新年明けましておめでとうございます昨年は、近隣国との紛争や火山の噴火・豪雨・豪雪などによる自然災害が相次いだ年ですが、今年は、平和な年、安心して暮らせる年にしたいものです。さて、師走の総選挙が済み、アベノミクスも第 2 ステージに入りました。アベノミクスが一定の効果をあげていることは確かですが、賃金の引き上げが未だ中小企業や地方にまで行き渡っていないこと、さらに、円安による輸入物価の上昇もあって、消費動向が低迷したままであることは、皆さんご存じの通りであります。例えば、内閣府の調査によると、消費態度指数は、前年同月比でみると、昨年１月から、消費税率アップの影響もあって連続 11 月か月間マイナスが続いております。全国の多くの商店街が衰退している中で、先般は協会の有志と、「ハマのアメ横」と言われ県外からバスツアー客も来る保土ヶ谷・洪福寺松原商店街と庶民の台所であって外国人の家族連れも多い南区・横浜橋商店街を視察しました。二つの商店街ともに、対面販売を基本とした長年の努力の積み重ねとして、今日の賑わいがあることを確認しました。また、昨今の生活者が商品購入に至るまでの導線が非常に複雑化・多様化していることは、皆様ご存じのとおりですが、アメリカの百貨店の再生策として成功した、オムニチャネル・マーケティング(EC ショップと実店舗のポイントや顧客情報を完全統合)が、今、新しい販売促進手法として日本でも注目されています。当販売士協会と致しましては、これまで、時代環境の変化や地域のニーズに対応した小売業のあり方について調査・研究・普及に努めて参りましたが、販売士資格をお持ちの方は、是非、協会活動への参加を通じて地域社会の活性化に貢献して頂きたくお願い申し上げます。