乾式再処理と金属燃料高速炉による

凸
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PresentStatusand
蕨!
lntemation alSymposiumo
FuturePerspectiveforReducingRadioactive
Wastes-AimingforZero-Release-
乾式再処理と金属燃料高速炉による
分離・核変換技術
放射性廃棄物低減に向けた現状と将来の展望
~ゼロリリースを目指して~
平成26年10月10日(金)
電力中央研究所小山正史
本報告は、文部科学省のエネルギー対策特別会計委託事業による委託業務とし
て、 ̄般財団法人電力中央研究所が実施した平成23年度「実用化に向けた金属
OcRIEpI燃料サイクルのエ学技術実証に関する研究開発,の成果の_部存含みます.
燃料
学技術実証に関する研究開発」の成果の-部を含みます。
巖iii; 電力中央研究所
金属燃料:高い燃焼効率と遠隔燃料製造の実績
酸化物燃料
金属燃料
 ̄
一上音 |l端栓一
スブリング
|燃料ペレットト
原料粉末を
成型、焼結
ガスブレナム
一一一一一ⅡⅡ■■■■■■■■画TI一一
フレナム
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覆管ヨ''一|レガスプレナム
]|il后霧霧ソ○ 高熱伝導率=過渡時安全性向上
棒状に成型
一下吉 Ⅱ端栓
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間隙にNaを充填
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○ 酸素不在=硬スペクトル
=高MA核変換効率
燃料ピン形状は共通
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U- Pu-MA-Zr-FPの合金
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炉
射出鋳造:lANLで1万7千本を遠隔製造の実績=MA燃料製造の実現性
OcRIEPI
oCRIEPl
JSFR
LR電力中央研究所
可R電力中央研究所
屯
乾式再処理:経済的なMAリサイクルの実現へ
○溶融塩電解による分離
=MAは常にPuと伴に回収
=水がないので臨界制限緩和
=経済,性、核拡散抵抗’性
〕u-MA-Zr+FP)
需應
小
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|鴎極固体隙桶
I
⑥
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○対象燃料に自由度
=電解還元で酸化物燃料に対応
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=塩素化で高レベル廃液に対応
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還元物(金属1
廃棄物(アクチニドフリー)
OsSr等
oCRIEPl
LiCl溶融塩(650°C)
_窓
にR電力中央研究所
3
乾式再処理と金属燃料を利用した分離・核変換シナリオと課題
LWRs
③照射済MOXの
Spe
、
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1MOX
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②実HLWからのMA
分離回収データ
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①MA(特にC、)入り金
属燃料の照射データ
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、
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 ̄、 アクチニドレス
FP
廃棄物
日・欧国際共研
(ホット試験)
国内(共研。委託)
’ で実施
7988 -20ブギ
4
LR電力中央研究所
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1。
■
MA含有金属燃料のフェニックス照射試験(1/2)
'03
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'03℃41,05,106
照射、照射後非破壊試験
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U宮19Pu-10Zr
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MA:Np,AmCm
RE:Ce,Nd,Y;Gd
Up19Pu-10Zr5MA-5RE
CRjEP'&JRC-ノアUJomfsmdy
■R電力中央研究所
且□
oCRIEPl
の
1.MA含有金属燃料のフェニックス照射試験(2/2)
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CalculationAnalysis
CalcuIatioIlAnaIysis
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従って、金属燃料中でMAはORlGEN2の予
測通り核変換することが明らかとなった。
>←
TimeafterFuelPinFabrication[Year]
00.0
燃焼計算とよく一致した。
~
0.02.04.0608,010.012.014.016.O
拱匡一巨一のロE⑩二o
その結果、照射前後でのPu1Am,Cmの同位
体比率の変化は十分大きく、oRlGEN2の
050505050
そこで、照射前後のMETAPHlX燃料中の
アクチニド元素の同位体比率の変化を
lCP-MSで調べ、ORlGEN2の燃焼計算と
比較した。
千凸のの■●■B』
ことは困難。
322110001
誤差により、燃料サンプルの破壊分析
(lCP-MS)から、MA核変換率を導出する
000砂一旬①牙計二mCO
照射前後の燃料の不均一性に起因する
Waiting~gyrs.。Cooling~5.5y「§
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---
