インドネシア:CO 2 排出削減に CCT を活用 2016 年 9 月 15 日掲載 9 月 6 日付けの地元報道によると、インドネシアは、世界石炭協会(WCA)と協力して、高効率低 CO2 排 出(HELE)のクリーンコール技術(CCT)を活用し、石炭火力発電所の効率向上、国際公約である気候変動リ スクの軽減を図る。 WCA 幹部は、インドネシアは CCT にて、その他の非温室効果ガス(窒素酸化物 NOx、硫黄酸化物 SOx、 微粒子)と同時に、CO2 排出量、その他の温室効果ガスも削減できるとした。また、CCT の活用にて、イン ドネシアは石炭資源を継続利用でき、経済成長・エネルギー需要増、パリ合意での CO2 排出量削減目標に 対応できるとした。更に、同幹部は、CCT は少し高価だが、CCT は効率が低い既存技術と比べて、CO2 排出量を 35%削減できると付け加えた。 現在、インドネシアには石炭火力発電所が 50 箇所あり、その発電能力は 19,404 MW である。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
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