大都市の介護施設、求人難深刻 職員定数割れで閉鎖も 特別養護老人ホーム(特養)などの介護施設の職員不足が大都市を中心に 深刻になっている。東京では職員が定数に満たない特養が続出し、新たな入 居者の受け入れをやめたり部屋を一部閉鎖したりするところが出始めた。介 護職員の有効求人倍率は全国平均で2倍を超えており、東京都が4・34倍、 愛知県が3・96倍、大阪府が2・77倍など大都市を中心に高い。施設が 職員を募ってもなり手が少ないという状況が広がりつつある。 東京都内で特養などを運営する社会福祉法人でつくる東京都高齢者福祉施 設協議会は昨年12月、加盟法人が運営する特養445施設に職員の状況な どを尋ねた。都内の特養の多くが対象になっている。 回答があった305施設のうち、それぞれが定めている職員の定数に満た ないところが半数近い145施設あった。このなかには、国の基準で最低限 必要とされる職員数にも満たないところも9施設あった。 朝日新聞デジタル 1 月 5 日(月)7 時 28 分配信 分より抜粋
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