主要浮魚類の資源評価 と漁況予測に関する研究

主要浮魚類の資源評価と漁況予測に関する研究
主要浮魚類の資源評価と漁況予測に関する研究
(資源評価調査・日本周辺高度回遊性魚類資源調査)
(資源評価調査・日本周辺高度回遊性魚類資源調査)
寺門弘悦・柳昌之
寺門弘悦・柳昌之
生物測定(体長、体重、生殖腺重量、胃内
生物測定(体長、体重、生殖腺重量、胃内
容物等)を計
容物等)を計104
104回実施した。さらに、独
回実施した。さらに、独
立立
行行
政政
法法
人人
水水
産産
総総
合合
研研
究究
セセ
ンン
タタ
ーー
日日
本本
海海
区・西海区水産研究所が開催する資源評価
区・西海区水産研究所が開催する資源評価
会議に参加し、資源量、漁獲水準、漁獲強
会議に参加し、資源量、漁獲水準、漁獲強
度の推定と管理方策の提言を行った。さら
度の推定と管理方策の提言を行った。さら
に、トビウオ通信平成
に、トビウオ通信平成2121年度
年度4 4号、5
号、5号、
号、
1.研究目的
1.研究目的
本県の主要な漁獲対象種のうち、浮魚類
1111
本県の主要な漁獲対象種のうち、浮魚類
魚種の資源状況を漁獲統計調査、市場調査、
魚種の資源状況を漁獲統計調査、市場調査、
試験船調査により把握し、科学的評価を行な
試験船調査により把握し、科学的評価を行な
うとともに、資源の適切な保全と合理的かつ
うとともに、資源の適切な保全と合理的かつ
永続的利用を図るための提言を行うとともに、
永続的利用を図るための提言を行うとともに、
本県の主要浮魚類の漁況予測を行う。なお、
本県の主要浮魚類の漁況予測を行う。なお、
9 9号及び
号及び1010号において、6
号において、6魚種についての
魚種についての
資源動向、
各魚種を対象とする漁業の動向、
資源動向、
各魚種を対象とする漁業の動向、
漁況予測に関して報告を行った。
漁況予測に関して報告を行った。
(3)卵・稚仔分布調査
(3)卵・稚仔分布調査
2.研究方法
2.研究方法
いわし類、スルメイカ、マアジ、マサバ
いわし類、スルメイカ、マアジ、マサバ
主要浮魚類
主要浮魚類1010種(ブリ、マアジ、マサバ、
種(ブリ、マアジ、マサバ、
を対象として、各魚種の加入量水準を推定
を対象として、各魚種の加入量水準を推定
マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシ、
マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシ、
する資料とするため、試験船「島根丸」に
する資料とするため、試験船「島根丸」に
ケンサキイカ、スルメイカ、マグロ類、カジ
ケンサキイカ、スルメイカ、マグロ類、カジ
より改良型ノルパックネット(Nytal
より改良型ノルパックネット(Nytal52GG;
52GG;
キ類)について漁獲統計資料の収集、市場に
キ類)について漁獲統計資料の収集、市場に
0.335
㎜)を使用して卵・稚仔分布調査を行
0.335
㎜)を使用して卵・稚仔分布調査を行
おける漁獲物の体長組成調査、生物精密測定
おける漁獲物の体長組成調査、生物精密測定
った。調査は、平成
2121
年年
4 月、5
月、6
月、
った。調査は、平成
4 月、5
月、6
月、
および試験船による卵稚仔調査を実施した。
および試験船による卵稚仔調査を実施した。
1010
月、11
月、平成
2222
年年
3 月に計
9898
点で実
月、11
月、平成
3 月に計
点で実
さらに、これらの調査結果をもとに独立行政
さらに、これらの調査結果をもとに独立行政
施した。調査結果は独立行政法人水産総合
施した。調査結果は独立行政法人水産総合
法人水産総合研究センターおよび関係各県の
法人水産総合研究センターおよび関係各県の
研究センターに報告し、対象魚種の資源評
研究センターに報告し、対象魚種の資源評
本調査から得られた主要浮魚類の漁獲動向に
本調査から得られた主要浮魚類の漁獲動向に
ついては、
平成
2121
年度の漁況として別章に報
ついては、
平成
年度の漁況として別章に報
告した。
告した。
水産研究機関と協力して、
魚種別
(マグロ類、
水産研究機関と協力して、
魚種別
(マグロ類、
カジキ類は除く)の資源評価を行い
カジキ類は除く)の資源評価を行いABC(生
ABC(生
物学的許容漁獲量)の推定を行った。
物学的許容漁獲量)の推定を行った。
3.研究結果
3.研究結果
(1)漁場別漁獲状況調査
(1)漁場別漁獲状況調査
中型まき網漁業について、12
ヶ統の漁獲
中型まき網漁業について、12
ヶ統の漁獲
価に利用された。
価に利用された。
4.研究成果
4.研究成果
研究結果から推定された
ABC
をもとに、マ
研究結果から推定された
ABC
をもとに、マ
アジ、マイワシ、マサバ、スルメイカの
TAC
アジ、マイワシ、マサバ、スルメイカの
TAC
(漁獲可能量)が設定された。
(漁獲可能量)が設定された。
成績報告書の収集、整理を行い、フレスコ
成績報告書の収集、整理を行い、フレスコ
システムによりデータ登録を行った。
また、
システムによりデータ登録を行った。
また、
漁業協同組合
漁業協同組合JFJFしまね浜田支所と大社支
しまね浜田支所と大社支
所に所属する定置網漁業者各
所に所属する定置網漁業者各1 1ヶ統を標本
ヶ統を標本
船として日単位の操業記録を整理した。
船として日単位の操業記録を整理した。
(2)生物情報収集調査
(2)生物情報収集調査
主要浮魚類
主要浮魚類1010種について漁獲統計資料
種について漁獲統計資料
の整備を行った。また、7
の整備を行った。また、7魚種(ブリ、マ
魚種(ブリ、マ
アジ、
マサバ、
マイワシ、
カタクチイワシ、
アジ、
マサバ、
マイワシ、
カタクチイワシ、
ウルメイワシ、クロマグロ)を対象に、市
ウルメイワシ、クロマグロ)を対象に、市
場に水揚された漁獲物の体長組成ならびに
場に水揚された漁獲物の体長組成ならびに
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