**2 0 1 1年8月改訂(第6版) *2 0 0 9年2月改訂 日本標準商品分類番号 8 7 3 2 6 2 貯 法:室温保存,遮光保存 使用期限:外箱等に表示の使用期限内に使用すること 規制区分:処方せん医薬品(注意−医師等の処方せんに より使用すること) 承認番号 薬価収載 販売開始 1mL (6AM) 4 3 1 9 9 4年7月 1 9 9 4年7月 2mL (6AM) 4 3 1 9 9 4年7月 1 9 9 4年7月 肝臓抽出製剤 リ バ レ ス 注 Liveres 肝臓エキス・フラビンアデニンジヌクレオチド注射液 2 ! 【禁忌(次の患者には投与しないこと) 】 その他の副作用 頻 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者 過 敏 【組成・性状】 1.組 成 リバレス注は1管(1mL,2mL)中に次の成分・分量を含 有する。 成 有 成 効 分 分 1mL 2mL フラビンアデニン ジヌクレオチド 1 0mg 2 0mg 肝臓エキス 1 5μL 3 0μL 1 0. 5mg 2 1. 0mg クエン酸 pH調節剤 等張化剤 2.製剤の性状 色調 pH 橙黄色∼黄色澄明 5. 5∼6. 5 不 明 発疹,蕁麻疹,!痒 消 化 器 嘔気,嘔吐 注 射 部 注射部疼痛 そ の 他注) 度 胸部不快感,好酸球増多,顔面潮紅,血圧低下, 発熱,悪寒 注:症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。 ベンジルアルコール 添加物 症注) 浸 透 圧 比 0. 9∼1. 1 (生理食塩液に対する比) 【効能・効果】 ○慢性肝疾患における肝機能の改善 ○下記疾患のうちビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると 推定される場合 湿疹・皮膚炎群,口唇炎・口角炎・口内炎,びまん性表層角 膜炎 ○ビタミンB2の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な際の 補給(消耗性疾患,妊産婦,授乳婦など) 【用法・用量】 通常成人1日1∼2mLを1日1∼2回に分けて皮下,筋肉内又 は静脈内注射する。 なお,年齢・症状により適宜増減する。 【使用上の注意】 1.重要な基本的注意 ショックがあらわれることがあるので,観察を十分に行い, 異常が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置 を行うこと。 ( 「重大な副作用」の項参照) 2.副作用 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を 実施していない。 1 重大な副作用(頻度不明) ! ショック ショックがあらわれることがあるので,観察を十分に行い, 胸内苦悶,急激な血圧低下,呼吸困難等の異常が認められ た場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。 3.高齢者への投与 一般に高齢者では生理機能が低下しているので,減量するな ど注意すること。 4.臨床検査結果に及ぼす影響 尿を黄変させ,尿検査に影響を与えることがある。 5.適用上の注意 **! 1 静脈内注射時 急速な静脈内投与により,一過性の胸部不快感,血圧低下, 房室ブロックを起こすことがあるので,静脈内注射をする 場合には,補液で希釈して投与するなど,できるだけゆっ くり投与すること。 2 筋肉内注射時 ! 筋肉内注射にあたっては,組織・神経等への影響を避ける ため,下記の点に注意すること。 1) 筋肉内投与はやむを得ない場合にのみ必要最小限に行う こと。特に同一部位への反復注射は行わないこと。また, 低出生体重児,新生児,乳児,幼児,小児は特に注意す ること。 2) 神経走行部位を避けるよう注意すること。 3) 注射針を刺入したとき,激痛を訴えたり,血液の逆流を みた場合は直ちに針を抜き,部位を変えて注射すること。 3 アンプルカット時 ! 本剤はワンポイントカットアンプルを使用しているので, アンプル枝部のマークを上にして反対方向に折ること。 なお,アンプルカット時の異物の混入を避けるため,カッ ト部をエタノール綿等で清拭し,カットすること。 【薬 物 動 態】 生物学的同等性試験 リバレス注及び標準製剤を,クロスオーバー法によりそれぞれ1 mL (フラビンアデニンジヌクレオチドとして1 0mg, 肝臓エキスと して1 5μL) 健康成人女子に皮下注射して血漿中総ビタミンB2濃度 を測定し,得られた薬物動態パラメータ (AUC,Cmax) について 統計解析を行った結果,両剤の生物学的同等性が確認された。1) また,それぞれ1mLを筋肉内注射した場合においても,同様に 両剤の生物学的同等性が確認された。