知的財産プロデューサー派遣先(準備支援派遣B)

平成26年12月
独立行政法人工業所有権情報・研修館
知的財産プロデューサー派遣先(準備支援派遣B)募集要項
1. 準備支援派遣Bの概要
公的研究資金が投入されている大学や研究開発コンソーシアム等(以下「研究開発機関等」とい
う。)からの要請に応じ、知的財産プロデューサー等派遣先選定・評価委員会(以下「委員会」という。)
による知的財産プロデューサー(以下「知財PD」という。)の派遣先選定がなされる前に知財PDを研
究開発機関等に派遣し、支援を行うものです。
2. 知財PDによる主な支援内容
知財PDの業務は、知的財産関連実務を行うスタッフとしてではなく研究開発機関等における研究
開発プロジェクトの研究戦略や事業戦略を踏まえ、プロジェクトリーダーを補佐し、知的財産戦略を策
定するとともに、必要に応じて他の専門家と連携し、戦略的な知的財産ポートフォリオを構築するた
めの知的財産マネジメントを支援することです。準備支援派遣 B での主な支援は研究開発プロジェク
トの進捗状況によりますが、以下の(1)から(4)までを想定しております。更に、後述の選定要件を満
たすことを目的とした支援も重点的に行います。
(1)研究開発プロジェクト初期
・ プロジェクト関係者とのコミュニケーションの形成
・ 知的財産管理基盤の整備支援(知財に関する意思決定組織の設置、知財に関する規程類の
整備)
・ 特許情報を活用した研究開発戦略・事業化戦略の見直し支援(特許マップの作成、特許マッ
プに基づく技術動向分析の指導等)
・ 知財戦略の策定支援(事業化イメージの把握、知財ポートフォリオの出口イメージとそれに至
るロードマップの策定) 等
(2)研究開発プロジェクト推進期
・ 知的財産マネジメントの推進(発明の抽出、出願手続支援、知財ポートフォリオ構築支援等)
・ 研究開発戦略、事業化戦略の修正支援 等
(3)研究開発プロジェクト終期
・ 知財成果の総括とプロジェクト関係者間の情報共有の支援
・ プロジェクト終了後の知財管理・活用方法の確認・情報共有の支援
・ プロジェクト終了後の知財成果の取り扱い調整支援 等
(4)研究開発プロジェクト終了後
・ プロジェクトの研究開発成果の活用支援
・ 研究開発成果の知財管理主体の運営を支援 等
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※上記はあくまでも目安であり、例えば、研究開発プロジェクト自体はプロジェクト推進期や終期で
あっても、知的財産管理基盤が未整備、知的財産ポリシーや知的財産戦略が未整備の場合は、
研究開発プロジェクト初期の支援を行うこともあります。
なお、独立行政法人工業所有権情報・研修館(以下「情報・研修館」という。)が別途公募する直近
の「知的財産プロデューサー派遣先の募集」に申請いただくことになります。
3. 派遣期間等
派遣期間は、情報・研修館における準備支援派遣 B の決定から、直近の「知
的財産プロデューサー派遣先の募集」の公募時期までの期間(最大6月を目
安)とします。
派
遣 期
間
ただし、直近の「知的財産プロデューサー派遣先の募集」の公募に応じるこ
とができない合理的な理由があり、次回の公募に応じる可能性が高く、準備支
援派遣 B の派遣効果が高いと認められるときは、委員会による審議の上、情
報・研修館は、準備支援派遣 B の継続を決定することができるものとします。
知 財 P D の
勤 務 形 態
派遣頻度の目安
原則として、研究開発機関等には出張して支援を行います。
派遣頻度は、研究開発プロジェクトの進捗状況により、月1日~週3日の範
囲内とします。
知財PDの人件費は情報・研修館から業務委託された者(以下「受託者」とい
う。)が負担します。
費
用 負
担
また、知財PDの活動費のうち、本事業の目的に資する出張旅費等について
は受託者が負担しますが、派遣先の研究開発機関等における執務環境整備・
消耗品等は、当該研究開発機関等の負担となります。
4. 募集内容
下記①又は②のいずれかに該当することを要し、大学については、さらに③
に該当することを要します。
① 公的資金(競争的な資金)が投入された研究開発プロジェクトを推進す
る研究開発機関等であること。
