ずつで診療チーム体制に なっていますので CCU における重症症例管理に限らず、どのよ うな時もチーム内で相談し合って診療を進めています。毎日夕 方には CCU カンファレンスを行いますので全体ででも治療内 容や方針の確認を行っています。 このように緊急重症例を自ら PCI し、そのまま CCU での管 理を行い一般床でのリハビリから退院へと導けるようになるこ とが虚血 CCU コースの目標です。症例数の多さから従来は 1 年以内でクリアーすることを目標にしていますが、それも看護 師、放射線技師、臨床工学士、理学療法士、栄養師などコメデ ィカルの方々がそれぞれ研鑽し専門意識が高い施設であること も当施設の特徴です。
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