1) <皮下注射> 判定パラメータ AUC0→8 Cmax (ng・hr/mL) (ng/mL) リバレス注 NH2 参考パラメータ Tmax (hr) t1/2 (hr) H H3 C (Mean±S.D., n=1 4) H3 C N H N P O P O N N O O H H H H OH OH NH N O (ng/mL) 200 血 漿 中 総 150 ビ タ ミ ン 100 B2 濃 度 50 リバレス注 標準製剤(注射液,1mL) 皮下注射 0 2 4 6 8 時間(hr) <筋肉内注射> 判定パラメータ Tmax (hr) t1/2 (hr) 1 6 4. 4 6± 9 8. 4 0± 0. 3 2±0. 2 21. 5 4±0. 5 4 3 2. 0 5 2 3. 4 8 標準製剤 1 5 9. 7 6± 1 0 1. 5 0± 0. 2 7±0. 1 21. 6 4±0. 7 1 3 7. 9 1 2 4. 0 9 (注射液,1mL) (Mean±S.D., n=1 4) (ng/mL) 200 血 漿 中 総 150 ビ タ ミ ン 100 B2 濃 度 50 分子式:C27H31N9Na2O15P2 分子量:8 2 9. 5 1 性 状:だいだい黄色∼淡黄褐色の粉末で,においはないか, 又はわずかに特異なにおいがあり,味はわずかに苦い。 水に溶けやすく,メタノール,エタノール (9 5) ,エチ レングリコール又はジエチルエーテルにほとんど溶け ない。 本品は吸湿性である。 本品は光によって分解する。 本品1. 0!を水1 0 0mLに溶かした液のpHは5. 5∼6. 5で ある。 2.肝臓エキス 起 原:ブタの新鮮な肝臓から抽出して得た核酸構成成分を含 むエキスである。 参考パラメータ AUC0→8 Cmax (ng・hr/mL) (ng/mL) リバレス注 O OH NaO O O ONa 1 8 9. 1 5± 1 3 8. 0 0± 標準製剤 0. 2 4±0. 1 11. 9 2±0. 6 4 3 8. 1 6 4 0. 3 0 (注射液,1mL) 0 OH HO 1 9 3. 3 0± 1 4 0. 0 1± 0. 1 9±0. 0 61. 8 7±0. 6 7 3 5. 2 1 4 2. 3 4 N N H * 【取扱い上の注意】 安定性試験 本品につき加速試験(4 0℃,6ヵ月)を行った結果,リバレス注 は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測され た。3) 【包 1mL× 5 0管 1mL×2 0 0管 2mL× 5 0管 2mL×2 0 0管 リバレス注 【主 要 文 献】 標準製剤(注射液,1mL) 1)日医工株式会社 2)日医工株式会社 3)日医工株式会社 筋肉内注射 装】 リバレス注 社内資料:生物学的同等性試験 社内資料:薬効薬理試験 社内資料:安定性試験 【文献請求先】 主要文献欄に記載の文献・社内資料は下記にご請求下さい。 0 0 2 4 6 8 時間(hr) 日医工株式会社 お客様サポートセンター 〒9 3 0 ‐ 8 5 8 3 富山市総曲輪1丁目6番2 1 (0 1 2 0) 5 1 7 ‐ 2 1 5 Fax(0 7 6) 4 4 2 ‐ 8 9 4 8 血漿中濃度並びにAUC, Cmax等のパラメータは,被験者の選択, 体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性があ る。 【薬 効 薬 理】 肝機能に対する改善作用 1 四塩化炭素による肝障害ラットにおいて血清トランスアミ " ナーゼ活性(AST(GOT) ,ALT(GPT) ,Al‐P)の上昇 2) を抑制することが認められている。 2 エタノール誘発肝障害ラットで,脂質(トリグリセリド, " 2) 遊離脂肪酸)の増加に対して抑制効果を示す。 【有効成分に関する理化学的知見】 1.フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム 一般名:フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム (Flavin Adenine Dinucleotide Sodium) 化学名:Disodium adenosine5′ ‐ [ (2R , 3S , 4S ) ‐ 5 ‐ (7, 8 ‐ dimethyl‐ 2, 4 ‐dioxo‐ 3, 4 ‐dihydrobenzo [g ] pteridin‐ 1 0 (2H ) ‐yl) ‐ 2, 3, 4 ‐trihydroxypentyl diphosphate] 5A
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