CP-98CF:クランクシールリプレッサーの使い方 使用方法 抜き取り方法 (1)シール内径リップ部とシャフトの間に、テフロンシートを差し込みます。(シャフトの傷つき防止のため) (2)シール抜きフック先端を、テフロンシートとシール内径の間に差し込み、フックを引き上げてシール裏面に爪を掛けます。スペースが ない時は、フック後方部をバイスなどにくわえて折って下さい。 (3)当て金とハンドルを使用して、テコの要領でシールを引き抜きます。固くて抜けない時は、フックの位置を変えるか、フック2本を使 用して、徐々に引き抜いて下さい。 装着方法 (1)内径に傷を付けないよう、シャフト段差部をテープなどで保護してシールを通します。 (2)装着アタッチメントを選定し、シャフトの長さに合わせて調整ネジパイプまたは延長パイプを接続。さらに、現車のボルトサイズに合 う、スペーサー(センター出し)を通しキャップを被せます。 (3)メガネレンチなどで、慎重にボルトを締め付け、シールを装着します。途中で、ボルトのストロークが不足したり、ピンなどに干渉し た時は、延長パイプを追加するか、調整ネジを伸ばして下さい。 ◆◆◆◆◆ 使用上の注意事項 ◆◆◆◆◆ <!> 一部カムシール(三菱6Gなど)は、抜け止めミゾ付きシ ールが使用されており、外側からの抜き取りは不可能 です。 <!> 接着剤や焼き付きなどにより、完全に固着したシール を無理に抜こうとすると、シール抜きフックの爪先端 部が折れる場合があります。折れた先端部がエンジン 内部に落ちると、拾い出すことが困難です。このよう な時は、1ヶ所に無理な力を掛けず、シール内径の色 々な場所に、数回ずつテンションを掛け、徐々に浮き 上がらせるよう作業して下さい。 <!> 抜き取り作業時は、シャフトに傷を付けないよう、必 ずセット内のテフロンシート(消耗品)や、テーピング などを施し保護して下さい。 <!> 装着トラブル防止のため、作業前には、アタッチメン ト先端部に傷がないか確認の上、慎重にセット位置を 整え、斜め挿入を起こさないよう十分に注意して下さ い。一部カムシールは、装着位置外径に面がなく、ケ ースを割る構造のものがあります。 製造元: 埼玉県朝霞市栄町3-6-45
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