平成26年度 保安帽仕様書 佐野市消防本部 第1 1 総 則 目的 この仕様書は、佐野市消防本部(以下「当本部」という。 )が購入する保安帽につい て必要な事項を定める。 2 概要 この保安帽は、白色の帽体表面に徽章及び周章等を貼り付け、内側に衝撃吸収ライ ナー及びヘッドバンド等の着装体を取り付けたものであること。 3 保安帽の条件 保安帽は、物体の飛来又は落下及び墜落から着装者の頭部を保護する構造及び性能 を有し、頭部を動かしても、ぐらつきが小さく、着装中に不快感が少ないものとする。 4 適合法令 保安帽は、労働安全衛生法(昭和47年法律第67号)第42条の規定に基づく保 護帽の規格(平成3年6月5日労働省告示第39号。以下「告示」という。)に適合す るものとする。 5 問題処理 保安帽の製作にあたって、工業所有権に関する法令に抵触する問題等が発生した場 合は、受注者側で責任をもって解決すること。 6 品質管理 受注者は、納入前に自主検査を行うとともに、製作工程上の品質管理の適正を図る こと。 7 検査 納入時、当本部の指示により検査を受けるものとし、仕様内容と相違がある場合及 び不合格の場合は、指示事項を訂正、修正又は交換の上、再検査を受けるものとする。 8 納入について (1)納入数 155個 (2)納入場所 栃木県佐野市富岡町1391番地 (3)納入期限 平成26年9月10日までに当本部に納入すること。 (4)納入方法 課・分署ごとに納入すること。 9 佐野市消防本部 保証 保証期限はメーカーが定めた保証期間とするが、保証期間後であっても作成方法及 び材料不良等に起因すると考えられる不備等が生じた場合は、受注者が無償で交換又 は修理するものとする。 第2 1 仕 様 構造 保安帽は、帽体、着装体、衝撃吸収ライナー及びあご紐で構成され概要図1から5の 1 とおりとし、各構成部分は次のとおりとする。 なお、北川工業(株)FM4−ET−L3又は同等品以上としクリアコート仕上げ とする。同等品以上とする場合は事前に当本部と協議し、承認を得ること。 (1)帽体 ア 本体 (ア)本体は、帽体を形成する主要部分で、ガラス繊維を基材としたポリエステル樹 脂(強化プラスチック製)とする。 (イ)外面(表面)の仕上げは、白色の焼付塗装とし、安易に剥離しないものとする。 (ウ)表面は、滑らかで堅牢であるものとする。 イ 周章 (ア)別記に示す階級毎の赤色反射テープとし、添付図のとおり帽体本体周囲に貼付 する。 (イ)貼付位置は、周章の上端と下端が、徽章の中心から等距離となるようにする。 (ウ)階級線は消防監・消防司令長・消防司令・消防司令補・消防士長・消防副士長・ 消防士とし、各数については落札後に別途指示するものとする。 ウ 徽章 (ア)合成樹脂成形品クロームメッキ仕上げとする。 (イ)取り付け位置は、全面の中央とし、接着は強固に行うものとする。 エ 本部名標識 文字の寸法及び向き等は、添付図及び次のとおりとする。 (ア)帽体の両側面に、黒色の文字により『佐野消防』と表示する。 (イ)表示は、塩ビ製切り抜き文字を貼り付け、その後帽体表面全体に透明塗装 (クリアコート)を施す。 (ウ)『佐野消防』の文字は、丸ゴシック体とする。 オ 外周緩衝 帽体の外周には、幅25mm、厚さ1.5mm程度の黒ゴムを使用した緩衝材を添 付図のとおり、内側と外側に折り曲げて張り巡らす。 カ 掛け金具 半月型で黄銅製ニッケルメッキ又は同等の耐食性を有する金属製とし、添付図のと おり、本体の後部中央に取り付ける。 (2)着装体 帽体外に出ない構造とし、各部分は、添付図及び次のとおりとする。 ア ハンモック ポリエチレン成型品(白)とし、かぶり具合を調整できる補助ハンモック付きのも のとする。 イ 連結リベット 黄銅製ニッケルメッキ及び同等の耐食性を有する金属製とし、帽体本体に固定され、 2 ハンモック等の着装体が確実に取り付けられるものとする。 ウ ヘッドバンド (ア)ヘッドバンドは、ポリエチレン成型品で吸収性及び耐久性に優れた汗止めを全 周に取り付けてあるものとする。 (イ)ヘッドバンドの寸法は、長さ660mm以上、幅30mm以上とし、頭周に応 じて概ね54cmから61cmまでの範囲で調整できること。61cm以上のサ イズについても納入額の変動がないこと。 (ウ)採寸は、落札後速やかに実施すること。 エ 緩衝パット (ア)独立気泡のスポンジ製で、長さ110mm以上、幅20mm以上、厚さ6mm 以上の寸法とする。 (イ)取り付け位置は、ヘッドバンドと帽体本体の間で、前頭部及び両側頭部の位置 とする。 (3)衝撃吸収ライナー ア 発泡スチロール又は、これと同等の衝撃吸収性能を有するものとする。 イ 帽体本体の内側に密着し帽体外部からの衝撃エネルギーを有効かつ安全に吸収でき るように取り付ける。 (4)あご紐 添付図及び次のとおりとする。 ア ナイロンの重織(黒色)の引き紐式とする。 イ 帽体又は着装体に固定され、使用中に帽体が脱落したり、ぐらつかないよう確実に 締め付けられるものとする。 ウ あご紐には、耳部分にサイズ調節用の三角ホルダーを取り付ける。 エ あご紐の調整金具(丸環)に着脱用のつまみを取り付ける。 オ あご紐の先端(引き紐側)に丸環を取り付ける。 カ ポリエチレン成型品(チンカップ・あご紐垂れ止め「黒色」)を取り付ける。 2 重 量 完成重量は、800g以下とする。 3 性 能 告示に示された耐貫通性能及び衝撃吸収性能の数値を満足すること。 4 附則 (1)仕様書に記載のない部分については当本部と打ち合わせをするものとする。 (2)当本部と受注者は常に信義を重んじ、本仕様書に記した内容全般における疑義及び 不備に関して良心をもって協議し、変更を加えこれを解決するものとする。 3 4 5 6 7 8
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