シンガポールでのオフィス開発事業「CapitaGreen」竣工

2015 年 1 月 14 日
報道関係各位
三菱地所株式会社
シンガポールでのオフィス開発事業「CapitaGreen」竣工
三菱地所グループとしてアジア初のオフィス事業となる、
地上 40 階建てのハイグレードオフィスビルが完成
三菱地所株式会社は、グループとしてアジア初のオフィス事業となる、シンガポールにおけるオフィス
開発事業「CapitaGreen」が竣工し、テナントの入居が開始しましたので、お知らせします。
本事業は、シンガポールのビジネス中心地区であるラッフルズプレイスにおいて、総事業費約 14 億シ
ンガポールドル(約 1,270 億円)を投じて建設を進めてきた、最新鋭のスペックを備えた地上 40 階建て
の大規模オフィスビル開発です。当社は東南アジアにおける事業会社である三菱地所アジア社を通じて、
本事業のシェア 10%を取得し、アジア有数の不動産会社であるキャピタランドグループ及び同社が運用す
る上場 REIT であるキャピタコマーシャル・トラストと共同で開発を進めてまいりました。
本事業の計画地であるラッフルズプレイスは、金融機関や法律事務所等が集積するシンガポールのビジ
ネス中心地区です。中でも本計画地は、MRT(地下鉄)南北線・東西線2路線が乗り入れる「ラッフルズ
プレイス」駅及びダウンタウン線「テロックアヤ」駅に近接し、非常に高い交通利便性を有しています。
また本建物は、プリツカー賞をはじめ国内外にて数々の賞を受賞した伊東豊雄建築設計事務所の設計に
より、外装のおよそ 55%を緑化、更に複数のスカイガーデンを配置するなど、ランドマーク性の高いデザ
インとなっているほか、基準階フロアは、約 620 坪の無柱空間、天井高 3.2mと開放感のある執務スペー
スに最先端の省エネ設備を備え、快適性・機能性に配慮した仕様となっています。
以上のような立地や機能性、ランドマーク性が評価され、これまでに Catlin Asia Pacific、Cargill、
Bordier & Cie (Singapore)、Jardine Lloyd Thompson、Jones Day、Fitness First などをはじめとする
グローバル企業の入居が決まっております 。
三菱地所グループでは、米国・英国・アジア諸国の3極体制で事業を展開しており、成長著しい東南
アジアにおいても積極的に事業に取り組んできました。今後も、国内における事業実績を活かしつつ、海
外での事業経験・ノウハウを蓄積すべく、新たな事業にも積極的に取り組み、グローバルに不動産事業を
展開していきます。
■プロジェクト概要
事 業 シ ェ ア:CapitaLand 50%、CapitaCommercial Trust 40%、
三菱地所アジア社 10%
総
事
所
業
費:約 14 億シンガポールドル(約 1,270 億円)
地:138 Market Street, Singapore
在
通:MRT(地下鉄)North-South Line/East-West Line ラッフルズプレイス駅、Downtown
交
Line テロックアヤ駅 至近
敷
地
面
積:5,478 ㎡
延
床
面
積:約 82,000 ㎡
貸 付 有 効 面 積:約 65,000 ㎡
基 準 階 有 効 面 積:約 2,060 ㎡(約 620 坪)
建
物
規
模:地上 40 階建て/地上 242m
施
工:株式会社竹中工務店
設
計:伊東豊雄建築設計事務所
着
工:2012 年 1 月 1 日
竣
工:2014 年 12 月 18 日
■物件写真
■周辺地図
ラッフルズプレイス地区
本物件
マリーナ・ベイ・サンズ
<参考>
■キャピタランド社について
www.capitaland.com
・ シンガポールの上場会社であり、アジア最大規模の不動産会社の一つ。シンガポールに本社を置き、
アジア、ヨーロッパの主要都市において不動産、不動産金融サービスを主要事業として展開していま
す。
・ 資産のポートフォリオ(住宅、オフィス、ショッピングモール、サービスアパートメント、総合開発
を含む)は 20 ヵ国以上、110 以上の都市に及びます。また、その資産基盤と専門知識、及びシンガポ
ールをはじめとしたアジアにおける、不動産金融商品・サービスを開発するための幅広いマーケット
ネットワークを強みとしています。
・ 三菱地所と提携関係にあり、日本では「パークハウス代々木上原」、「新宿フロントタワー」、「ザ・パ
ークハウス 新宿タワー」や「ザ・パークハウス 西麻布レジデンス」等、シンガポールでも CapitaGreen
のほか、分譲住宅事業である「Sky Habitat」、「Sky Vue」での共同事業実績があります。
■キャピタコマーシャル・トラストについて
www.cct.com.sg
・ キャピタコマーシャル・トラスト(以下 CCT)はシンガポール初の上場オフィス REIT で、その時価
総額は約 50 億シンガポールドルです。CCT は、収益を生み出す商業用不動産又は不動産関連資産を
対象として所有・投資しています。総資産額は 74 億シンガポールドルに達し、シンガポールの 10 棟
の優良物件とマレーシアにおける投資物件でポートフォリオを構成しています(2014 年 9 月 30 日時
点)。
・ CCT は、外部の運用者であり、キャピタランドの 100%関連会社であるキャピタコマーシャル・トラ
スト・マネジメントにより運用されています。
■三菱地所グループの東南アジアにおける事業
2008 年 10 月
三菱地所アジア社設立
2010 年 9 月
ベトナム
2011 年 3 月
シンガポール
住宅開発事業参画
2011 年 7 月
シンガポール
オフィスビル開発事業参画
2013 年 12 月
タイ
2014 年 9 月
マレーシア
住宅開発事業参画
住宅開発事業参画
住宅開発事業参画
以
上