第 2 回危険物 UN 対応部会(平成 26 年 8 月 18 日開催) 国連危険物

第 2 回危険物 UN 対応部会(平成 26 年 8 月 18 日開催)
国連危険物輸送専門家小委員会第 45 回会合で検討された各国並びに各種団体から提出された提案につ
いて、同会合における審議結果の報告を行った。主な提案の審議結果は次の通りである。
シリーズ 6 試験の結果にかかわらず閃光組成物を含有している“fountains”を区分 1.1G に分
類すべきであるとしたオランダ提案(14/59)は、実際の危険性に比較して過剰な規制になる
恐れがあり、CHAF 試験において大量爆発に至った原因は通常行われないような高密度の積
載方法によるものである、また、
“waterfall”のみを規制対象とすべきである等の指摘があり、
これらの意見を考慮の上、オランダが次回会合に新たな提案を行うこととなった。
MBOM 打撃試験装置、ABL 摩擦試験装置及び SBAT 試験装置をそれぞれ 3(a)(ⅶ)、3(b)(ⅲ)
及び 3(c)(ⅱ)として試験マニュアルに追加する米国提案(14/51、14/48 及び 14/52)は判定基
準も含めて採択された。
UN2000 がピンポン球等のセルロイド製工業製品には適用されない旨を規定する DGAC 提案
(14/33)は、ピンポン球等のセルロイド製品が可燃性を有することは明らかであり、規制対
象から除外するべきではない、UN2000 は適当ではなく UN1325 を適用して運送すべきであ
る等の意見が示され合意されなかった。
リチウム電池の運送における適切な危険有害性情報の伝達に関する英国提案(14/18)は、ラ
ンチタイム WG が設置され議論が行われた。その結果を基に英国の専門家が次回会合に新た
な提案を行うことになった。
また、第 45 回会合に提出された informal document「HSL 及び UN 式閃光組成物試験に関する
日本コメント」を提案文書として次回 UN 小委員会へ提出する旨の説明があった。
…等