面積・体積-πの評価-1 予習問題 f ( x) 1 とし曲線 y f (x) ( x 0) の変曲点を (a, f (a)) とする。 1 x2 (1) 定積分 1 dx の値を求めよ。 a 1 x2 1 (2) 円周率 は 3.17 より小さいことを示せ。必要ならば 3 1.732 を 用いてもよい。 値替え問題 f ( x) (1) tan 1 とし曲線 y f (x) ( x 0) の変曲点を a, f (a) とする。 1 x2 12 (2) 定積分 を求めよ。 a 2 3 1 dx の値を求めよ。 1 x2 (3) 円周率 は 3.12 より大きいことを示せ。必要ならば 3 1.732 を 用いてもよい。 発展問題 以下の問いに答えよ。 (1) 積分値 1 2 0 1 1 x2 dx を求めよ。 (2) 円周率 に対して 3.09 3.24 が成り立つことを示せ。 面積・体積-πの評価-1 面積・体積-πの評価-2 予習問題 f ( x) 1 とし曲線 y f (x) ( x 0) の変曲点を (a, f (a)) とする。 1 x2 (1) 定積分 1 a 1 dx の値を求めよ。 1 x2 (2) 円周率 は 3.17 より小さいことを示せ。必要ならば 3 1.732 を 用いてもよい。 (1)8点 2 1 まず a の値を求める。 f ( x) (1 x ) の導関数、第 2 次導関数を求める と以下の通り。 f ( x) (1 x 2 ) 2 2 x f ( x) 2(1 x 2 ) 3 (2 x) 2 (1 x 2 ) 2 2 2(1 x 2 ) 3 (3x 2 1) よって a 1 ( x 0) と分かる。ゆえに求める積分値 S は以下のように計 3 算できる。 S 1 1 dx dx 4 d 2 2 1 tan d 3 1 x 6 1 1 ∵ x tan とした。このとき x : 4 cos 2 6 1 3 1 に対して : 6 4 1 d 4 2 12 cos 6 (2)12点 (1)より曲線 y f (x) の増減、凹凸は次表となる。 x (0) ・・・ f (x) f (x) (0) - (-) - f (x) (1) 1 ・・・ () - - (0) 0 + (0) 3 3 4 (0) よって曲線 y f (x) は次図。 ここで y f (x) は x 1 で下に凸なグラフであるから、図のような点線部 3 の台形と(1)で求めた面積を比較すると次の不等式が成り立つ。 12 13 1 1 5(3 3 ) [1] 1 24 2 2 3 面積・体積-πの評価-2 面積・体積-πの評価-3 ここで 3 1.732 を使うと[1]の右辺は次のように評価できる。 5(3 3 ) 5(3 1.732) 3.17 [2] 2 2 以上[1]、[2]より題は示された■ 予習問題-tan の逆関数 実は 1 dt は tan x x の逆関数 tan 1 x となっています。 2 2 1 t 2 x 0 これを知っていると(1)の積分計算が簡単に検算できます。 1 1 1 1 1 dx dx 3 dx 1 2 2 01 x 0 1 x2 3 1 x 1 tan 1 1 tan 1 なぜ tan 1 x 1 3 4 6 12 1 dt となるのか考えてみましょう。 01 t 2 x グラフ y tan x を直線 y x に対して線対称移動した x tan y および y tan 1 x は一致するはずです。よって x tan y の返々を y で微分すると 次のようになります。 dx dx dy 1 dx 1 1 tan 2 y 1 x2 2 dy dy dx 1 x 2 dy cos y 上式を返々 x で積分すれば確かに次式を得ます。 y 1 dx 1 x2 1 0 0 であることを利用すると確かに次のような表現を得ます。 x 1 tan 1 x dt 01 t 2 さらに tan 面積・体積-πの評価-3
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