遊動コンパスの作り方

遊動コンパスの作り方
材料は全て100円ショップで揃えられます。ご不明な点はメールでお気軽にお問合せ下さい。
● 必要なもの
① 板状の発泡スチロール(厚さ5mm程度)
② シート状マグネット(厚さ1∼2mm程度)
③ 円形の蓋付容器(必ず底が透明又は半透明で直径15cm程度、高さ10cm以上のもの)
④ ピン(針は長めのものが良い)
⑤ キッチン用液体洗剤(ある程度粘度があるもの)
以上は、100円ショップで揃えられます。その他に、ピンの針先を保護するビニール線の皮などが必要。
また、容器の下に方向を読む為の方位シートが必要ですが、ご連絡頂ければメールに添付しお送りします。
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コマの作り方
<ベース → スペーサー → マグネットは出来るだけ正円に>
① ベースを発泡スチロールで切出す…コンパスなどで半径1cm(直径2cm)の円を描き、カッターで切る
② 同様にスペーサーを切出す…直径5mm位の円形か、四角でも可
③ シート状マグネットを切り出す…同様に半径5mm(直径1cm)の円を描き、ハサミ等で切る
④ 上記で作成した部品を図-1のように組み立てる。垂直に浮くように中心にピンを通すのがポイント
⑤ 針先の保護…怪我をしないようにビニール線の皮などで針先を覆う。余り重いと傾くので注意
以上で完成です。水に浮かべてテストを。垂直に浮かばない場合は発泡スチロールの切った面を紙やすりなど
で整えバランスをとると安定します
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容器の設置
① 安定する場所…直射日光が当らず、転倒する恐れが無く、水平な場所に設置をして下さい
② 磁気や電磁波の影響…近くにモーターで動く電気機器や電子レンジ、テレビ、パソコンが無いこと
③ 方位シート設置…設置場所が決まったら方位磁石でN極(北)を確認し、シートのNと合わせて下さい
④ 溶液を入れる…容器の半分程度まで入れて下さい
⑤ 方位シートの上に容器を設置…シートと容器の中心を合わせて下さい
⑥ コマを浮かべる…中心にコマを浮かべて下さい
以上で設置完了です。方位シートがズレないようにテープなどで固定すると良いです。また、万一転倒しても
溶液が出ないように蓋をしましょう。透明な蓋なら観測時に外す手間がいらないので便利です。
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観測開始
① 定期的に観測…都合の良い時間帯を決めて、最低1日に1回は観測。朝夜2回が理想です
② 観測の記録…パソコンや日記でも良いので、観測した漂着角度やコマの様子を記録します
③ 発震との検証…気象庁の地震情報等で検証しましょう
④ 多点観測…ご希望の場合、ご連絡下さればご紹介を致します。お気軽にどうぞ
動きは状況により色々で、遅かったり早かったりします。1週間程度全く同じ方向で発震が無い場合は、周囲
の磁気や電気機器の影響もあるので、一度設置場所を変えてみると良いでしょう。