応
募 資
格
② 公的資金(競争的な資金)の投入が終了した研究開発プロジェクトを有
し、当該研究開発プロジェクトの研究を継続する研究開発機関等である
こと。
③ 学校教育法(昭和二十二年三月三十一日法律第二十六号)で定めると
ころの大学であること。
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5. 選定基準
応募資格を有する研究開発機関等の中から、以下の選定要件の充足度を
総合的に評価し、予算の範囲内で派遣先を選定します。
選定に当たっては、研究開発機関等に対し知財 PD を派遣し、選定要件を満
選
定 基
準
たしているか否かの調査を行います。
なお、プロジェクトの規模、専門性及び地域性などを考慮して、1名の知財P
Dに複数の研究開発機関等を担当させること、または、一つの研究開発機関
等に複数の知財PDを派遣させることを前提として、派遣先を選定する場合が
あります。
下記①~⑧について、原則として、すべてが該当することを要します。⑨に
ついては、選定時の加点要素とします。
① 公的資金(競争的な資金)が投入されている研究開発プロジェクトを実施
している、又は、公的資金(競争的な資金)の投入が終了した研究開発
プロジェクトを有し、当該研究開発プロジェクトの研究が継続されている
研究開発機関等であること
② 当該研究開発プロジェクトが、革新的研究・技術開発に関するものであ
り、かつ、当該研究開発プロジェクトの出口イメージが想定されるもので
あること
③ 責任あるリーダーのリーダーシップのもと、研究開発が着実に実施され
る体制が整っていること
選
定 要
件
④ 知的財産管理の組織・体制が整っている、又は、整う見込みが十分にあ
ること
⑤ 通常支援派遣の終了後、研究開発プロジェクトにおいて自立した知的財
産マネジメント業務を行う体制が整う見込みがあること
⑥ 知的財産関連の活動費(調査費用、出願費用等)が、知的財産戦略を
策定及び実行できる程度に確保されている、又は、確保される見込みが
十分にあること
⑦ 知財PDに対して、その活動を円滑に実施するために必要な所定の権限
(役職)が与えられる見込みが十分にあること
⑧ 知財PDが、十分な活動を実施するために必要な執務環境が整う見込
みが十分にあること
⑨ その他、本事業の成果が十分に期待できる体制・環境であること
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6. 応募書類及び募集期間
応
募 書
類
① 知的財産プロデューサー派遣先(準備支援派遣B)申込書(別添)
提出部数 1部
② 公的資金(競争的な資金)が投入された研究開発プロジェクトであることが
確認できる書面の写し
提出部数 1 部
③ 研究開発機関等案内(パンフレット等)
提出部数 1 部
申込書は全項目を記載してください。枠内に記載しきれないときは、行数を増
やすか別に図表等を添付してください。
※ 応募書類は返却しません。また応募書類作成に係る経費は自己負担に
なります。
募集は随時行っております。
募
集 期
間
なお、申込みを希望する場合は事前に専門人材担当あてに連絡してください。
申込書に必要事項を記入し、郵送と E-mail の両方によりご提出ください。
a)郵 送;
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-4-3
申 込 書 類 の
提
出
先
独立行政法人工業所有権情報・研修館 活用促進部 専門人材担当 あて
b)E-mail; [email protected]
※ メール件名は「【知財PD派遣申込B】○○プロジェクト」としてください。
※ ファイル名は「【知財PD派遣申込B】○○プロジェクト」としてPDFで作成し
てください。
7. 派遣先の選定
選
定 方
法
研究開発機関等から提出された書類をもとに選考の上、研究開発機関等へ知
財 PD が訪問調査を行い、決定します。
選
定 基
準
「5.選定基準」によります。
選
定 結
果
文書にて、選定結果を通知する予定です。
※ なお、派遣申込書に記載された内容と、実際の派遣先内容に乖離がある場合は、選定後であって
も派遣を中止する場合がございます。
