No.2 H26.10.24 発行/釧路市教育委員会 教育支援課 〒085-0016 釧路教育研究センター 釧路市錦町2丁目4番地 特別支援教育研究専門委員会 Tel (0154)23-5189 Fax (0154)25-5999 特別支援教育コーディネーターの役割について ~特別支援教育研究専門委員会作成のリーフレットをもとに~ その1 情報収集編 日常的に!専門的に!客観的に!が大切 学習や生活面で“特別な教育的支援を必要とする児童・生徒”に対応するサイクル 情報収集 実態把握 「何に対して、どう困っているの?」 いつ 【教科・時数】 目標・指導内容 計 実 点 画 行 検 改善・行動 指導計画の作成 「目標と手立て」 だれが 【担当】 指導・支援の実践 指導計画に沿って 継続と工夫、観察 どこで 【場面・場所】 ケース会議の開催 支援児童・生徒の選定、内容・方法の改善 どのように 【指導方法】 指導・支援の再実践 ケース会議をふまえて 継続と工夫、観察 情報収集のために [リーフレットでは!] ■担任等より情報をもら い、生活場面での行動 やしぐさ、発言などを 観察し、メモしておき ましょう。 ■保護者の理解のもとで WISC-Ⅳ等の検査の実 施、依頼を行いましょ う。また、実施する場 合には、必ず職員間で 連絡をとり、打ち合せ をしましょう。 ■専門的な立場で、どの ような指導体制が、子 どもにとってより良い 環境なのかを考えまし ょう。 ■管理職や担任、教務主任やフリ ー、特別支援学級担任と児童・ 生徒の情報収集に関わる連絡 や調整を行いましょう。 …1 ■専門的な立場から保護者との 連絡を行いましょう。 …2 ■「LD児等の行動兆候チェック リスト」を使って、児童・生徒 の実態を客観的に把握しまし ょう。 …3 ■幼稚園や保育園、小学校や児童 相談所などと連携し、児童・生 徒に関する情報を集めましょ う。 …4 [とある学校の特別支援教育コーディネーターの実践!] ~ 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 に関わって~ 1に関わって 2に関わって ○コーディネーターは日常的に担任が相談や ○担任と連携して、連絡を行っています。 例)…担任が伝える部分 →児童・生徒の実態や状況「授業、諸 活動、生活の様子など」 …コーディネーターが伝える部分 →児童・生徒の実態や状況をふまえた 支援に関わる情報提供「支援の体 制・内容・方法・場所など」 (※保護者の意向も聞きながら) 依頼をしやすくなるような雰囲気作りに努 めています。 ○だれが、どの場面で、どんな視点をもって、 児童・生徒の実態を把握・情報収集するの か?を確認しています。 ○収集した情報の蓄積・整理・保管方法 「だれが、どこに、どんな方法で」 の確認をしています。 4に関わって ○過去の児童・生徒の様子やその時の支援・ 3に関わって 手立てを確認することで、児童・生徒の成 ○チェックリストの項目に 長や関わり方のヒントを見つけることが 沿って、児童・生徒の観 あります。直接、関係機関に訪問するなど 察を行い、数値化してい して情報を集めています。 ます。複数で行うことに ○就学に伴う、幼・保との引き継ぎ項目に関 より、客観性が増します。 しては、担当者の主観によって変更される コーディネーターが中心 ものではなく、学校としてどんな情報が必 となって役割分担(だれ 要なのかをよく吟味することが大切です。 が、どの場面で)を決定 そのために、マニュアルや園側にお願いす しています。 LD児等の行動兆 候チェックリスト ※「LD 児等の行動兆候チェックリスト」とは、千葉県総 る記入用紙(様式1・2)を作成、使用し ています。 ※様式1:特別支援学級への就学及び支援が必要と考える園 児用 ※様式2:通常学級児用 合教育センター特別支援教育部が作成したものです。 ▼様式1:特別支援学級への就学及び支援が必要と考える園児用(2枚) ▼様式2:通常学級児用
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