<外郭団体に対する天下り対策及び市 OB 再就職の取組みと次

<外郭団体に対する天下り対策及び市 OB 再就職の取組みと次年度以降の取組み>(案)
(平成 25 年 9 月)
項
目
団体役職員
募集事前協議
(総務局)
平成25年度改選
◆「外郭団体における役員選任予定及び職員採用予定の報告等
について」
・外郭団体において役員を選任又は職員を採用しようとする場
合には、下記の目的のため、所管局への事前協議及び総務局へ
の事前報告
(日程)採用時随時
(協議内容)
①役職員採用の団体経営上の影響
選任予定ポストの職務内容・必要性
②役職員採用の要件・手続きの確認
募集手法や日程・募集要件・団体 HP リンク
(役員は 1 カ月程度・職員は 2 週間以上)
③役職員採用時のガイドライン遵守の確認
上記内容やハローワーク活用状況
平成26年期改正事項
◆広く業務にふさわしい人材を求め、最適な人材登用を実施
・民間人、固有職員の積極的な役員登用の方針
・固有職員の人材育成
・積極的な募集手続き、説明できる役員選考の実施
※外郭団体役員に、市 OB の排除を方針と明記することは
⇒外郭団体の経営や運営に制限を加えること
⇒外郭団体の経営や運営に支障をきたす場合もあること
⇒特定経験(公務員)の職業選択の自由を認めないこと
になるため困難
※評価委員会の事前審議や、就職支援会社等の活用、団体にお
ける選考委員会の設置及び選考を実施し、選考の透明性を図る
※外郭団体に対する財政的関与や資本的関与を見直し、再就職
ポストの確保との疑念を招かないようにする
◆役員体制、選考要件の外郭団体評価委員会における事前審査
の導入
以下は、平成 25 年 7 月より実施
・10 月から 12 月のうちに次年度の役職員体制(特に市 OB 関連)
◆「大阪市外郭団体への関与及び監理に関する要綱」第5条
の協議を各団体・所属で実施
・(8)常勤役員数の増加、減少及び選任に関すること
・選考要件に、特定の知識経験ではなく、知識経験を活用した
(⇒外郭団体評価委員会協議事項) 役員就任後の法人経営のビジョンについて重視
・
(9)組織の新設及び改廃(職員の定数配置計画の策定含む。) ・選考結果、内容について、可能な限り情報公開
に関すること
※外郭団体評価委員会の審議後に募集を行うため、期間が必要
・(10)職員の採用(職員採用計画の策定を含む。
)に関するこ ※人事室からは、外郭団体採用の後、市への再就職の必要があ
と(⇒総務局長協議事項)
ればポストを考える必要があるため、2月までに外郭団体の採
用を実施できたらとの要望あり
※そのため、原則は、年内のうちに外郭団体関連の役職員採用
協議や外郭団体評価委員会審議を実施予定
団体役員
募集手続き
(総務局)
団体職員
募集手続き
(総務局)
職員応募
手続き
(人事室)
「大阪市外郭団体における役職員の採用等に関するガイドラ
イン」
・役員の採用に際して、市 OB 職員も対象とする場合は、市 OB
以外のものを対象とする公募手続きを行った結果、適任者がい
ない場合のみに限定
(・ただし、現在の外郭団体改革のため、任期を限定して公募
手続きを省略している 12 ポストあり。)
(平成 24 年度から実施)
①ガイドライン改正
(募集手続き)
・役員公募の二段階選考を廃止し、同時選考を実施
・役員募集期間の厳格化(概ね1カ月⇒1カ月以上)
・就職支援会社等の活用の推奨
(選考委員会の設置)
・市関係者が過半数未満
・固有職員の参画を要請
「上記ガイドライン」
・職員の採用に際して、市 OB 職員も対象とする場合は、以下
の取り組みを義務付け。
・ハローワークの職業紹介事業の活用
・本市 HP に外郭団体募集情報一覧を掲載し、団体 HP の公募情
報とリンク。
(平成 24 年度から実施)
昨年と同様に、市 OB 職員も対象とする場合は、
・ハローワークの職業紹介事業の活用
・本市 HP に外郭団体募集情報一覧を掲載し、団体 HP の公募情
報とリンク
を実施し、機会均等に積極的に取り組む。
「職員基本条例第 47 条第 3 項」
・勤続期間が 20 年以上である職員又は職員であった者は、退
職後、次に掲げる法人などに就職することを禁止
①外郭団体、②職員を派遣している団体、③外郭団体の子法人、
④市が財政的援助をしている法人
(市が出資・出えん・貸付している法人)
(市が 300 万円以上の負担金、補助金、交付金を支出する法人)
⑤退職前 5 年間に携わった行政上の権限行使に係る法人
(退職後 2 年間)
◆ただし、市長が人事監察委員会の意見を聴き、公務の公正性
の確保に支障が生じないと認めて承認する場合には、就職する
ことができる。
(外郭団体の募集⇒人材データバンクで確認⇒人材データバ
ンクを通じて再就職申請⇒委員会で審査⇒可否決定⇒面接等
選考の実施⇒合否決定)
【人事監察委員会の審査の考え方】
◆再就職禁止の適用除外について次の観点から審査する。
① 民間人、市 OB 間での競争性が確保されているか
→人材データバンクへの掲載、ハローワークの利用(役員
を除く。)による手続の透明性
→求人内容の公正性(市 OB に限定されていないか、民間
を排除していないか等)
→役員募集の場合の選考手続の中立性(選考委員会に中立
性が認められるか、選考期間が確保されているか等)
② 知識・経験を活かした再就職であるか
→募集要件への適合性(職歴、資格等)
③ その他、公務の公正性の確保に支障を生じさせる事情
(市民に疑念を抱かせる事情)がないか。
◆民間公募を行わず、ⅰ)特定人を選任する案件、ⅱ)人材デ
ータバンクを利用して市 OB から選任する案件、については、
民間公募を行わない市の方針は踏まえるが、それ以外の点は他
の案件と同様に審査する。