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8. 派遣の終了
以下の事由のいずれかに該当したときは派遣を終了します。
① 派遣の開始後に準備支援派遣Bの選定要件が満たされていないことが明らかとなり、かつ、派
遣期間内に選定要件を満たす見込みがないとき
② 研究開発機関等から中止の申し入れがあったとき
③ その他、研究開発機関等又は情報・研修館(及びその委託先)において、派遣ができない事由が
生じたとき
9. 問い合わせ先
独立行政法人工業所有権情報・研修館 活用促進部 専門人材担当 清川、馬場
Tel.03-3580-6949 Fax.03-3580-6959 E-mail:[email protected]
※ 個人情報については、選定及び本事業の円滑な運営のためにのみ利用いたします。他の目的で
利用することはありません。
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独立行政法人工業所有権情報・研修館
理事長 殿
知的財産プロデューサー派遣先(準備支援派遣B)申込書
知的財産プロデューサー派遣先(準備支援派遣B)募集要項に記載された事項を了承の上、以下のとおり応
募します。
平成
年
月
日
( ふ り が な )
研究開発機関等名
代
表
者
印
○
所属・役職
(ふりがな)
氏
事業の責任者
E-mail アドレス :
事業の責任者
〒
部 門 住 所
電 話 番 号 等
研 究 開 発 機 関 等
ホ ー ム ペ ー ジ
1.
Tel :
Fax :
URL :
研究開発プロ (選定要件①関連)
ジェクト名
2.
公的資金の投 (選定要件①関連)
入元及び事業
名
3.
プロジェクトの (選定要件①関連)
経緯や概要
(選定要件①関連)
4.
研究期間
5.
プロジェクトの (選定要件①関連)
予算額
6.
プロジェクトの (選定要件①関連)
段階(初期、
中期、終期)、
研究開発の段
階
6
名
印
○
7.
研究開発体制 (選定要件①関連)
(図)
8.
研究開発プロ (選定要件①関連)
ジェクトと研究
開発機関との
関係
9.
当該研究開発 (選定要件②関連)
プロジェクトの 将来の事業化に向けたプロセスのイメージについても可能な限り具体的に記載してくださ
優 位 性 ( 革 新 い。
的な研究・技
術開発である
ことの説明)、
実効性(出口
イメージを想
定した産業有
用性の説明)
10. 構 成 メン バー (選定要件③関連)
とリーダー(所
属等)
11. 研究拠点、参 (選定要件③関連)
画研究者の主
な研究場所
12. 研究開発プロ (選定要件④関連)
ジェクトにおけ
る知的財産管
理体制
13. 研究開発プロ (選定要件④関連)
ジェクトにおけ
る知財の現状
と課題
14. 知 財 P D の 必 (選定要件④関連)
要性及び知財
PDに期待す
る支援概要又
は想定する業
務概要
15. 知的財産マネ
ジメント業務
の体制見込み
(選定要件⑤関連)
通常支援派遣の終了後、研究開発プロジェクトにおいて自立した知的財産マネジメント業
務を遂行できる体制構築の計画について記載してください。
7
16. 知財関連予算 (選定要件⑥関連)
額
17. 研究開発機関 (選定要件⑦関連)
等内における
知財PDの身
分
18. プロジェクト情
報へのアクセ
ス権限
19. 執務場所
20. 什器類の用意
(選定要件⑧関連)
意思決定会議への参画や研究開発情報へのアクセスの可否等について可能な限り記載
してください。
(選定要件⑧関連)
(選定要件⑧関連)
21. 知 財 P D の た (選定要件⑧関連)
めの宿舎
22. その他 特記 (選定要件⑨関連)
事項(参考資
料)
〒
研究開発機関等
所 在 地
所属・役職 :
氏
連絡担当者
名 :
Tel :
Fax :
E-mail アドレス :
≪本申込書に添付する書類≫
1.公的資金(競争的な資金)が投入された研究開発プロジェクトであることが確認できる書面の写し 1 部
2.研究開発機関等案内(パンフレット等) 1 部
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