SURE: Shizuoka University REpository http://ir.lib.shizuoka.ac.jp/ Title Author(s) Citation Issue Date URL Version トマト養液栽培における竹炭培地の検討 重岡, 廣男 技術報告. 12, p. 56-56 2007-03-01 http://dx.doi.org/10.14945/00004790 publisher Rights This document is downloaded at: 2015-01-31T21:54:43Z トマ ト養液栽培における竹炭培地の検 討 部 自然科学 教育学部技術部 重岡 専 門分野 農 学 .水 産学 康男 (目的):養液栽培では、物理性 、利便性 で たが、他 の培 地 間 には統 計 的 な 有 意差 はみ R W)が栽培用培地 と 優れ る ロックウール ( られず 、その数 は 5.0-6.5個 の範 囲 内 に存 して長年使 用 され てきた。 ところが、 この 在 した。果 実重 は、竹 炭 とヤ シ ガ ラの単用 培地は使用後、土壌 にす き込んで も腐敗 し 培地 で軽 く、竹炭 とバ ー ク堆 肥 の 混合 培地 ない欠点が あ り、 これ の代替培地 の検討 が お よび竹炭 とバー ミキ ュ ライ トの混 合培 地 長年にわたって行われ ている。 で重 くな る傾 向がみ られ た。 果 実糖 度 につ 本研 究で取 り上げた竹炭は、消炭 で入手 は容易 であ り、変質や変形が少 な く、使用 いて は、いずれ の培 地 にお い て も統 計 的 な 有意差 はみ られ なか った。 後 は土壌 に還元できる特徴を持つ 。 また、 竹 を有効利用す るこ とは、放任竹林 の解消 ( 考察 ):実験 の結果 、竹 炭 の 単 用 で な く、 に も役立つ ものであ り、新たなバイ オマス 竹炭 とパー ライ ト、竹 炭 とバ ー ク堆 肥 、竹 利用 として も注 目され るものである。 炭 とバー ミキ ュ ライ トを混合 した それ ぞれ そ こで、本研究は竹炭 を主体 と して数種 の培 地 で、生育お よび果 実 重 、収 量 の優 れ の培地 で トマ トを養液栽培 し、竹炭 が養液 るこ とが示 され た。 同様 な結 果 は、 シ ン ビ 栽培用培地 として有効であるか否 か を検討 した。 ジ ウム にお いて も報 告 され てお り、竹 炭 に バー クな どの資材 を混 合 した培 地 は 、養 液 栽培用培地 と して有用 で あ る こ とが 明 らか ( 材料 と方法):トマ ト 桃太郎 'を、竹炭、 となった。 ` RW、ヤ シガ ラ、モ ミガ ラくん炭 、竹炭 とパ また 、現在 の トマ ト栽培 で は 、果 実 を大 (1:1)の浪合、竹炭 とバー ク き くす ることだ けが農 業収 益 に反 映 す る こ 堆肥 (1 :1)の混合、竹炭 とバ ー ミキュ とではな く、如何 に高糖 度 な トマ トを生産 1:1 ) の混合 の 7培地 に よ り、園 ライ ト ( す るか が大事 で あ る。 そ の意 味 にお い て、 試処方 の 3/4濃度で、養液栽培 した。 竹炭 は保水力 が弱 い こ とか ら、水 分 ス トレ ー ライ ト 実験 は処理 区が 7 ( 培地の種類 ) で、 1 処理 区 2反復 し、合計 42株を供試 した。 栽培 は 2段果房 まで とした。 スに よる高糖 度化 がね らえ る。 こ うした こ とか ら、今後 は トマ トの 高糖 度 化 を 目指す 目的で、竹炭 と混合 す る資材 の比 率 を変 え て実験 を行 う必要 が あ る。 ( 結果):草丈は、RW、竹炭 とバー ク堆肥 の 以上 よ り、竹炭 はバ ー クの よ うな資材 を 混合培 地で最 も高 く、竹炭培地で最 も低 か 混合す るこ とで養液 栽 培 用培 地 と して使 用 った.葉 と茎の生体重は、竹炭 とパ ー ライ 可能 で あ り、 これ に よ り竹 の付 加 価 値 が高 トの混合培地で最 も重かった。 ま るこ とで、放任竹 林 の解 消 に も役 立 つ こ 果実数 は、竹炭培地で 4 . 3個 と少 なかっ とが期待 され る。 -5 6-
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