12月 11号

平成26年12月
能美市立粟生小学校
NO,11
今日のCAN DO!明日へのCAN SEE!
校長 二木 惠子
知っていますか?「思いやり算」という算数
困っている人や悩んでいる人を見かけた時、行きすぎれば「おせっかい」何もしなけ
れば「無関心」になりがちな「思いやり」という行為。
以前 AC ジャパンの CM で「ほら、やさしいでしょ。」と、「思いやり算」の算数を思
い出してと言っています。みなさんもご覧になった人は多いと思います。
「たす」は「たすけあう」の、たし算。
「ひく」は「ひきうける」の、ひき算。
「わる」は「いたわる」の、わり算。
「かける」は「声をかける」の、かけ算。
画面では、バスを降りる老人に手をかしたり、ベビーカーを代わりに持って歩道橋を上
がったり、公園のベンチでうずくまる子に声をかけたり、下校途中、雨に濡れる女の子
に傘をさしかけたりする男の子の様子が流れています。
また、以前ラジオで、こんな「思いやり算」も聞きました。
・ 「人を笑顔にする算数があります。たす」
・ 「たすけあうと、大きな力に」
・ 「ひく」
・ 「ひきうけると、喜びが生まれる」
・ 「かける」
・ 「声をかけると、ひとつになれる」
・ 「わる」
・ 「いたわると、笑顔が返ってくる」
・ 「たす。ひく。かける。わる。ほら、やさしいでしょう。「思いやり算」
この4つの「思いやり算」で、人に接すことができれば、みんなやさしい心になれます
ね。みんな笑顔になれますね。
学校では12月を人権月間と位置づけ、様々な取組をしています。
私は、12月5日の全校集会で、
「だめだめネコは こ
まったゾウ」はらだ ゆうこ作を読みました。
日本語の後に英文が書かれています。それも一緒に読
みましたが、分かる言葉を探しながら聞いてくれました。
内容を紹介をします。
動物達が、輪になってダンスを踊っていました。ネコが、言いました。「みんなの形
がばらばらで輪がきれいに見えないよ!」
の
ゾウの
ながいのもだめ。キリンの首のながいのも
みんなに
だめだめと
言い続けるネコは
鼻
だめ。
とうとう一
人ぼっちに……。ネコは、思いだしていました。夏の暑
い日に、ゾウが
ながーい鼻で水を
かけてくれたこと
を…。やっと みんなのよさに気づいたネコ。はじめて、
ネコは みんなに悪いことを
してしまったと、気づきま
した。
さて ネコは、みんなと仲直りできるかな。続きはお子
さんに聞いてください。
絵本は、どんなお説教より、大きな力を持っているなあ
と感じます。お家でも、
「どんなお話だった?」
「どう思っ
た?」等話し合うきっかけにしてください。(できればこ
の本を読まれるといいと思います。大人も感動します。)
その後集会では、4年生の
点字学習の発表がありました。だれもが、心地よく暮ら
すための発表でした。一人一人が、頑張って発表できました。
また、児童会から、友達のいいところを探しカードに書きこみ、模造紙にまとめる「い
いところ探し」のお知らせがありました。みんなが、友達のよいところをみつけ、木が
いいところの花でいっぱいになれば、教室も笑顔でいっぱいになると思います。
また、先日からボランティアで作った折鶴を(児童会がよびかけ、たくさんの子ども達
が作ってくれました)廊下におき、廊下を走らない取組のお願いがありました。踏まれ
ないで何羽の折鶴が残るか、思いやりの気持ちで、歩いてほしいです。
最後に People all over the world を全校で歌いました。とても心にしみる歌です。
少し歌詞を紹介します。
君と出あって、愛する意味をぼくは教えられた。
かけがえのない 君のすべてを守りたいと思う。
人は誰でも
生まれたときから
みんなでいきて
いる。
People all over the world
どこかで誰かが 何か始めて愛になる
君のためにぼくは歌いたい
愛の歌を
さらに 君がほほ笑めば、僕もほほ笑み愛になる。いつの日か きっと世界中 笑顔
だけになると続きます。子ども達の元気な顔をみながら、こんな学校にしたいなと強く
思いました。