三重県公共工事共通仕様書の鈴鹿市取扱い要領 (平成22年10月1日第1回改定:) 改定 平成28年4月1日 (趣旨) 第1条 この要領は,三重県公共工事共通仕様書(以下「県共通仕様書」という。)を適用するに当たり, 鈴鹿市発注工事規模に対応できるよう,鈴鹿市工事監督規程(平成5年鈴鹿市訓令第6号。) 第13条に基づき,工事監督の技術的な事項を定める。 (材料の品質証明) 第2条 工事材料の品質証明資料は,鈴鹿市「建設工事に用いる材料の品質証明資料の簡素化実施 要領」に準ずる。 (出来形管理基準及び規格値) 第3条 出来形管理基準及び規格値は,別表第1で読み替えるもののほか,「三重県公共工事共通仕 様書」に準ずる。 (品質管理基準及び規格値) 第4条 品質管理基準及び規格値は,別表第2で読み替えるもののほか,「三重県公共工事共通仕 様書」に準ずる。 (写真管理基準) 第5条 写真管理基準は,別表第3及び別表第4で読み替えるもののほか,「三重県公共工事共通仕 様書」に準ずる。 (その他) 第6条 この要領に定めるもののほか,必要な事項については,別に定める。 附 則 1 この要領は,平成22年10月1日から施行し,同日以後に特記し契約する工事について適用する。 2 特記仕様書の記入例は,「三重県公共工事共通仕様書(平成 年 月版)を適用(部分改訂を 行った内容も含む(最新改訂H . . .))及び三重県公共工事共通仕様書の鈴鹿市取扱い要領」 とする。 附 則 この要領は,平成28年4月1日から施行する。 別表第1(第3条関係) 出来形管理基準及び規格値の読み替え は読み替え部分を示す 単位:㎜ 規格値 編 章 節 1 3 9 共 通 編 一 般 施 工 一 般 舗 装 工 条 枝番 5 6 工 種 アスファルト舗装工 (表層工) 測定項目 厚さ 幅 平坦性 個々の測定値(X) 10個の規定値の平均 中規模以上 小規模以上中規模以上 小規模以上 -7 -9 -2 -3 -25 ー 3mプロフィルメーター (σ)2.4mm以下,直 読式(足付き)(σ)1.7 5mm以下 ー 測定基準 測定箇所 幅は,延長80 m毎に1箇所 の割とし,厚さ は,1000㎡ に1箇の割で コアーを採取 して測定。 工事規模の考え方 中規模とは,施工面積が2000㎡以上とする。小 規模とは,施工面積が2000㎡未満とする。 厚さは,個々の測定値が10個に9個以上の割合 で規格値を満足しなければならないと共に,10個 の測定値の平均値(X10)について満足しなければ ならない。但し,厚さのデータ数が10個未満の場合 は測定値の平均値は適用しない。 コアー採取について橋面舗装等でコアー採取によ り床版等に損傷を与える恐れのある場合は,他の 方法によることが出来る。 維持工事においては,平坦性の項目を省略するこ とが出来る。 (平坦性試験の対象工事規模は,1車線以上の 幅員でかつ連続延長150m以上の工事とする。) 摘 要 別表第2(第4条関係) 品質管理基準及び規格値の読み替え は読み替え部分を示す 試 種 験 工 種 試験項目 試験方法 別 区 分 1 セメント・ 施 必 コンクリートの JIS A 1108 コンクリート 工 須 圧縮強度試験 (転圧コンク リート・コン クリートダ ム・覆工コン クリート・吹 付けコンク リートを除 く) 規格値 試験基準 摘 要 1回の試験結 果は指定した 呼び強度の 85%以上であ ること。 3回の試験結 果の平均値 は,指定した 呼び強度以上 であること。 ・荷卸し時 1回/日または 構造物の重要 度と工事の規 模に応じて10 ~150㎥ごと に1回 なお,テスト ピースは打設 場所で採取 し,1回につき 6本(σ7-3 本,σ28-3 本)とする。 ※日打設量が 小規模(50㎥ 未満)となる場 合の品質管理 は「日当たり 打設量が小規 模となるレ ディーミクスト コンクリートの 品質管理基準 (案)」による。 小規模工事で1工種当りの総使用量 が10㎥未満の場合は,レディーミクス トコンクリート工場(JISマーク表示認 定工場)の品質証明等のみとすること ができる。 ・小規模以上 の工事:定期 的又は随時 (1000㎡につ き3個/回) ・締固め度は,10個の測定値の平均 値X10が規格値をを満足しなければな らない。また,10個の測定値が得難 い場合は3個の測定値の平均値X3が 規格値を満足しなければならないが, X3が規格値をはずれた場合は,さら に3個のデータを加えた平均値X6が 規格値を満足していればよい。 ・小規模工事とは,次のいずれかに 該当するものをいう。 ①施工面積で2,000㎡以上10,000㎡ 未満 ②使用する基層及び表層用混合物 の総使用量が500t以上3,000t未満 (コンクリートでは400㎥以上1,000㎥ 未満)。 ただし,以下に該当するものについて も小規模工事として取り扱うものとす る。 1)路盤:施工面積が1,000㎡を超える もの 2)アスファルト舗装:同一配合の合材 が100t以上のもの 4 下層路盤 施 必 現場密度の測 舗装試験法便 最大乾燥密度 工 須定 覧2-5-3 の93%以上 X10 95%以上 X6 96%以上 X3 97%以上 プルーフロー 舗装試験法便 リング 覧1-7-4 ・小規模以上 ・確認試験である。 の工事:随時 ・但し,荷重車については,施工時に 用いた転圧機械と同等以上の締固効 果を持つローラやトラック等を用いる ものとする。 ・小規模工事とは,次のいずれかに 該当するものをいう。 ①施工面積で2,000㎡以上10,000㎡ 未満 ②使用する基層及び表層用混合物 の総使用量が500t以上3,000t未満 (コンクリートでは400㎥以上1,000㎥ 未満)。 ただし,以下に該当するものについて も小規模工事として取り扱うものとす 試験 成績 表等 による 確認 別表第2(第4条関係) 品質管理基準及び規格値の読み替え は読み替え部分を示す 工 種 試 種 験 別 区 分 試験項目 試験方法 規格値 試験基準 ・但し,荷重車については,施工時に 用いた転圧機械と同等以上の締固効 果を持つローラやトラック等を用いる ものとする。 ・小規模工事とは,次のいずれかに 摘 要 該当するものをいう。 ①施工面積で2,000㎡以上10,000㎡ 未満 ②使用する基層及び表層用混合物 の総使用量が500t以上3,000t未満 (コンクリートでは400㎥以上1,000㎥ 未満)。 ただし,以下に該当するものについて も小規模工事として取り扱うものとす る。 1)路盤:施工面積が1,000㎡を超える もの 2)アスファルト舗装:同一配合の合材 100t以上のもの 5 上層路盤 施 必 現場密度の測 舗装試験法便 最大乾燥密度 工 須定 覧2-5-3 の93%以上 X10 95%以上 X6 95.5%以上 X3 96.5%以上 ・小規模以上 の工事:定期 的又は随時 (1000㎡につ き3個/回) ・締固め度及び粒度は,10個の測定 値の平均値 X10が規格値を満足しな ければならない。また,10個の測定値 が得難い場合は3個の測定値の平均 値X3が規格値を満足しなければなら ないが,X3が規格値をはずれた場合 は,さらに3個のデータを加えた平均 値X6が規格値を満足していればよ い。 ・小規模工事とは,次のいずれかに 該当するものをいう。 ①施工面積で2,000㎡以上10,000㎡ 未満 ②使用する基層及び表層用混合物 の総使用量が500t以上3,000t未満 (コンクリートでは400㎥以上1,000㎥ 未満)。 ただし,以下に該当するものについて も小規模工事として取り扱うものとす る。 1)路盤:施工面積が1,000㎡を超える もの 2)アスファルト舗装:同一配合の合材 が100t以上のもの 8 アスファ ルト舗装 ・小規模以上 の工事:定期 的又は随時 (1000㎡につ き1個) ・但し,橋面舗装はコア採取しないで As合材量(プラント出荷数量)と舗設 面積及び厚さでの密度管理,または 転圧回数による管理を行う。 ・小規模工事とは,次のいずれかに 該当するものをいう。 ①施工面積で2,000㎡以上10,000㎡ 未満 ②使用する基層及び表層用混合物 の総使用量が500t以上3,000t未満 (コンクリートでは400㎥以上1,000㎥ 未満)。 ただし,以下に該当するものについて も小規模工事として取り扱うものとす る。 1)路盤:施工面積が1,000㎡を超える もの 2)アスファルト舗装:同一配合の合材 が100t以上のもの 舗 必 現場密度の測 舗装試験法便 基準密度の 設 須定 覧3-7-7 94%以上 X10 96%以上 現 場 X6 96%以上 X3 96.5%以上 歩道の基準密 度について は,設計図書 による。 試験 成績 表等 による 確認 別表第3(第5条関係) 写真管理基準(案)の読み替え は読み替え部分を示す 1. 2. 3. 4. (適用範囲) この写真管理基準は,「三重県公共工事共通仕様書 建設工事施工管理基準(案)7の (1)」に定める土木工事の工事写真の撮影に適用する。 (工事写真の分類) 工事写真は次のように分類する。 着手前及び完成写真(既済部分写真等を含む) 施工状況写真 安全管理写真 工事写真 使用材料写真 品質管理写真 出来形管理写真 災害写真 その他(公害,環境,補償等) (工事写真の撮影基準) 工事写真の撮影は以下の要領で行う。 (1) 撮影頻度 写真撮影の撮影頻度は,「三重県公共工事共通仕様書 写真管理基準(案)」の撮影箇 所一覧表(以下「撮影箇所一覧表」という。)に準ずる。 (2) 撮影方法 写真撮影にあたっては,次の項目のうち必要事項を記載した小黒板を被写体と共に写 し込むものとする。 ① 工事名 ② 工種等 ③ 側点 ④ 設計寸法 ⑤ 実測寸法 ⑥ 略図 なお,小黒板の判読が困難となる場合は,別紙に必要事項を記入し,写真に添付して管 理する。 特殊な場合で監督員が指示するものは,指示した項目を指示した頻度で撮影するものと する。 (写真の省略) 工事写真は次の場合に省略するものとする。 (1) 品質管理写真について,公的機関で実施された品質証明書を保管整備できる場合は, 撮影を省略するものとする。 (2) 出来形管理写真について,完成後測定可能な部分については,出来形管理状況のわか る写真を種別ごとに1回撮影し,後は撮影を省略するものとする。 (3) 監督員が臨場して段階確認した箇所は,臨場写真を提出することで出来形管理写真の 撮影を省略するものとする。 別表第3(第5条関係) 写真管理基準(案)の読み替え は読み替え部分を示す (写真の色彩) 5. 写真はカラーとする。 (写真の大きさ) 6. 写真の大きさは,サービスサイズ程度とする。ただし,次の場合は別の大きさとすることが できる。 (1) 着手前,完成写真はキャビネ版又はパノラマ写真(つなぎ写真可)とすることができる。 (2) 監督員が指示するものは,その指示した大きさとする。 (工事写真帳の大きさ) 7. 工事写真帳は,A4版とする。 (工事写真の提出部数及び形式) 8. 工事写真の提出部数及び形式は次によるものとする。 (1) 工事写真として,工事写真帳を工事完成時に1部提出する。 (2) 原本のネガまたは電子媒体は,請負者が保管するものとする。 (3) 工事写真の電子納品は認めない。 (工事写真の整理方法) 9. 工事写真の整理方法は次によるものとする。 (1) 削除 (2) 工事写真帳の整理については,工種毎に撮影箇所一覧表に示すものを標準する。な お,提出頻度とは請負者が撮影頻度に基づき撮影した工事写真の全部とする。 (3) 削除 10. 削除 (留意事項) 11. 撮影箇所一覧表の適用について,次の事項を留意するものとする。 (1) 撮影項目,撮影頻度等が工事内容により不適切な場合は,監督員の指示により追加, 削減するものとする。 (2) 施工状況等の写真については,ビデオカメラ等の活用ができるものとし,ビデオ記録を 提出する。 (3) 不可視となる出来形部分については,出来形寸法(上墨寸法を含む)が確認できるよ う,特に注意して撮影するものとする。 (4) 撮影箇所が判りにくい場合には,写真と同時に見取り図等をアルバムに添付する。 (5) 撮影箇所一覧表に記載のない工種については,類似工種を準用するものとする。 (6) 監督員が段階確認した箇所は,出来形管理写真を省略することができる。 (7) 公的機関で実施された品質証明書を保管,整備した場合には品質管理写真を省略する ことができる。 (その他) 12. 用語の定義 (1) 代表箇所とは,当該工種の代表箇所を示すもので,監督員の指示した箇所をいう。 (2) 適宜提出とは,監督員が指示した箇所を提出することをいう。 別表第4(出来形管理写真撮影箇所一覧表追加箇所) 編 章 一 般 施 工 共 通 土 工 節 一 般 舗 装 共 通 的 工 種 条 工種 アスファルト舗装 加熱アスファ ルト安定処理 工 基層工 表層工 掘削 掘削 埋戻し 埋戻し 撮影項目 プライムコート タックコート プライムコート タックコート プライムコート 高さ 幅 層厚さ 写真管理項目 撮影頻度[時期] 各層毎に1回 [散布時] [散布完了時] 提出頻度 撮影した写真は全て 各層毎に1回 [散布時] [散布完了時] 各層毎に1回 [散布時] [散布完了時] 掘削完了時 撮影した写真は全て 埋戻し完了時 各層毎 40m又は,1施工個 所1回 撮影した写真は全て 40m又は,1施工個 所1回 摘要
© Copyright 2024 ExpyDoc