電磁気学第一 (S1 クラス) 演習(課題 No.7 に相当) 2014.7.28 白川晃・TA 北島将太朗 解答時間:45分 教科書・ノート・参考書等参照可。電卓使用可。 答のみでなく、導出過程を第三者にも分かるようにきちんと書くこと。ベクトルの場合ベクトルであることを分かるように。 学籍番号と名前を忘れないこと。 【問 1】 右図の様に、中心を等しくする導体球 1(半径 R1)および 導体球殻 2(内径 R2、外径 R3)に、それぞれ Q1、Q2 の電荷量を与 2 えた。中心からの距離を r とする。(教科書 4-5 節問題 2、4-6 節問 R1 題 1、4-7 節問題 1 参照) (a) 電荷が両導体のどの部分にどのように分布するか述べよ。 1 R2 R3 (b) 球 1 と球殻 2 の間(R1 < r < R2)、および球殻 2 の外部(R3 < r)にお ける電場をそれぞれ求めよ。 (c) 球 1 および球殻 2 の静電ポテンシャルを求めよ(無限遠を基準 とする)。 (d) 球 1 および球殻 2 の電気容量係数 Cij (i,j=1,2)を求め、相反定理が成立していることを確認せよ。 (e) 特に Q1 = Q, Q2 = –Q (Q > 0)とした時、系はコンデンサーと呼ばれる。このコンデンサーの電 気容量 C を求めよ。 (f) (e)の時、系の静電エネルギーを求めよ。 【問 2】 以下の問いに答えよ。 (a) ベクトル場 E (r ) (2 Axz, 2 Ayz, A( x 2 y 2 2 z 2 )) がある(A は正の定数) 。E(r)が真空中の電荷 のない静電場であることを示せ。 [ヒント:静電場の条件は Gauss の法則+渦無しの法則。電荷が ないこともその中で示せる] (b) 静電ポテンシャル (r ) A( x 2 y 2 ) z 2 z 3 ) がある。これがラプラスの方程式(電荷がない 3 場合のポアソン方程式)を満たすことを示せ。
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