平成 26 年度 岩手県立看護師養成所入学試験 (1 行あけ) 生 物 問 題 用 紙 (その1) (1 行あけ) (1 行あけ) 1 植物の水の吸収と移動に関する文と図1について、以下の問に答えなさい。 ÅiÇQ Åj ót (文中の番号と図中の番号は対応している。) 表皮細胞 ås 植物にとって水は、光合成の材料となるばかりでなく、細胞の形や葉などの器官の形を維持したり、物質を運搬して生体 à€ä«ë© 内の化学変化の進行の条件をつくる。土壌から根の内部への水の吸収は、表皮組織の細胞で発生する(1)による。①(1)核 (11) は細胞内の浸透圧と膨圧によって発生する。植物体内に吸収された水は、維管束の(2)に存在する(3)または(4)へと移 り、葉まで運ばれる。植物細胞の表皮細胞では(5)が発達しており、水分の蒸発をできるだけ防ぎ、乾燥から植物体を保護 核 している。このため葉の水分は、おもに(6)を通って大気中に(7)する。水を上に引き上げる力はいくつかあるが、根で発生 ó†ñ ó t Çà ägë する力を(8)といい、さらに水分子は凝集力をもつため、(3)や(4)の中の水は途切れることなく、(7)によって引き上げられ る。植物が光合成を行うためには、(6)を通して(9)の取り込みと、(10)の放出が行われる。(6)は 2 つの(11)によって囲ま (11) ÅiÇRÅj ÅA Åi Q u ic k Tim e ý Dz ê L í £ Év Éç ÉO Éâ ÉÄ Ç™ DZ ÇÃÉs ÉNÉ` ÉÉǾ å ©ÇÈÇž ǽ Ç… ÇÕ ï Kó v Ç Ç• ÅB ÇSÅj れている。(11)の細胞壁は(6)に面する側が厚い。 ②(11)が吸水して(12)が増すと(6)が開く。 (11) à€ ås ä« å s ÇÃí f ñ Çà ägë 核 ë© (語群) ÅiÇR Åj ÅA Åi ÇSÅj à€ä«ë© Çà ア.一酸化炭素 イ.海綿状組織 ウ.仮道管 エ.気孔 オ.吸水力 キ.形成層 ク.厚壁細胞 ケ.孔辺細胞 コ.根圧 シ.さく状組織 ス.酸素 セ.師管 ソ.師部 タ.蒸散 チ.浸透圧 ツ.水素 テ.窒素 ト.中央細胞 ナ.滴下 ニ.道管 ヌ.二酸化炭素 (6) ネ.膨圧 ノ.木部 äg カ.クチクラ層 ë サ.根毛 ÅiÇQ Åj ÅiÇRÅj ÅA Åi ÇSÅj ç™ 核 (11) êÖ 表皮細胞 êÖ 問1 文中の1〜12のカッコ内に正しい答を語群から選び、記号で答えなさい。 ÅiÇQ Åj 問2 文中下線部①の(1)を細胞内の浸透圧と膨圧の関係の式で表しなさい。 ót 表皮細胞 ås 問3 文中下線部②において、(11)が吸水すると、なぜ(6)が開くか説明しなさい。 à€ä«ë© 核 (11) 問4 (6)の開閉調節には2つの植物ホルモンが働いている。開く働きをするホルモン名および閉じる働きをするホルモン名 を答えなさい。 核 ó†ñ ó t Çà ÅiÇRÅj ÅA Åi (2) (11) Q u ic k Tim e ý Dz ê L í £ Év Éç ÉO Éâ ÉÄ Ç™ DZ ÇÃÉs ÉNÉ` ÉÉǾ å ©ÇÈÇž ǽ Ç… ÇÕ ï Kó v Ç Ç• ÅB ÇSÅj 葉 à€ (11)表皮細胞 ås 茎 ä« ägë 維管束 å s ÇÃí f ñ Çà ägë ÅiÇR Åj ÅA Åi 核 核 ë© ÇSÅj (11) à€ä«ë© Çà 核 äg 葉の裏面拡大 ë ÅiÇRÅj ÅA Åi 維 管 束 の 拡 大 ÅiÇQ Åj (3)、(4) ÇSÅj 核 (11) 茎 (11) ç™ 茎の断面の拡大 (3)、(4) 維管束 (6) 核 (11) êÖ 核 (3)、(4) êÖ (2) 根 (6) 水 水 図 1 根からの水の吸収と、茎・葉への水の移動を示す模式図 (11) 表皮細胞 表皮細胞 平成 26 年度 岩手県立看護師養成所入学試験 (1 行あけ) 生 物 問 題 用 紙 (その2) (1 行あけ) (1 行あけ) 2 血液と血液循環系に関する文と図2について、以下の問に答えなさい。 (文中の番号と図中の番号は対応している。) 動脈と静脈が毛細血管により連絡した血管系を(1)と呼ぶのに対して、エビやバッタのように毛細血管がなく、動脈の血 液が体組織の間隙を流れ、再び心臓に戻るような血管系を(2)と呼ぶ。図2に示すようにヒトでは、体循環におけるからだ各 部からの①静脈は上大静脈および下大静脈に集まる。これら大静脈の血液は心臓の(3)に、そして肺(肺循環)から出る② (4)の血液は(5)に入る。