チネイザン研究会 2015/2/19(木)新月 チェンマイ大学で学ぶ、人体解剖学 指先の目は果たしてどこまで見えていたのか。 自分の目と指で確かめてみるのジャ。 happy buddha 解剖学教室へようこそ タイの伝統医学では体は「土」と表す。 風の止まった人体はどのように動き、きしむのか。 土に帰る前に仏様が教えてくれる。 内臓の色はカラフルだった タイ古式マッサージやチネイザンを学ぶ学生 のために、チェンマイ大学の解剖学ドクター が死体を使って講義する。 日本だと法律上死体の解剖は医学部と看護士さ んなど専門の学生しか見ることはできない。 しかしチェンマイではタイ古式マッサージは伝統 医療として研究され、大学などでも学ぶことがで きる。 その一環でタイ古式マッサージを深く学びたい私 たちの為にチェンマイ大学の解剖学部の門を開い てくれた。 授業の様子はビデオ&写真が撮れないので ご自身で体感してください。 日本語通訳を通じてドクターのお話を聞いて、 見てみる。 実際触ってみて、 押してみる。 「チネイザンの目はそこをみていたのか!」 しっかりと確かめてみてください。 怖くありません。 まずは人体模型から。 神経標本そして、人骨という具合に徐々に解剖学 の世界へ導かれます。 山脇東洋 「蔵志」1754年 京都にて 日時:2015年2月19日(木) 新月 am 8:30∼お昼 場所:チェンマイ大学 受講料 15000BATH 定員10名 ーーーーーーーーーーーーーー 予約/お問い合わせ june style studio webサイト http://purefood.jp メッセージ [email protected] 0757088910 ーーーーーーーーーーーーーー チネイザン研究会 webサイト http://cnt.purefood.jp ーーーーーーーーーーーーーー 主催 チネイザンオタクのJUNE 携帯05037001535 最後には しっかりと感謝の気持ちを込めて。 ワーイ(合掌)をして終わります。 Father Dr. オンナモシバゴ 合掌 1 内臓解剖学レポート 「土・水・火・風」それとボディーと 魂があって生きているということ。 生命である。 もし私が死んだなら ここに並ぶだろう。 死体を使った解剖学を学んできた。 それらの調和がとれていることを タイで死んだらの話だが、可能性は充分にある。 献体すると言っておけば、間違いなくこの病院の 死体置き場に運ばれて、保存される。 しないと言えば焼き場に直行。 「健康」と言っている。 徐々に、講義の話の内容に応じて死体がでてくる。 死体にはタグが付いていて きっとプロフィール的なことが書いてある。 なんらかの理由で亡くなり 今は土となるべく最後の瞬間。 私たちに計り知れない叡智を繋ぐ。 そんな空間だった。 タイ語だったが、年齢ぐらいはわかる。 目の前にあるものは死体ではあるが それを意識したのは最初の3秒くらい。 解剖学の先生は慣れた様子で講義を進めていく。 58歳男性 そのタグを見なくても、体を見たらわかる。 足だけでも、肩甲骨だけでも、おおよそわかる。 体とはそおゆうものだとおもう。 物は使えば古くなる。 とても丁寧に使っていた人のそれと、重い荷物を 持って酷使していた人の肩とは違うものだ。 タイの伝統医学では死体は土にかえるものなので 「土」と表す。世界は4つのエレメントでできて いると言われていて、人体も同じく・・・ 血液やリンパ液などの「水」 「火」とは36.3℃の熱とかエネルギーとか 「風」はエネルギーが流れる時に生じる風。筋肉 が動く時にも風が吹く。食べるものが体内を移動 す時にも風を生じる。 マッサージセラピストのための解剖学なので、 ドクターの講義もそこに特化する。 はじめは骨格模型で骨のことを学ぶ。 で神経の標本といった具合に進んでゆく。 その神経が筋肉の中を。。 骨の間を。。。(足が何個もある) そうすると、ここが痛くて。。(関節を動かす) そうすると、骨が変形して。。。(何個のも足の 違いを見比べる) あ。こっちの死体の方がわかりやすいね。って次々 と必要に応じて、死体がでてくる。骨盤からみた り、上から見たり、うつ伏せでみたり。 タイマッサージのストレッチ技をかけてみて で、こうなっているのよって。 を引っ張る、ピ ンセットとはさみで筋肉と神経をとんどん開いて いく。 足や腕や首・・・ 人間の骨と肉 人体模型や、教科書でなんどもみた筋肉がそこに あった。 仏様は何も言わないけれど 多くのことを教えてくださった。 解剖学的には骨や肉のことを「体性系」 内臓は、「臓体系」とわけている。 わけている理由がわかった。 人は話さなくても立派です。 生きてきて、死んでいく。 すべてに感謝・・・合掌 2014年12月吉日 JUNE だって内臓を見たとき 足や腕とは全く違うんだもん。 びっくりしちゃった。 「内臓はカラフルだった。」 ほんとうに神秘的だった。 胆のうはグリーン 心臓はピンク 肺は灰色 腸を取り巻くものは黄色 肝臓は茶色 腎臓は暗い色 腸はクリーム色 びっくりしちゃった 内臓って何色?って聞かれたら 今なら間違いなく「虹色」と言っちゃう。 一生の間で、一度もその色を誰かに見せることな く生命を維持している内臓は 死後、私達タイ古式マッサージセラピストの学び の場で始めて その色を放った。 たとえ見えなくても色がついていないといけない のだということも解った。
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