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-Cm245・Cm245g-
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Timeafte「FuelPinFabricalion[Yea「]
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LIR電力中央研究所
LR電力中央研究所
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2.実高レベル廃液からの乾式分離によるMA回収試験
2.実高L
■
◆乾式分離プロセスによる実高レベル
廃液からのアクチニドの回収試験を
行った。
◆高い回収率が、NpPuAmとC、に
ついて実証された。
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↓
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Denitration
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Chlorination
(oxide→chlo「ide)
↓
 ̄ ̄I
Reductive-extraction
(actinide/FP
sepa「ation)
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MetalFuel
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Salttreatment
FBRCVcle
(ニニヨヨエE]こ。。E⑩’四]E一・⑩シ)
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uのロニロ頁UE2一口」℃の』のシoCの圧
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1000%
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10%
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-鮨Np
-ローPu
1%
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(FP/salt-Cl2separation)
-一cm
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FPL伝歴
010203040
AmountofCd-Lialioyaddedtosystem(9)
。〔RIEPI
L[電力中央研究所
7
の
3.照射MOX燃料(軽水炉)の乾式再処理試験
◆小規模ホット試験により、照射済みの軽水炉MOX燃
料を金属に電解還元し、更に電解精製からのアクチニ
ドの分離回収の成立性を確認した。
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U祈没ソ物
◆MOXfuel;59/batchCurrent;1A(~259MOX/h)
少
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8
hLR電力中央研究所
四
4照射METAPHIX燃料の雷解精製
の
4.照射METAPHlX燃料の電解精製
RUN1燃料を溶解/Uのみ回収RUN2燃料を溶解/Pu,UiVlAを回収
1V''五八PHlX-I(U-Pu-ZトコMA-2RE)
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極(Fe棒)
液 体Cd陰極
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0.01
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Cd陰極回収物(総計2M%まで回収)
ocRIEPI
OcRIEpl
LR電力中央研究所
hR電力中央研究所
9
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5.Uを用いたサイクル工学試験
○エ学規模5kg-U/.(=1ton-HM/y)での連続試験・サイクル試験の実施
連続試験1---------------------------------------------------
サイクル試験|
(~蓬~il-F---------’,
勢
電解還元
今鴬!。
ヰ
今
今
電解精製製品移し替え塩蒸留(既設)セル内移送射出鋳造’
----------------------------------------------J------ピヱゴ±Aと断---
L---------‐蜀閂__幻~--、--..---。------■--_一一一一一一一.---------------戸.--一・--I
二
’
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=「$、1M認l鯉
電解精製回収ウラン
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iUWおWI1IrrY学P
鋳造ウラン棒
X
P」
高純度Ar雰囲気グローブボックス(既設),高純度Ar雰囲気グローブボックス(既設改造)
繰り返し試験による評価=処理速度(>4.6kgU/d)、マスパランス(>98%)
本研究は、文部科学省のエネルギー対策特別会計委託事業による委託業務として.財団法人電力中央研究所が実施した平成21年度「実用化に向けた金属燃料サイクルのエ学技術実証に関する研究開発」の成果です。
oCRIEPl
10
bLR電力中央研究所
=
結論
nコ
1988年より電力中央研究所が欧州超ウラン元素研
(JRC-lTU)と進めてきた、乾式再処理と金属燃料高
速炉による分離・核変換の実証試験がほぼ終了し、
ANLのU-Pu-Zr燃料照射試験や、当所がこれまでに
実施した非照射MA等を用いたコールド試験から予測
された通りの高い性能が明らかとなった。
実用化上の課題となる乾式再処理/分離の工学技
術開発では繰り返し試験の中での安定した'性能と
高いマスバランスを保つ試験装置を開発するなど、
工学ホット試験に向けた設計データの蓄積が進んだ。
oCRIEPl
エユ
LR電力中央研究所