つぎに(3)および(5)の収縮によってそれぞれの血液は(6)および(7)に送られたのち、(6)およ び(7)の収縮によって、③(6)の血液は(8)を通って肺に送られ、(7)の血液は大動脈に送り出される。大動脈の血液は体 循環におけるからだ各部の④動脈に送られる。ヒトの血液の代表的な有形成分には、(9)や⑤血液の止血に関係する(10) および酸素運搬をする(11)がある。一方、⑥液体成分を(12)という。 問1 文中の1〜12のカッコ内に正しい答を書きなさい。 問2 下線部①および④において、静脈および動脈の、筋肉の種類、管壁の厚さ、血圧および弁について答えなさい。 問3 下線部②および③の血液について、酸素と二酸化炭素の濃度および色について答えなさい。 問4 下線部⑤および⑥に含まれる因子により血液中に生じる、水に溶けにくい繊維状の物質を何というか。また、この物質 が血球と絡み合って血ぺいをつくり、傷口をふさいで、止血が起こる現象または反応を何というか答えなさい。 体循環(頭部) 肺循環 肺循環 肺 上大静脈 (4) 大動脈 (8) (5) 下大静脈 (7) (3) 心臓 (6) 肝臓 腸 腎臓 体循環 図2. ヒトの血管系(概略図) 平成 26 年度 岩手県立看護師養成所入学試験 (1 行あけ) 生 物 問 題 用 紙 (その3) (1 行あけ) (1 行あけ) 3 いろいろな様式の遺伝に関する文と図3について、以下の問に答えなさい。 (カッコ内のアルファベットは遺伝子記号を示す。F1 および F2 はそれぞれ雑種第一代および雑種第二代を示す。) 図 3−1 に示すようにマルバアサガオでは、花の色が赤色(RR)と白色(rr)の品種を交雑すると、①F1 はすべて桃色の花 をつける。F2 では、赤色:桃色:白色が1:2:1の分離比で現れる。この赤色と白色のような対立遺伝子の関係を(1)優性と いう。また、赤色と白色の両親から桃色の子孫が現れる雑種を(2)雑種という。図 3−2 に示すように、黄色のハツカネズミ (Yy)どうしを交配すると、②黄色(Yy)と黒色(yy)の個体が2:1の分離比で生まれる。遺伝子型が YY の個体は生まれなか った。Y のような遺伝子を(3)遺伝子という。図 3−3 に示すように、いずれも花の色が白色の二系統のスイートピー、白色 (CCpp)と白色(ccPP)を交雑すると、③F1 はすべて有色となり、F2 では有色と白色が9:7の分離比で現れる。これらの遺伝 子を(4)遺伝子という。カイコガには、白色まゆをつくる系統(IIyy)と黄色まゆをつくる系統(iiYY)がある。図 3−4 のような交 雑を行うと、④F1 は白色まゆだけをつくるカイコが生まれ、F2 では白色まゆと黄色まゆをつくるカイコが13:3の分離比で生 まれる。このような遺伝を起こす遺伝子を(5)遺伝子という。 (語群) ア. 完全 イ. 組換え ウ. 欠損 エ. 後 オ. ケ. 致死 コ. 中間 複対立 ソ. カ. 条件 キ. 前 ク. 促進 サ. 独立 シ. 伴性 ス. 不完全 セ. タ. 平均 チ. 補足 ツ. 優性 テ. 抑制 三点交雑 不等 ト. 連鎖 問1 文中の1〜5のカッコ内に正しい答を語群から選び、記号で答えなさい。 問2 下線部①において、F1、F2 の赤色、桃色および白色の各個体の遺伝子型を答えなさい。 問3 下線部②において、黄色(Yy)と黒色(yy)のハツカネズミをいずれか雌雄で交雑すると、どのような色のハツカネズミが 生まれると考えられるか、またその分離比を答えなさい。 問4 下線部③において、F1、F2 の有色および白色の各個体の遺伝子型をすべて答えなさい。 問5 下線部④において、F1、F2 の白色まゆおよび黄色まゆをつくる各個体の遺伝子型をすべて答えなさい。 P・・・・ P・・・・ 赤色 (RR) 白色 (rr) P・・・・ 白色 (CCpp) 白色 (ccPP) 黄色 (Yy) 黄色 (Yy) F1・・・・ F2・・・・ 有色 F1・・・・ 桃色 黄色 (Yy) 黒色 (yy) 分離比・・ 2 : F2・・・・ 1 赤色 桃色 白色 分離比・・ 1 : 2 : 1 有色 白色 分離比・・ 9 : 7 図 3−1. マルバアサガオの花 図 3−2.ハツカネズミの毛色 図 3−3.スイートピーの花の色の 図 3−4.カイコガのまゆの色の の色の遺伝. の遺伝. 遺伝. 遺伝. 図 3.いろいろな様式の遺伝
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