公益財団法人 大学セミナーハウス 教員免許更新センター 2014年度 教員免許状更新講習 7 月 1 8 日 ( 金 ) よ り 募 集 開 始 第11 回 1月21日(水)~1月24日(土) 1. 4日間の短期集中! 2. ベテラン講師によるホットな教育問題への真摯な応答 ! 3. 受講者相互の自由な交流! 講座担当者紹介 日程 ①1/21 12:30~ 15:30 15:50~ 18:50 ②1/22 8:30~ 11:30 12:30~ 15:30 受講対象:平成27・28年3月31日に修了確認期限を 迎える幼稚園・小学・中学・高校教諭 募集定員:70名(先着順 ) 費 用:受講料 30,000円(税込) 宿泊希望の方は宿泊費 30,000円(税込) 申込締切: 1月19日 修了証明書送付:1月26日 講習の詳細、申込み方法等については「大学セミナーハウス」の HPをご覧ください。URL http://www.seminarhouse.or.jp/ 公益財団法人 大学セミナーハウス 教員免許更新センター TEL 042-676-8532 FAX 042-676-1220 E-mail [email protected] 〒192-0372 東京都八王子市下柚木1987-1 15:50~ 18:50 ③1/23 8:30~ 11:30 12:30~ 15:30 15:50~ 18:50 ④1/24 8:30~ 11:30 12:30~ 15:30 都合により一部変更することがあります。 A1 現代の学校教育が問われてい るもの 安田 忠郎 A2 学校改革・教育改革 安田 忠郎 A3 学校危機管理~3つのlackの視 蔦澤 元晴 点から~ A4 現代心理学からみた子どもの発 高垣マユミ 達と教育 B1 山内 芳文 B2 安田 忠郎 B3 現代のいじめの実態と教師にで 安田 忠郎 山脇由貴子 きること B4 教師のための環境サイエンス~ 吉田 真史 「近代化」と環境問題~ B5 効果的な授業運営方法 荒木 晶子 B6 異文化理解と共生の教育 小川 彩子 A1~A4:必修「教育の最新事情」12時間 A1 現代の学校教育が問われているもの B1~B6:選択「教育内容の充実」18時間 安田 忠郎 B1 山内 芳文 まずマクロの歴史的視点から、「日本と世界の関係の変化」を押さ える。次いで「日本の近代化と学校教育の歴史」における重大な結 節点、とりわけ第1・第2・第3の各「開国」=「教育改革」を系 統的に把握する。最後に、現在の学校を取り巻く諸状況をつぶさに 検討するとともに、今日の時代状況にふさわしい教育観・教師観・ 子ども観について「人間・教育とは何か」の原理的視点に立った模 索を試みる。 児童中心主義の教育思想が教師のありかたに与えてきた論理を相対化し、 教師像をめぐる古今の言説を整理し、現代の教育状況を生き抜く教師のあ るべき姿を追求する。具体的には、①現代の教師をめぐる状況、②「子ど もから」(vom Kinde aus)神話の呪縛、③「子どもから」神話の系譜(ル ソーの「子どもの発見」からデューイの「子ども重心」説へ)、④教育の 神秘化と機械化、⑤教育の主体としての教師、⑥「何のための教師」。 B2 A2 学校改革・教育改革 安田 忠郎 まず戦後日本の「学習指導要領」の変遷過程を、経験主義vs.系統 主義の対立軸をもとに跡づけながら、近年における同要領の改訂 問題の根本を明らかにする。次いで2006年「教育基本法」の客観 的な内容を掘り下げるために、同法と1947年「教育基本法」およ び1890年「教育勅語」を比較検討する。最後に、現在の小学・中 学・高校・大学の全般的な教育改革をめぐる諸問題を一考する。 日本人の「人格形成」における特殊日本的エートス ~日本文化のアイデンティティに即して~ 安田 忠郎 まず「イザナキ-イザナミ」の日本神話と「オルペウス-エウリュディ ケー」のギリシア神話を、「見るなの禁止」(タブー)に即して比較対照 する。