ダウンロード - オガタ動物病院

オガタ通信
第46号(1月号)
発行日 2015年1月1日
新年あけましておめでとうございます。2015年がスタートいたしました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。2015年度新年号をお届けします。
獣医師通信
トリマー通信
お得な健康診断キャンペーンを行っています。
詳しくはホームページをご覧ください。
冬は乾燥と静電気の季節です。トリートメント・
ハーブパックで保湿するのがおすすめです。
看護師通信
朝・晩がぐっと冷え込む季節となり、ワンちゃ
ん・ネコちゃんは低体温症になりやすくなりま
す。 寒い日には毛布をかけてあげたり、床に
ダンボールを敷くなど可能な限り温かい環境
作りをして低体温症対策をしてあげましょう。
獣医師コラム
三浦マリンちゃん
小野くーくん
平塚小春ちゃん
多飲多尿
新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましてはつつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて、以前のコラムで、冬場に多くなる病気の一つとして、尿石症をご紹介させて頂きました。これは冬に
なると飲水量が減るため、尿が濃くなり、石の原因となるミネラル分が濃縮されるからです。そこで今回は、
逆に冬でも飲水量、排尿量が増えてしまう病気についてお話しさせて頂きます。
そもそも飲水量は、気候(気温や湿度)や食生活にも左右され、投薬や運動後などには一時的に増加す
ることがあるため、病気の症状なのかどうかという判断が難しく、見落としやすい症状の一つだと思います。
上記のような外的要因が完全に否定され、病的な飲水量かどうかを調べる時は、単純に飲水量を量る
しかありません。個体差もありますが、24時間の飲水量が体重1kg当たり100mlを超える場合、完全な病的
飲水量と判断されます。また、それに近い量を飲んでいても、多飲の可能性を考える必要があります。一
方、24時間の排尿量が体重1kg当たり50mlを超える場合、多尿と判断します。
多飲多尿を起こす病気には以下のようなものがあります。
子宮蓄膿症、糖尿病、初期の急性腎不全、慢性腎不全、腎盂腎炎、肝不全、副腎皮質機能亢進症、
副腎皮質機能低下症、甲状腺機能亢進症、高カルシウム血症、尿崩症、心因性
多飲多尿はこれらの病気の初期症状として現れることがありますので、それを見逃して放っておくと、病気
が進行し、状態が悪くなってしまう可能性があります。もし、水を飲む姿を頻繁に見かける、トイレの回数が
多いと感じましたら、当院にお気軽にご相談ください。
また、2月まで冬の健康診断も実施しておりますので、ぜひご利用ください。大切なワンちゃん・ネコちゃん
の病気を早期発見してあげましょう。
獣医師
オガタ動物病院本院
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瀬戸川 大