IRP Herald-2014, Vol.3-Japanese-small

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International Recovery Platform
トピックス
IRP Herald
2014
Vol. 3
政府職員向けIRP復興ワークショップをカタールで実施
2014年5月12∼14日, カタール、
ドーハ
政府職員向けIRP復興ワーク
ショップをカタールで開催、
2014年5月
IRPでは、各国政府からの依頼に基づき、人材育成事業を展開しています。
このたび、
カタール内務省の常設緊急事態委員会からの依頼により、災害時の取組や災害後の復興
に必要となる知見の共有のため、
「IRP復興ワークショップ」を開催しました。
フィリピンにおける防災協力
∼同国民間防衛室
(OCD)
と
の意見交換∼
国土面積が小さく、平坦な地形であるカタールは、
自然災害の発生確率が低いと考えら
れるものの、
ドーハを中心とした急速な都市化に伴う災害や近隣諸国にまたがる洪水な
ど、
アラビア半島地域全体の災害発生の蓋然性が高く、
カタール政府における防災
行政の強化の必要性が高まっております。
「震災技術展」
から見た防災
の官民協力、
2014年6月17日
平成26年度 国際防災・人道
支援協議会(DRA)代表者会
議、2014年7月31日
IRP関連予定イベント
2014年9月10日∼12日
第2回世界復興会議
ワシントンD.C. 米国
2015年1月16日
「IRP国際復興フォーラム2015」
神戸市、
日本
inundated area
East sendai expressway
2011年の東日本大震災をきっかけに国内の原発が停止して
以降、
日本にとってカタールは最大の天然ガス輸入相手と
なっており、エネルギーの安全保障上にとっても、
また、2022年の
サッカーワールドカップ大会など国際的イベントの開催が予定
されていることから、同国における防災の取組の強化は意義が
大きいものと考えられます。
期間中、
アジア防災センターをはじめ、国連国際防災戦略事務局(UNISDR)
と協力し、
ワークショップを開催しました。
ワークショップでは、東日本大震災や阪神・淡路大震災の
教訓など、各国の災害復興の経験を参加者と共有し、その知識をカタールの復興の枠組
み策定に活かし、
さらに長期開発計画にどのように組み込んでいくか等について話し
合われました。
開会式には、内務省高官の他、常設緊急事態委員会事務局長のハマド・オスマン・N・ア
ルデハイミ准将が参加され、防災・復興に関する知識の強化等、
ワークショップへの期待
を表明されました。
カタール政府は今後、復興枠組案作成のため、
フォローアップ・ワークショップの実
施を検討しています。
2015年3月
第3回国連防災世界会議
仙台市、
日本
国際復興支援プラットフォーム(IRP)
事務局
〒651-0073
兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通
1丁目5番2号 東館5階
Tel: 078-262-6041
Fax: 078-262-6046
[email protected]
編集者:グリザル・ケイム
For more information visit our website: http://www.recoveryplatform.org
IRP Herald
Cover Story:
フィリピンにおける防災協力∼同国民間防衛室
(OCD)
スタッフとの意見交換∼
台風
「ハイエン」
後の復興支援について熱い議論
国際復興支援プラットフォーム、
2014年5月27日
2013年11月の台風「ハイエン」発生後、IRPはフィリピン
に対して様々な復興支援を実施しております。
このたび、
フィリピン政府の民間防衛室(OCD)
メンバー8名が、国際
復興支援プラットフォーム(IRP)事務局を訪問、パートナ
ーシップをさらに促進するため、新しいプロジェクトにつ
いての情報を共有し、災害からのよりよい復興に寄与する
ため、今後の活動について意見交換を行いました。
OCDは、国家防災管理委員会の事務局を担う機関とし
て、
リーダーシップだけではなく、危機に対する脆弱性や
リスクを減らす方策、包括的・全国的な民間防衛および防
災管理プログラムを提供しています。
また、OCDは災害の
結 果 を 管 理 する 役 割 を 担 い 、国 家 防 災 管 理 計 画(
NDRRMP)を策定、実施しています。
能な開発は同時に対処する必要がある」
と述べた職員がいま
した。
これらの概念を切り離すことは出来ません。
また、災害リスク削減および管理に関するアジア欧州
(ASEM)会議(2014年6月4日∼6日)をはじめとして、
フィリピンにおける防災関連イベントなどの情報共有を行い
ました。同会議は、
フィリピンの外交部を長とする実施委員会
にOCDもメンバーとして参加しており、IRPもマニラで開催
された同会議に参加しました。
IRPとOCDは、災害復興計画ワークショップの共同開催や、
国際復興フォーラムへの参加およびフィリピンにおける巨大
災害から得られた教訓集の作成など、様々な活動の中で培
われた強固なパ
ートナ ーとして
の長い歴史があ
り、今後も協力が
Panel
discussion session
期待されていま
す。
訪問にあたり、IRPは復興の概念、
とくに災害に強いまち
づくりや復興活動における格差、次世代に強い国土の実
現のための今後の取り組みについてオリエンテーション
を行いました。すでに復興の概念を知っているメンバー
もいましたが、初めて聞いたメンバーは大いに関心を寄
せていました。例えば、
「復興・災害リスクの削減と持続可
「震災技術展」
から見た
防災の官民協力
2014年6月17日、第1回「震災対策技術展」が大阪で開催
され、IRP研究員であり、
「IRP Herald」編集委員グリザール・
ケイム(Gulzar Qayyum)が訪問調査を行いました。今後起
こりえる巨大災害に備えるため、
日本の多数の企業から効果
的・効率的な最新技術が展示されました。
日本政府は、民間企業および地域の中小企業が大災害に
対処する事業継続計画(BCP)を含め、復興力の構築へのさ
らなる投資を促すことにより、民間部門が防災に果たすべき
重要な役割を推進してきました。
平成26年度 国際防災・人道
支援協議会
(DRA)
代表者会議
7月31日
(木)、HTA神戸に立地する防災関係機関等をメ
ンバーとする国際防災・人道支援協議会の代表者会議が
開催されました。各機関が今年度の事業計画についての
情報交換や意見交換
を行い、IRPも
「IRP国
際復興フォーラム
2015」や人材育成事
業について報告を行
いました。
救助隊用の食事、緊急期の貯水設備、様々な防災装備を
持つワゴン車、安全ベストおよび緊急テントなどの様々な製
品および技術が紹介され、
これらは日本および海外への周
知・普及を目的としています。
震災対策技術展は、防災分野での日本の官民パートナ
ーシップの展望を示すほんの一例に過ぎません。
関連セミナーも、同じ会場で開催され、多くの行政職員お
よび専門家がそれぞれの市の災害リスク削減(DRR)管理の
経験、防災施策、防災計画を共有しました。
震災対策技術展で紹介された
最新防災技術は日本だけでなく
世界中の災害多発国にとって良
い参考となることでしょう。
今後も、IPR事務局はIRP
Herald 読者に話題を提供し続け
て参ります。お問い合わせについては、ケイム研究員
([email protected])
までお願いします。