rー(SF-ー)はステロイ ドホルモン産生推量織である副腎や性腺な ど の

別紙様 式第 7号 (第 14条 関係 )
学位論文審査 の結果 の要 旨
※
ふ りがな
氏
名
整 理番 号
まつむ ら たけひ ろ
松村
健大
Human glutahione S― transferase A(GSTA)family genes are regulated by
steroidogenic factor l(SF-1)and are involved in steroidogencsis.
(ヒ ト GSTAフ ァ ミ リー は SF-1に よ り転 写 制 御 され 、 ス テ ロ イ ドホ ル モ ン
産生 に関与す る)
主査
審 査 委 員
副査
副査
危
纂
猟
褒
分
tp
斯 A残
学位論文題 目
農
表
【目的】
ステ ロイ ドホル モン産生組織である副腎や性腺などの
発生 。分化 に重要な役割 を演 じる核内 レセ プター であ り、その標的遺伝子 は副腎・Jl生
腺 の形成や ステ ロイ ド産生疾患 の原因遺伝子 として同定 されてい るものが多い。本研
究では、新たに SF‐ 1の 標的遺伝子 として同定 された hlman gluttthione S― transferase
(hGST)Aフ ァミリーのステ ロイ ドホル モン産生細胞における転写調節機構 の解明 を試
みた。 さらにステ ロイ ド産生へ の関与を検討 し、生体内における役割 を解析 した。
方法 】
【
副腎由来 H295R細 胞 と内在性 SF-1を ノ ンクダ ウンした細胞系を用 いて、クロマチ ン
免疫沈降法や レポー ター ア ンセイによりSF― 日こよる転写制御 についてプ ロモー ター解
Steroidogcnic factor l(SF-1)は
析 を 行 つ た 。ま た
ChrOmosome confo二
上
二
二
ation
capture(3C)assayを
用 い て
SF-1に
よ る ク ロ
マチ ン構造変化を介 した hGSTAフ ァミリーの転写制御を解析 した。 さらに hGSTAフ
ァミリーのステ ロイ ドホルモン産生への影響 について ELISA法 を用いて検討 した。
結果】
【
SF-1の 新 た な標 的遺伝 子 と して 、hGSTAフ ァ ミ リー を同定 した。SF-1は hOSTA3の
プ ロモー ター 領 域 に結合 し、転 写 を活性 化 す る こ とが明 らか とな っ た。 また hGSTA3
プ ロモー ター 近傍 の SF-1結 合領 域 が 、 SF― 日 こよるク ロマ チ ン構 造変化 を介 して
hGSTAlの プ ロモー ター と 3次 元 的 に近接 し、hOSTAlの エ ンハ ンサ ー と して作 用 して
い る こ とが示 唆 され たも さ らに hGSTAlお よび A3を 過剰発 現 させ た細胞 で 、ア ン ドロ
ス テ ンジオ ン あ るい はプ ログ ス テ ロ ン産 生 の有意 な増 加 が認 め られ た。
考察】
【
ァ ミ リー は新 たな SF‐ 1の 標 的遺伝 子 で あ り、hGSTAlお よび A3は ス テ ロ
イ ド合 成 酵 素 の一 員 と して重 要 で あ る こ とが示 され た 。 この結果 は 、未 知 のステ ロイ
ド産 生 疾 患 の 病 態解 明、治療 へ と結 び つ く可能性 が あ る貴重 な知 見 で あ り、本研 究 は
医学博 士 論 文 と して相応 しい もの と考 え られ る。
hGSTAフ
(平
す年ど月z7日
成ツ
)