2020年 女性管理職30

IV-03 女性管理職の割合
PART
質問:現在、貴社の管理職(課長クラス以上)全体に占める女性の割合はどの程度ですか。
また、2020年までに管理職に占める女性の割合をどの程度にしたいですか。
(単一回答)
■管理職(課長クラス以上)全体に占める女性の割合
10
20
30
0%
1%以上5%未満
6%以上10%未満
10%以上15%未満
15%以上20%未満
20%以上25%未満
25%以上30%未満
30%以上
40%
現在
2020年
PA RT
21.4
3.2
40.6
17.4
14.0
28.2
6.2
14.5
4.2
8.9
2.2
5.4
3.2
5.4
8.1
17.0
●「現在」は「10%未満」が多数派
IV
職
場
環
境
政府の掲げる「2020年までに女性管理職30%」にはほど遠い結果
ここからは、女性管理職に関する質問です。周知のように、政府は成長戦略の一つとして、2020年
︵
女
性
管
理
職
・
ワ
ー
ク
ラ
イ
フ
バ
ラ
ン
ス
・
育
児
休
業
・
介
護
休
業
・
メ
ン
タ
ル
ヘ
ル
ス
︶
までに公務員や企業の幹部職員に占める女性の割合を、30%程度にする目標を掲げています。そうし
た中で現在、企業の管理職(課長クラス以上)全体に占める女性の割合はどうなっているのでしょう
か。また、2020年までに管理職に占める女性の割合を、どの程度にしていきたいと考えているのでしょ
うか。
その結果をみると、まず現在については、
「0%」という企業が21.4%と5社に1社、存在します。ま
た、女性管理職がいたとしても、その割合は「1%以上5%未満」40.6%が最も多く、
「6%以上10%未
満」14.0%と合わせて、
「10%未満」が76.0%と約8割を占めています。海外をみると、例えば欧米では
30%を超える国が多数派を占めています。それと比べると、日本では職場に女性管理職にいるのが当
たり前という状況ではないことが分かる結果です。
このような現状の下、2020年にはどの程度、女性管理職を増やそうと考えているのでしょうか。さす
がに、
「0%」という回答は3.2%と少なくなっています。しかし、最も多いのは「6%以上10%未満」
28.2%であり、
「1%以上5%未満」17.4%が続いています。一方、
「30%以上」という積極的に登用しよ
うという企業も17.0%見られますが、回答結果を見る限り、政府の掲げる女性管理職30%には、ほど
遠い状況です。
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