10月号を載せました

10 月
園だより
平 成 2 6 年 9 月 3 0 日
渋谷区立本町幼稚園発行
http//academic3.plala.or.jp/hon-yo/
子供たちの笑顔のために
園長 森山未来
一年の半分が過ぎようとする9月下旬、ある日の子供たちの様子から…。年少もも組の子供が朝の身支度を
済ませると一目散に園庭に出て行きました。後を追うようにもう一人、脇目も振らず駆け出していきました。
目指すは築山です。二人はここ数日泥団子作りに夢中です。今日も硬くてまん丸の泥団子を作ることができる
かな?一方、年長すみれ組では竹馬の挑戦が続いています。次々に乗れるようになっていく友達の姿に励まさ
れ、時に悔しさも感じながら、長い距離を歩くことを競ったり U ターンする技に挑んだりして「自分にだって
できる」と奮起しているようです。乗りこなすのが難しいことを自分の心と体が知っているからこそ、友達が
乗れた時の喜びを自分のことのように嬉しく感じるのでしょう。
「〇〇ちゃんが歩けたよ」
「よかったね」とい
う声が学級の中で聞かれ、育ち合う関係ができていることが伝わってきます。そして、年長組の保育室から『♪
どろんことたいよう』の歌が聞こえてきます。
♪どろんこと太陽♪
作詩・作曲 峯 陽
何とも熱い歌詞ですが(みんなで
明日の幼稚園を作ろう!)
、私も担
ぼくたちは わたしたちは すばらしいなかまたち
だいじなともだちは どろんことたいよう オー!
*みんなで みんなで つくろうよ
あしたの あしたの ようちえん (歌詞 一部編詩)
任時代には学級のテーマソングの
ようにしてこの歌を子供たちと歌
ってきました。
幼稚園は、主人公である子供たちがより良く成長するために、大人たちが知恵を出し合い、思いを寄せ合い、
力を合わせていく場所です。時代の変化に合わせて、幼児教育の“不易と流行”について考えさせられること
が多い今日この頃ですが、変えてはいけないものがあると私は思っています。それは、子供たち一人一人の笑
顔がいつも幼稚園の中心にあらねばならないということです。
後期、10月14日(火)から新しく預かり保育の利用が始まります。子供たちのために、保護者の皆さんと力
を合わせながら、より魅力的な内容にしたいと考えています。また、利用することで保護者の皆さんも笑顔に
なるようにと願っています。明日の幼稚園を作っていくのは、どろんこと太陽を友とする子供たちと、子供た
ちを取り巻く大人たちの思いです。地域の皆様にもご協力をいただきながら、本町幼稚園の教育活動がより一
層充実していくよう、子どもたちの成長に温かなまなざしを注いでいただければ幸いです。
10月の大事にしたいこと
4歳児 もも組
月の大事にしたいこと
・ホールで体を動かすことを楽しみにしている子どもたち
です。体を動かして遊ぶ心地よさをさらに感じられるよ
う、第 2 グラウンドを利用しながら、色々な動きを取
り入れて遊んでいき、運動会へとつなげていきます。
・
「○○ちゃんがだめだって」
「○○くんとあそびたいのに
…」と、自分の思いが友達に伝わらないことにもどかし
さを感じている姿があります。自分の思いを言葉で表現
しながら、友達にも自分と同じように気持ちがあること
に気付き、聞き入れていけるように支えていきます。
5歳児 すみれ組
・運動会でやりたいことを話し合うと、今、自分たちが
目標をもって取り組んでいる竹馬、縄跳びなどが出て
きました。目標に向けて頑張る気持ち、友達を応援す
る気持ち、友達の刺激を受けて新たな目標をもつとい
う姿を支えていきます。
・年少児や友達と気持ちを合わせて動いたり、競い合っ
たりする場面を大切にしていきます。司会など、自分
の役割を果たすなど、運動会に向けた活動を通して、
やり遂げた満足感、充実感を感じられるようにしま
す。