※※2014年 4 月改訂 (第 6 版) ※2010年10月改訂 日本標準商品分類番号 873131 貯 法:遮光、室温保存 使用期限:外箱、容器に記載あり(使用期間: 3 年) 補酵素型ビタミンB2製剤 <フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム>製剤 承認番号 薬価収載 販売開始 21900AMX01325 2007年12月 1972年 6 月* 再評価結果 1976年 4 月 *製品名変更後の販売開始:2008年 2 月 〔組成・性状〕 販売名 性状・剤形 〔有効成分に関する理化学的知見〕 一般名 フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム (Flavin Adenine Dinucleotide Sodium) (JAN) 化学名 Disodium adenosine 5'[ (2R,3S,4S) -5(7,8dimethyl-2,4-dioxo-3,4-dihydrobenzo [g] pteridin10 (2H) -yl) -2,3,4-trihydroxypentyl diphosphate] 構造式 ワカデニンシロップ0.3% 爽やかな甘み、オレンジ様の芳香を有するだいだ い黄色澄明のシロップ剤 フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム 3.2mg(フラビンアデニンジヌクレオチド(FAD) 成分・含量 として 3 mg)含有する。添加物としてクエン酸水 ( 1 mL中) 和物、クエン酸ナトリウム水和物、D-ソルビトー ル、精製白糖、グリチルリチン酸二カリウム、ソ ルビン酸カリウム、香料を含有する。 pH 4.5~5.5 〔効能・効果〕 ◦ビタミンB2欠乏症の予防及び治療 ◦ビタミンB2の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際 の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、激しい肉体労働時 など) ◦下記疾患のうち、ビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与す ると推定される場合(効果がないのに月余にわたって漫然 と使用すべきでない。) 口角炎、口唇炎、舌炎、口内炎 肛門周囲及び陰部びらん 急・慢性湿疹、脂漏性湿疹 ペラグラ 尋常性痤瘡、酒さ 日光皮膚炎 結膜炎 びまん性表層角膜炎、角膜部周擁充血、角膜脈管新生 分子式 C27H31N9Na2O15P2 分子量 829.51 性 状 本品はだいだい黄色~淡黄褐色の粉末で、においは ないか、又はわずかに特異なにおいがあり、味はわ ずかに苦い。本品は水に溶けやすく、メタノール、 エタノール(95)、エチレングリコール又はジエチル エーテルにほとんど溶けない。本品は吸湿性である。 本品は光によって分解する。 20 旋光度 〔α〕 (脱水物に換算したもの0.3g、 D :-21.0~-25.5° 水、20mL、100mm) 。 pH 本品1.0gを水100mLに溶かした液のpHは5.5~6.5 である。 〔取扱い上の注意〕 〔用法・用量〕 安定性試験 長期保存試験(室温、 3 年)の結果、通常の市場流通下にお いて 3 年間安定であることが確認された2)。 通常、成人にはFADとして 1 日 5 ~45mgを 1 ~ 3 回に分割 経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 〔使用上の注意〕 臨床検査結果に及ぼす影響 尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。 〔包 〔主要文献〕 〔臨床成績〕 1)渡辺尚彦:新薬と臨牀,32(8) , 1363 (1983) 2)秋葉 清 他(わかもと製薬):ワカデニンシロップ0.3% の研究報告 〔長期安定性試験〕 (社内資料) 口角炎、舌炎及びアフタ性口内炎を対象とした一般臨床試験 26例における有効率は次のとおりであった1)。 対象疾患名 有効率 口角炎 50.0%(1/2) 舌炎 71.4%(10/14) アフタ性口内炎 60.0%(6/10) 〔薬効薬理〕 装〕 ワカデニンシロップ0.3% 500mL FADはフラビン酵素の補酵素として細胞内の酸化還元系や ミトコンドリアにおける電子伝達系に働き、糖質、脂質、た ん白質などの生体内代謝に広く関与し、重要な役割を果た す。 ※※ 〔文献請求先〕 ※ 主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求くだ さい。 わかもと製薬株式会社 医薬学術部 〒103-8330 東京都中央区日本橋本町二丁目 2 番 2 号 TEL 03-3279-0379 FAX 03-3279-1272 Ⓒ-1 2014.4 (1)
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