次いで日本民族の伝統的な精神構造を「和」・「ケガレ」・「言 霊」・「怨霊」の4側面から浮き彫りにする。最後に、日本人独特の罪悪 感の本質を批判的にとらえ返し、日本人における内面的な倫理態度(マッ クス・ヴェーバーの言う「エートス Ethos」)の形成はいかにして可能か を検討する。 B3 安田 忠郎・山脇 由貴子 A3 学校危機管理~3つのlackの視点から~ 蔦沢 元晴 近年、学校の内外には「学校危機」に直結する様々な問題が起き、そ の度に学校の危機管理のありようが問われている。本講座では、「学 校危機」は何故に起きるのかを3つのlack(欠如)という視点から考 察するとともに、その未然防止(リスクマネジメント)や危機発生時 及び事後対応(クライシスマネジメント)のあり方や手法、心構え等 についても考えていきたい。 A4 高垣 マユミ 安田:1970年代後半以降に噴出し今や常態化した「学校病理」現象の特質 と、その時代的背景を併せ考えるために、戦後日本の産業構造上の大転換に ともなう消費資本主義(消費社会・情報社会)の展開について考察する。 山脇:現代のいじめの実態を、複数の具体例を通して学ぶ。いじめの実態を 把握した上で、いじめの構造、加害者の心理、被害者の心理を学び、何故い じめが見えにくくなっているかを理解する。同時に、現代のいじめが何故深 刻化したのかその理由、そのベースにある現代の子ども達の友人関係の変化 を携帯依存なども含めて理解する。そして、いじめを解決する為の具体的実 践的方法を学び、加えて保護者からの苦情対応についても学ぶ。 B4 吉田 真史 これまで盲・聾・養護学校において、障害の種類と程度に応じて 手厚くきめ細かい教育がなされてきた、障害のある児童生徒を通 常学級において受け入れ、一人一人の教育的ニーズに対応してい く「特別支援教育」のあり方を、講義の中核に据えて考察を行 う。その他として、①生徒理解とマッチング、②集団の機能と凝 集性を視座に入れた、多様化に応じる学級作り、③学校カウンセ リングの理論と実践、④内発的動機づけを高め、学習の効果を上 げる心理学的アプローチ、等についても探究を行う。 若者の理系離れが指摘される現代日本において、環境問題に関する話題 は、生徒たちが科学技術に関心をもつ最大のきっかけとなっている。一 方、生徒たちに環境問題を正しく伝えるためには、観測結果の信頼性、環 境問題にかかわる社会的思惑、日本と西欧の自然観の違いなど、背景とし て考えておくべきことも多い。講義では、教育現場で環境問題を取り上げ るときに必要となる、これらの事柄について具体的な事例をあげて考察す る。 B5 荒木 晶子 学習者にとって学ぶ喜びが大きく満足度の高い授業をするために、教師は 教育の現場でどのような授業運営が効果的なのだろうか。この講座では、 学生の多様な学習スタイル(直接体験型、内省観察型、抽象概念型、試行 実験型)に焦点をおき、この全ての学習スタイルを取り入れた、バランス のとれた授業運営を行う為の授業方法について解説する。また、教師自身 にとって得意なあるいは苦手な学習スタイルを検証し今後の授業運営に活 かす。 B6 野猿峠バス停 大学セミナーハウス 小川 彩子 教育者は多文化共生の世界を構築する地位にある。人類がたった一つのこの 丸い船を分かち合う地球村民・市民として共生を目指す今、アメリカの州立 大学で教える傍ら地球100ヵ国ふれあいバックパックの旅をし、アメリカ の新聞に記事を書いてきたグローバル教育者が以下について指導し、熱く語 る。①文化摩擦と異文化理解、②グローバル教育・共生の教育とは、③個人 の国際化・グローバル化とは、④具体的教材「文化のカプセル」、⑤壁に挑 戦し、未来を拓こう! 大学セミナーハウスは2015年に開館50周年を迎えます
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