配布プリント

指数法則Ⅱ(累乗根)
n個
実数aに対し累乗を次式で定める:an=a×a×…×a (n=1,2,…)
累乗(基本)先週の復習
では、本日のお題です。累乗根とは?
22=4
(-2)2=4
23=8
累乗根
nが正の整数の時、以下の式を満たすxをaのn乗根といいます。
xn=a
(n乗してaとなる数xの事です・)
a>0の時、xn=aは必ず解を持ちます。証明は、web版の教科書を参照して下さい
(^^)
注意: 2 a は単に aと書きます。
累乗根の性質
a>0、nが正の整数の時
指数法則(基本)先週の復習
(i)a ・a =a
m
n
m+n
実数 a,b と正の整数 n,m=1,2, …に対し次式が成立する:
(am÷an=am-n)
(ii)(am)n=amn
(iii)(a・b)n=an・bn
この指数法則(基本)は、一般的な法則は以下のものです:
指数法則(一般)
実数a>0,b>0と
(i)a ・a =a
m
n
m+n
n,m に対し次式が成立する:
実数
m
n
(a ÷a =am-n)
指数法則(基本)と比べて下さい。
(ii)(am)n=amn
部分に注目!
(iii)(a・b)n=an・bn
分数乗の約束
a>0で、mが整数、nが正の整数に対し:
注意!
a-n=
1
an
と混同しない!
1
ヒント:
次の値をx の形で表しなさい。
3
(1) x
2
5
(2) x
1
(3)
3
x
xm =
1
=x-s
s
x
r
例題1
n
1
(4)
2
4
x3
(5)x x
例題2
(追加ヒント:指数法則(ii)(am)n=amn)
次の値を求めなさい。
2
1
(1)8 3
(2)16 4
1
(4)125
(3)36 2
−2
3
−1
(5)64 12
微分(前期分復習)
関数y=f(x)に対し、次の式で表される値を関数 f(x)の導関数といい、f ’(x)と表します:
f ′( x) = lim
h→0
f ( x + h) − f ( x )
h
導関数を求めることを微分するといい、導関数をもつ関数を微分可能関数といいます。
では特に、f(x)=xnの時の微分は?
―――――
f ’(x)=(xn)’=nxn-1 (但し、n=1,2,…)
ではnが実数の場合、xnの時の微分(xn)’は?
――――――――
(xn)’=
(但し、nは実数)
nが有理数の時の証明は、web 版の教科書を参照して下さい (^^)
2
例題3
次の関数を微分しなさい。
(ヒント:問題(1)~(5)は例題1にてy=xrの形で表しました。これを利用しましょう!)
3
(1)y= x
微分の手順
2
手順1.y=xrの形にする
手順2.微分公式を使う:
(xn)’=nxn-1
手順3.できるだけ綺麗な形にする
(分数乗、マイナス乗でない形が望ましい)
5
(2)y= x
要は、コレを使いましょう
x
1
(3)y=
3
x
4
(6)y=
(5)y=x x
3
= n x m 、x-s=
1
(4)y=
2
m
n
1
x
x3
(^^):
1
xs
経営経済の基礎数学 II 10月21日
学籍番号
この最後のプリントのみ講義終了後回収します
名前
演習プリントは、次回以降の演習時間内に返却します。返却時に他人の目に触れる可能性があり、個人情
報の保護に危惧があると考える人は「希望するが後日」もしくは「希望しない」を明示して下さい。
いずれにも○がないプリントは返却します。「返却を(1)希望(2)希望するが後日(3)希望しない」
問題1
次の値を求めなさい。
2
1
(1)27 3
(2)64 6
(3)64
問題2
−3
2
4
1
(4)4 3 ×4 6
次の関数を微分しなさい。
(1)y=
1
x2
4
(3)y= x
(2)y=
3
1
x5
5
(4)y= x
(5)y=x 3 x
2
1
(6)y=
5
x4
講義に対する批判、改善点、ご意見等あれば書いて下さい。目にとまった記述は次回以降の講義で紹介す
る事もあります。(成績評価の加点の材料にはしますが、減点の材料にはしませんのでご安心下さい。)
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